フランス下院選で与党が歴史的大勝か?~明日、投票~

オーマイニュース』に【フランス下院選で与党が歴史的大勝か?】という記事を執筆しましたので、転載いたします。
 6月10日、17日に行われるフランス下院議員選挙で、各種世論調査はニコラ=サルコジ新大統領の与党「国民運動連合」が歴史的大勝をおさめると予想している。下院の定員は577名で、選挙制度は小選挙区制。フランス本土に555、海外領土に22の選挙区が存在する。
 下院議員選挙は2回投票制で、第1回投票で過半数に達する候補がいない場合、登録有権者数の12.5パーセント以上を得票した候補者が決選投票へと進出する権利を得る。
 調査会社のCSAが5月30日、31日に有権者852人を対象に、電話で行った世論調査によれば、10日の投票で与党「国民運動連合」候補に投票すると答えた有権者は42パーセントで、野党第1党「社会党」候補に投票すると回答した26パーセントを大きく上回った。
 同社は世論調査をもとに、各党の議席を予想する。それによれば、フランス本土555議席のうち、与党は過半数をはるかに上回る402議席から425議席を獲得する勢いで、社会党は111議席から151議席に留まる見通しだ。
 与党が優勢の背景には、ニコラ=サルコジ政権の高い支持率がある。調査会社のTns-Sofresが有権者1000人を対象に5月23日、24日に電話で行った世論調査によれば、サルコジ氏の支持率は63パーセントと高く、不支持の34パーセントを大きく上回った。
 今回の下院選は政権への信任投票の色合いが強い。与党が圧勝した場合、今後5年間、サルコジ氏は安定した政権運営に当たることができる。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。