誰もとめられない黒川紀章氏の独走 参院選で植草元教授を擁立

_12_0144.jpgオーマイニュース』に次のような記事を執筆しましたので、転載いたします。
タイトル:誰もとめられない黒川紀章氏の独走
サブ・タイトル:参院選で植草元教授を擁立
【本文】
 建築界におけるメダリボリムの旗手として世界的に知られている建築家の黒川紀章氏の予測不可能な行動が注目を集めている。黒川氏は今春の都知事選に、『共生新党』を結成し自らが党首に就き、同党公認で出馬した。「金をかけた」派手なパフォーマンスと「変人キャラ」はメディアで大きく報じられた。知事選の初日には「約6000万円で購入した」という12人乗りの自家用クルーザーを運転して、隅田川をさかのぼった。選挙戦中盤にはヘリに乗って伊豆諸島をまわった。ヘリのレンタル代は1時間約86万円だ。約1000万円かけてつくった選挙カーには丸テーブル1つ、椅子5脚。シャープの薄型テレビやDVDプレーヤー、トイレもついていた。そして、選挙カーを高級車センチュリーが先導した。
 「スポーツ報知」が「テレビ界では、そのあまりに斬新なキャラクターから『革命児』として扱われている」と報じるように、知事落選後からテレビ、ラジオ、雑誌から黒川氏は引っ張りだこになっている。渦中にある黒川氏は4月21日、渋谷区長選挙に立候補していた宅八郎氏の応援に駆けつけ、「世界に通用するのは、黒川の建築、宮崎(駿)アニメ、そして『萌え文化』『オタク文化』だ。そのシンボルとして彼がいる」と応援した。そして、「私はこの夏、参議院選挙に出馬する。私は総理大臣になります」と突如、参院選への出馬を表明し、報道陣を湧かせた。参院選まで3ヶ月をきる中、どのような戦略で挑むのか……に注目が集まる黒川氏は5月1日に離日し、中旬まで世界各国を回わり、バカンスを楽しむ。
 宅氏の応援演説中で述べたとおり、今夏の参院選比例区で「共生新党」を率いて黒川氏は自ら出馬する。側近は「黒川先生の政治にかける熱意は本気です」と語る。出馬には10人の候補者が必要で、黒川氏は「最低、5名は当選させる」と意気込む。
同党から出馬する人物を現在、探している黒川氏は候補として女優で妻の若尾文子さんやテリー伊藤氏、渋谷区長選挙で苦杯を舐めた宅八郎氏の名をあげる。
 中でも注目されているのが、痴漢容疑で逮捕され現在公判中の植草一秀氏を経済担当スタッフとして登用することだ。同氏を「優秀なエコノミスト」と評価し、擁立を目指す。黒川氏は植草氏を「優秀なエコノミスト」と評価し、「事件に巻き込まれてしまったが、僕はそういう人を助ける。どこまで助けることができるかは僕のテーマ」と語った。
 テリー伊藤氏から「おたく評論家」、「痴漢容疑者」まで片っ端から声をかける黒川氏。今夏の参院選でお見えできる「共生新党」の顔ぶれが今から楽しみだ。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。