ロワイヤル人気にかげり:仏大統領選

日刊『ベリタ』に「ロワイヤル人気にかげり:仏大統領選」という記事を投稿しましたので転載します。
 4月のフランス大統領選挙の有力候補、セゴレーヌ=ロワイヤル下院議員(社会党)の支持率低下に歯止めがかからない。世論調査会社IPSOSの1月31日の発表によれば、第1回投票で投票すると決めた候補では、ニコラ=サルコジ・国民運動連合党首兼内相が35%でトップにたち、2位のロワイヤル氏の26%を上回り、9ポインの差をつけた。 
 
 3位は極右のジャンマリー・ルペン・国民戦線党首の11%。決戦投票でもサルコジ氏に投票すると答えた人は54%で、ロワイヤル氏の46%を上回った。調査は1月26日と27日に有権者959人を対象に電話で行われた。 
 
 ロワイヤル氏の人気低下の原因は、大統領候補としての資質が問われる「失言」を繰り返したためと見られる。 
 
 カナダ・ケベック州の知事の声をまねて電話してきたフランス人コメディアンが、コルシカ島の独立問題の是非を尋ねた。ロワイヤル氏は「国民は反対しないと思う」と笑った後、「また新たな波紋を呼ぶから繰り返さないで、内密に」と答えた。この電話の内容がラジオで流され、各メディアが一斉に後追いした。 
 
 また、ロワイヤル氏は1月25日のラジオ番組で、フランス政府が所有する原子力潜水艦の数を聞かれて「1隻」と答えた。しかし司会者が「7隻だ」と言うと「そう、7隻」と言い直した。 
 
 ところが、実際は「4隻」。左派リベラシオン紙ですら「(大統領として)大丈夫かの疑念が右派以外にも広がっている」と評した。 

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。