フランスで女性大統領が誕生する日

来春にフランスでは大統領選挙が行われる。
今月、野党第一党・社会党の候補者として選出された人気女性政治家・セゴレーヌ=ロワイヤルさんの人気は一向に衰える気配がない。思えば彼女にインタビューしたのは今年の1月31日のことだった。もう10ヶ月以上前のことである。2005年11月から、ロワイヤルさんが次期大統領だろうと秘かに確信していた私は、ロワイヤルさんとの接触する機会を探り、面会に至った。彼女の経歴・思想・人柄については拙著 『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』で「女性大統領が誕生?」と題して、1章を割いて書いた。
 以下はその章の小見出しである。
1 右派政権へのプロテスト
・「初期雇用契約」案を強行したドヴィルパン内閣
・新雇用法は撤回
2 大統領選挙に向けた右派陣営の動き
・サルコジ氏に反旗を翻すドゴール主義者がUMPから出馬
3 注目の社会党ロワイヤル議員
・同性カップルの結婚合法化を支持
・サルコジとロワイヤル―――勝つのはどっち?
・ロワイヤルさんと会えないか事務所と交渉
・初めてロワイヤルさんに会った
・ロワイヤルが正式出馬
 私は章を次のような一文で締めくくった。
「男性優位のフランス社会で女性大統領が初めて誕生すれば、世界に衝撃を与えるだろう。2008年にはアメリカで大統領選挙が行われる。ロワイヤル大統領誕生は、出馬が確実視されている民主党の上院議員・ヒラリー=クリントンさんへの風になろう。ドイツ、フランス、アメリカの女性首脳3人がサミットで並ぶ姿が目に浮かぶ。」

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。