仏女性 3日に1人“DV”で死亡 「駆け込み寺」建設も


産経新聞はインターネットで『仏女性 3日に1人“DV”で死亡 「駆け込み寺」建設も』という記事を配信しています。
以下、引用です。
★★★★★★★★★★★★★
 【パリ=山口昌子】フランスのボートラン社会結束・男女平等担当相は22日会見し、今年1月1日から平均して「3日に1人」、女性が“家庭内暴力(DV)”の犠牲で死亡しているとの衝撃的な統計を発表し、女性が相変わらず「弱い性」であることを指摘した。女性の人権擁護団体らは25日の国連の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に向け、抗議デモを呼びかけている。
 担当相は夫や愛人など知人に殺害される女性の社会階層は「全域」に及ぶと述べ、貧富の差や地域の区別なくフランスで女性がDVの犠牲になっていることを指摘した。
 22日発行の仏パリジャン紙の調査によると、周囲の女性がDVを「受けているか受けた」と回答したのは30%、この問題で当局が「十分に効果的な対策」を取っていないと批判したのは75%にのぼった。
 一方、サルコジ内相は同日、1年前に結婚を拒否したため付き合っていたパキスタン人男性に焼殺されそうになったアラブ系女性の「勇気」をたたえて、フランス国籍を与えた。この男は本国に逃亡したが逮捕され、このほど、フランスに身柄送還されて殺人未遂で本格的な取り調べを受けている。
 フランスでは最近、女性の法的結婚年齢が15歳から18歳に引き上げられたが、担当相は女性がまず、自分に非があるという固定観念から「脱出する必要がある」と述べた。国営テレビ5などで10分間の短編PRを流し、女性の自覚を促すという。来年1月から電話による相談窓口を創設するほかDVから逃れるための一種の“駆け込み寺”の建設計画を明らかにした。
★★★★★★★★★★★★★
フランスがいまだ男性優位社会だということを示すような話です。
女性のセゴレーヌ=ロワイヤルさんが大統領になればマッチョのフランス社会が変わるキッカケになるのでは……というフランス女性は少なくありません。社会党が効果的なDV対策を示すことで、女性の票を掘り起こせるのではないかと思います。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。