東京レズビアン&ゲイパレードに参加して

東京レズビアン・ゲイパレードに参加した。
知り合いとも何人も会え、楽しかった。
今度、ゲイ雑誌『バディ』で私が参加したロンドン、アムステルダム、リール、ブリュッセルのゲイ・パレードを報告する記事を書いた。パリのパレードについては機会を改めて紹介しようと思っている。
欧州のパレードに比較すれば、規模は小さい。フロートが小さい。しかし、パレード復活二年目だから、しかたないのだろう。一〇年、二〇年すれば数十万人が参加する欧州級のパレードになるかも知れない。
気になった言葉が二つあった。
一つは「私たち性的少数者(セクシャル・マイノリティ)」という言葉。フランス語では絶対に遣われない。少数者という受け身の言い方でなく、主体的なLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)という語が用いられる。日本でも「私たちLGBTは……」といえる日が来て欲しいと思う。
二つ目は「同性婚」という言葉。「同性婚を!」とプラカードに掲げている人がいた。私もこの語を遣っていたら、フランス人のゲイ・アクティビストからたしなめられた。彼曰く、「私たちは現在の結婚とは別の『同性婚』なるものを求めているのではありません。結婚制度が異性カップルだけでなく同性カップルにも開かれることを求めているのです」
つまり、「同性婚」でなく、「同性カップルの結婚合法化」がスローガンとして掲げられるべきだ。長いから、面倒くさいときは「同性婚」という語を私もつかうのだが……。
パレードで頭にきたことがある。警察の態度に、である。明治通りの片側を開放するのだが二車線あるうちの一車線しかパレードのためにつかわせない。ヨーロッパならば明治通りを全面閉鎖して、パレードのためにつかわせるだろうに………。
これは東京知事をゲイ・フレンドリーな人に変えれば、可能かもしれない。東京都知事選挙、統一地方選挙、参院選挙は来年だ。同性愛をテーマにしよう。同性愛の候補をたてよう。しかし、来年はあの青島幸男・知事登場から一二年の年。参議院選挙は低当票率になるだろう。あの年は43%だった。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

東京レズビアン&ゲイパレードに参加して」への2件のフィードバック

  1. MJ

    あんまし「ゲイパレード」「ゲイパレード」言ってると「LBTI」の皆様からクレームがつきますよ。「プライドマーチ」とか言った方が格好良い。今年は一部のTS・TGの皆様からボイコットされちゃったみたいだしね…。

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