『労働者の闘い』党首に取材する

9日(木)はフランス大統領選挙に5回出馬しているアルレット=ラギエ『労働者の闘い』党首に、本ブログ読者で朋友のEri様ご夫妻と取材してきた。笑顔の素敵なおばさんだった。
事務所の住所にたどりついたのだが、建物に「労働者の闘い」と表示されていない。ここでいいのかなーと思い、その前をうろちょろしていると、扉が開き事務員が出てきた。中に入ると入り口前に監視カメラが設置されているようで、そのモニターが目に入った。同党は私書箱の番号しか公開しておらず、住所を公表していない。表札を出さないことといい、革命的警戒心をもっていることの証だろう。きっと襲撃を警戒してのことにちがいない。
同性愛の話をふったら、答えは返ってくるものの、あまり話したいテーマではないのだな、という気がした。というのは、同党の歴史や郊外暴動に関して質問したときは、質問してすぐに明晰な答えが返ってきたのに、同性愛の問いにはしばし考え込み、それまでの明晰さが失われた。人それぞれ、得手不得手というものがある。わしだって「同性愛者の人権」についてならいくらでも話せるけれど、「いまフランスで話題になっているCPEが与える社会的影響」について話せといわれれば、しどろもどろになってしまうだろう。というよ即座に返答などできない。そこをいくと、苦手なテーマでも返答できるラギエさんはやっぱりプロの政治家なんだなと思う。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。