人生色々、証拠も色々

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「人生色々、証拠も色々です」
「疑惑をかけられたほうが査察を受け入れて『疑惑はない』としめすべきであります」
と小泉純一郎・首相が民主党の側だったら強弁していたにちがいない(疑惑を受けた側が疑惑がないことを立証すべしという論法はイラク戦争後、大量破壊兵器がなかったことをめぐる論議で小泉氏がつかったもの)と私が密かに思っている「ホリエモン偽装メール」を巡る一悶着は民主党側が謝罪するという形で収束しそうな勢いである。イラク戦争のように偽造証拠をもとに戦争をおっぱじめ、ひとつの国を破壊したわけではないのだから、それに比べたら「たいしたことではない」と小泉節をブチかますほどの余裕は民主党にはない。シュンとしてしまった。
民主党といえば世代交代論が前原誠司さんや野田佳彦・国対委員長などのグループから出てきていた。菅直人氏や小沢一郎氏などのベテランは引っ込んでおれといわんばかりの「若さ」第一主義にある種の違和感を私は持っている。百戦錬磨の自民党を相手に民主若手を中心とした執行部だけでは何とも心細い気がしてならないのだ、政権交代を望むものとしては。もし、小沢氏なり菅氏なりといった民主党内ベテランが幹部だったら、今回の偽装メールの扱い方もまた違ったものになっていただろうという気がしてならない。
ブログで先週書いたとおり、(格差社会や談合是正で見せた)前原誠司・代表の政治スタンスに私はわりと好意を持っている。代表になるには早すぎたなのかなぁーという気がしなくもないので、リーダーとしての力をもっと身につけてから、民主党の代表になってほしいな、と思う今日この頃なのだ。
*:ヤン=ヴェーリング『緑の党』全国書記を及川健二が撮影したもの。34歳の若き党首。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

人生色々、証拠も色々」への4件のフィードバック

  1. tn

    >と思う今日この頃なのだ。
    この言い回しがパリまで蔓延しているとは(笑)。
    そういえば、「きっこ」さんは世田谷在住らしいけど、彼女(?)と地元の保坂展人さんとは接点あるんでしょうか?

  2. eri

    及川さん、いいこといいますね。
    前原氏の場合、代表になるには早すぎたというよりも、スタンドプレーをかっこよしとする若さゆえの驕りのようなものを諌めてあげるベテランのバックアップ体制が整っていないことが問題なのでは・・・。ブザンスノが年長者の意見を聞きながら熱心にノートを取っていたのを思い出しながら、ブザンスノの迫力は、ベテラン陣のサポートあってのものなのかもしれないと思ったのでした。

  3. tn

    英国自由民主党(UK LibDems)の新党首が、今日15:00GMTくらいに発表されるそうです。先だってbisexualをカムアウトしたSimon Hughes氏の当選なるか注目です。客観的情勢はちょっと厳しいようですが。。。

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