ゲイ映画!アン・リー監督『ブロークバック・マウンテン』を見て

酒・タバコ・カフェイン禁止のモルモン教徒でしめられる保守的なユタ州で上映禁止となったアン・リー監督『ブロークバック・マウンテン』をパリ市内の映画館で21日(土)に見た。2時間15分のやや長めの映画に多少の退屈を覚えながらも、しかし、最後まで静謐な気分で見ることができた。妻子を共に持つ60年代カウボーイの「禁じられた愛」の物語である。
アメリカの大自然のもとで繰り広げられる愛は美しく甘美だ。しかし、何故か年を経ても、ふたりの愛には成熟というものが見えなかったのは何故だろうか。男子高校生同士の恋愛がそのまま年をとっても続く、そういう淡さ・純粋さがあった。しかしながら、映画としての成熟度はきわめて深い、熟成されたワインのように。
最近見たフランソワ・オゾン監督のゲイ映画「残された時間」は映画としての成熟度という点では深さがなかったが、しかし、ストーリーの清新さがあった。ボジョレレーヌーボー的といえるかもしれない。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

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