ルペンの子たちはみな踊る

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写真は及川健二が国民戦線・主催の舞踏会で撮った写真です。暗いところだったので、ピントが甘いですが御容赦ください。鳥目なもので暗いとピントを合わせられず勘でとります。

さて、暴動の話をします。
日本のニュースの影響なんでしょうか、パリ市内もさぞかし緊張した雰囲気なんでしょうね、というメールを何通かうけました。そんなことはありません。まったく平穏、平和そのものです。
シャンゼリーゼ通りで動乱が起こる、なんて先週土曜日云われましたが、あれはニコラ=サルコジ内相のパフォーマンスなんではなかろうか、と私は思っています。厳戒体制で力強いリーダーを演じたいがために誇張した話なのでは、と。動乱があると噂された土曜日夜、サルコジ内相がシャンゼリーゼをメディアを引き連れ訪れる、というパフォーマンスをやってのけました。わたしも凱旋門近くにそのときいたんですけど。
極左政党「労働者の闘い」アルレット=ラギエ党首(♀)が喝破していましたが、暴動で燃やされた車のほとんどは、億万長者や政治家の者ではなく、貧しい地区に住む労働者のものです。破壊された商店にしても貧困地区で一所懸命、働く人々の店です。貧しい地区に住む若者が自分たちの街を破壊した……。それが動乱の一側面です。
国民戦線は郊外の暴動を「わしらが予告したことや」といって意気軒昂です。
国民戦線ホームページや同党ナンバー2のゴルニッシュさんホームページでは、同党がつくった1999年欧州議会議員選挙のCMが流されています。荒廃したパリを国民戦線が救うというアニメです。会話はまったくないので、フランス語が分からなくても御覧になれます。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

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