仏で政治家の私生活暴露“解禁”へ ニコラ=サルコジ内相の離婚騒動きっかけに

いま少しずつブログを整理しています。新規読者が増えてきたこともあり、過去の内容を見やすくしようと思います。比較的重要でないものは削除する予定です。
さて、以下、お仕事で書いた記事です。
【パリ13日=及川健二】2007年のフランス大統領選挙で出馬が有力視されているニコラ・サルコジ内相=国民運動連合(UMP)党首=に、「新しい恋人ができた」と地元メディアが一斉に報じている。 
 
 サルコジ内相とセシリア夫人は現在別居状態にあり、夫人がバカンスを別の男性と過ごすなど、離婚は秒読み段階といわれてきた。サルコジ内相にも恋人ができたことで、18年に及ぶ結婚生活は完全に終わりを迎えようとしている。 
 
 サルコジ内相の新しい恋人は、1992年から保守系朝刊紙フィガロで働く政治部記者、アンヌ・フュルダさん。今月5日にリビアを訪れた際、内相自らが同行記者団に交際の事実を明らかにしたという。フュルダさんは最近まで大統領府担当の記者をしていたが、今は遊軍記者になっている。 
 
 サルコジ内相の離婚騒動をめぐる報道は、今年5月下旬にスイスの新聞が報じたことによってフランスでも解禁となった。8月下旬にはゴシップ誌「パリマッチ」がセシリア夫人と新しい恋人とのツーショット写真を掲載、サルコジ氏を激怒させた。 
 
 フランスでは政治家の私生活を報道することは戒められてきたが、今回の騒動をきっかけにその伝統は変容しつつある。英米流の社会を目指すサルコジ氏のスキャンダルによって、ジャーナリズムの世界は早くもプライバシーをも暴露する「米英流」になったのは、何とも皮肉なことだ。 

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。