キムチ鍋もどき

汗が全身にあふれるぐらい辛い料理を急に食したくなった。
キムチ鍋でもつくるかと思い立ち、食材を揃えるためにPlace d’Italy駅一体に広がる中華街へと赴いた。
フランスの一般のスーパーでは白菜や大根は売られていない。日本や中国の食材店にくらべると、店頭に並ぶ野菜の種類は格段に少ない。
中華街のスーパーで、「豆板醤」(とうがらしみそ)と思しき、ハングル文字が記載された瓶に入った真っ赤なテースト状のものと、しいたけ・大根・もやし・名の知れぬ緑野菜・豆腐・ミントの葉・とうがらしを乾燥し粉砕したもの・鶏肉を購入した。キムチは値が張る(100gで大根四本分の価格)ので買うのをやめにした。家に帰るなり、沸騰させた鍋にミントを入れミントティーをつくり飲んでから、キムチのないキムチ鍋もどきを作り始めた。
途中、味見するたびに物足りなさを感じたので、納得がいくまでカレー粉を注いだ。
真っ赤なドロドロのキムチ鍋もどきが最終的にはできあがった。水1㍑に、キムチの粉を300g〜400gぐらいいれたから、相当辛くはなった。しかし、美味とはいえない。まあ、汗をかけたから、いいか。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。