ゲイパレードとおとなりさんのトンだ母親

 来週水曜日に学生寮を出て、パリ郊外に引っ越します。
 Gay Pride @ Parisが近づくにつれ、多少憂鬱な気分にもなっています。一つはリオのカーニバルほどではないにせよ、大規模なイベントのために取材しつくせるのか……ということ。第二に、今年も異常気象か?!といわれるほど、フランス各地で真夏日が続いておりまして、土曜日もおそらく、晴天で33度を超すでしょう。猛暑の中、カメラ機材を背負って取材するのはかなり憂鬱です。
 ところで、昨日の夜、私が住む八階の廊下を、旅行バッグを抱えてうろついている中年白人女性がいました。私の隣室で佇み繰り返しノックしているので、「どうしまたか?」と声をかけると、「娘がここに住んでいるんだけど、いないんだ。オスロからいま着いたところだというのに」とたいそう不機嫌な御様子でした。「あなた、彼女が何しているか知らない?」というので、「知りません」というと、「携帯、持っていない?」と聞かれたので、「Pardon?」と聞き返しましたら、突然キレ出し、「携帯電話を持っていないかって聞いているんだ!」と怒鳴ります。「Non」とこたえて、部屋に向かいました。「廊下で寝るしかないわね」とぶつくさ、いっているのが、聞こえてきました。
 館長の部屋番号を私は知っているので、事情を説明すれば入れてもらえたかも知れません。しかしながら、お隣さんと普段、交流があるわけでなく、その親から突然、怒鳴られたことで、馬鹿馬鹿しくなったので、放っておきました。
 大学がもう終わったからでしょう、朝から晩まで隣室の女性は恋人と過ごしています。以前は夜、性事に勤しんでいる声が聞こえてきたのですが、最近は隣室を気遣ってかお昼に戯れています。四ヶ月、ほぼ毎日といっていいほど彼氏と会い、ヤッているわけですから、素晴らしい体力・精力です。セックスレスなどという語彙は彼/彼女にはないのでしょう。母親が来た日も、彼氏と朝から遊んでいたことを私は知っています。その日は音楽祭りの日で、パリの各所でコンサートが開かれていました。親が来るというのに、放って出かけてしまったんでしょう。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

ゲイパレードとおとなりさんのトンだ母親」への2件のフィードバック

  1. 松本菜津美

    Salut,Kenji!!C’est natsumi!Je viens de trouver par hasard ton blog maintenant,et je suis surprise…Toi,il me semble que tu fais un effort a Paris.Je t’admire!!Si tu veux bien,laisse-moi faire quelque chose pour toi.Je ferai ton aide avec plaisir…!!及川君こんにちは!元気?ナツミです。いやー今偶然あなたのブログを見つけてしまって、すごく驚いた・・・。そして一体何を検索していたのか忘れちゃったよ。パリで頑張っているようで敬服の至りです。何か手伝える事あったら言ってちょうだいな。無料奉仕するから(笑)。私はまた年末に、ギャラリーなんかを調べにパリに行くかもしれないけれど、あなたは帰ってきちゃうかな?ではまた、メールなどで。このスペースに個人的なことを書いちゃってスマン。

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