HIVの話

松沢呉一さんがHIVに関する話を書いていて思い出したのですが、私も昨年11月、パリ市内でHIV検査を受けました。結果は陰性でした。医者から個室に呼ばれて結果を聞くときって、顔面蒼白、冷や汗たらたらでした(鏡を見たわけではないので想像ですが)。「感染しているはずはない」とそれまで思いこんでいて、検査なんぞ受けたことなどなかったのですが、考えるところがあって、検査してみました(詳しい話は『Gay@Paris』に掲載します。原稿は昨年、執筆済)。
フランスでは昨年、6000人のHIV新規感染者が確認されたと発表されています(このネタも『Gay@Paris』原稿に執筆済)。シラク大統領は国際エイズ週間には国内向けに演説をしますし、日本よりも遙かに啓発キャンペーンが進んでいます。なのに、この数値です。
わしは自分が20半ばですから、20代や10代の男女と話す機会が多いですが、これまでHIV検査を受けたことあるっていっていたのは、医学部生の友達だけです。すすめても「まぁ、大丈夫でしょう」っていうんですね、たいてい。で、もって、「オーラルセックスでは、吸う側に感染の可能性がある」って話をすると、「そんなの初めて聞く」って答えが返ってきます。
HIVに感染するのは、無差別にヤリまくっている人限定……みたいなイメージがあるようで、彼氏とのみ(あるいは知っている相手のみ)とやっている限りはヘーキだと考えている人が少なくないように思います。
わたしは鞄にHIV啓蒙のパンフレットやポストカード(フランス語)、啓発キャンペーンのコンドーム二つ(一つは日本で入手、もう一つはパリで入手)を入れておりまして、パリ市内の検査できる場所のリストも持っています。
☆松沢さんの記事は以下参照☆
http://www.pot.co.jp/matsukuro/archives/2005/05/15/104510

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

HIVの話」への2件のフィードバック

  1. 及川健二

    この記事を読むと、夫は感染を知りながら、妻には告知せず感染させた……ということですよね。フランスでは、感染を知りながら、恋人とコンドームなしでセックスをして、感染させた男が刑事罰を受けています。アメリカでもそういった事例があると聞きました。フランスでは、恋人に感染させられた人たちのネツトワークもできているとか。

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