ブリュッセルに到着!

只今、最終電車でロッテルダムからブリュッセルまで行き、ホテルに到着したところです。明日、ゲイパレードです。欧州時間の本日は、朝の七時に起きまして、朝九時から夜七時まで、オランダで暗殺されたゲイの政治家、ピム・フォルタインのイベントを取材していました。フィルムが36枚撮りで、8本もつかってしまいました。
心にしみるイベントで感激しました。
食事をする間もなく、動物園でハンバーガーを一つ昼食に食べ、夜食はバーガー・キングのハンバーガーとポテト。旅行しているのに、なんつー食生活でありましょう。
その前日はデンマークからアムステルダムに飛行機で飛びまして、売春街をほっつき歩いていました。いわゆる、「飾り窓」地区ってやつです。オランダの売春事情はいまさら、わしが説明するまでもないでしょう。
「多文化共生」先進国のウルトラ・リベラリズムのオランダですが、フォルタインが殺されてから危機が露呈し、深刻な亀裂が社会に走っています。今後は彼の国のリベラリズムは修正されていくに違いありません。
だいたい、イスラムを批判している女性政治家が、身を守るため、身を隠さなければならなくなっています。これは参加者の二人からきいて、まだ確認したわけではありませんが、移民排斥を唱える政治家の一人は、身の安全を確保する為に監獄の中にいる、ということをききました。彼らは、
「テロリストが野放しで、政治家が監獄にいなければならない。なんて国だ、ここは」
と嘆いていました。
ちなみに、フォルタインを殺したエコロジストの刑期は12年だそうでして、あと9年で娑婆に出てくるとか(これもまだ、確認していません。フランスに戻りましたら、資料・文献にあたります)。
支持者の中には、
「あと、9年、待っているからな」
と息巻いている人もいました。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。