パーティーの作法

 レズビアン&女子に送るエロチック雑誌『カーミラ』スタッフの川西由樹子さんから依頼があった2005年6月上旬発売予定のカーミラ8号用の原稿を、昨日の夜、したためた。原稿用紙2枚という要求であったのだが、書くのに熱中していたら、それをはるかに上回る分の原稿を書いてしまった。とりあえず、編集部に送り中身を吟味してもらい、その後で、削ろうと思う。
 パリに来る前・来た直後には、
「何か面白いものがあれば、うちにぜひ書いてくださいね」
というセリフを、まあ半分はリップ・サービスなのだろうが、雑誌編集者の何人かから云われたが、書くべき「おもしろい何か」を発見できないままにいたら、原稿依頼がまったく来なくなった。『カーミラ』原稿がもし掲載されれば、今年初の仕事である。掲載されなければ、今年の仕事はしばらく、なさそうだ。松沢呉一さんは「風俗ライター」をやめたそうだが、わしの場合はライター自体、もうやめそうだ。
最近は早寝早起きの規則正しい生活が続いている。昨年は学生パーティーによく参加したが、最近はさっぱりである。なぜならば、こちらのパーティーはたいてい、開始が木曜日の夜23:30、終了が朝5:00なのである。わしの部屋でスペイン人・ノルウェー人・チリ人などの友人を集めてパーティーを昨年末、催したのだが、開始時間を「夜八時半にする」といったら、「早すぎるだろう。それじゃ、夕食の時間だ」と文句をいわれた。そして、「やはり、文化の違いなんだね」とも。
睡眠欲が人以上に強いのだろうか、私にとって完徹(完全徹夜)は難行に近い。それにくわえて、徹夜をしてしまうと、一週間の生活が崩れる。スペイン人の友人らは三連チャン(三日連続)で毎夜、パーティーに参加していたがピンピンしていた。「これが、スペインだ」といっていた。
拙宅でのパーティーにスペイン人の男ども四人が遅れてきたのだが、完全に酔いがまわっており、部屋に消化器を持ちこむわ、隣の部屋を窓から覗くわ、壁が崩れるんじゃないかと思えるほど大騒ぎするわで、大変だった。隣室のフランス人はキレていた。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。