『常識を越えて』、残部300冊

 『伝説のオカマ』東郷健さんの半生を綴った『常識を越えて オカマの道、七〇年』は一部断裁されましたので、残部が300冊をきっているようです。残部が売り切れれば、そのまま絶版ないし在庫切れになるでしょう。市場にはさほど出回りませんでしたので、古本屋で発見するのは難しいでしょうから、御興味を持たれた方はお早めに御購入されることをお勧めします。私が編集に関わった保坂展人さん著『年金のウソ』は、著者が直販で1000冊近く売ったそうでして、『常識を越えて』もそれに見習い、著者自ら販売に力を入れる決意であります。
 同著は東郷健さんと及川健二の共著であり(後者が編集・企画・構成も手がけた)、五〜八章とあとがきを私が担当しています。健さんについて『週刊金曜日』誌上(*1)に書いた記事を英語圏の研究者が英訳する計画がありまして、来年あたりには出る予定です。仏訳もそのうち、出るでしょう。筆者自身が仏語にするだけの話ですが。
 日本では存在を忘れつつある東郷健さんですが、そのうち海外のゲイから注目される人物かもしれません。『常識を越えて』が英語・仏語からはじまり、10ヶ国語以上に翻訳され、印税が著者のもとに転がり込む日が来ないだろうかと、夢想しています。
*1;この記事については、『「オカマ」は差別か』(ポット出版)に全文掲載されている。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。