仏極右・ルペン党首人気が最高水準、右派政権への不満

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TNさんが教えてくれたのですが、こんな記事が出ています。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060523i411.htm
仏極右・ルペン党首人気が最高水準、右派政権への不満
 【パリ=島崎雅夫】フランス人優先の国家建設や強硬な移民排斥を訴える極右・国民戦線(FN)のジャンマリ・ルペン党首(77)の人気が過去最高のレベルに達した。
 仏週刊紙ル・ポワンが先週発表した世論調査によると、ルペン党首の支持率は22%を記録、2002年の大統領選で獲得した16%を大幅に上回った。
 昨年10月の支持率は8%だったが、同年秋の移民系若者による暴動を機に上昇に転じた。
 今年は2月12%、3月13%、4月14%と上昇を続けており、07年次期大統領選に向けて、極右旋風を起こすのではとの観測が強まっている。
 移民が多数居住する大都市郊外で暴動が起きて治安が低下し、移民政策への懸念が強まったことや、政界疑惑で新たな改革が出来ず、レームダック(死に体)化した右派政権への不満が、ルペン人気の急上昇を支える要因となっている。
 ルペン氏は、02年の大統領選挙では、社会党のジョスパン候補(当時首相)を破ってシラク候補(同大統領)に次ぐ2位となり、決戦投票に進んで、仏国内はもとより欧州各国に大きな衝撃を与えた。
(2006年5月23日18時39分 読売新聞)
◆◆◆◆◆
 わたしは昨年、フランスで欧州憲法が国民投票によって否決されたときに、極右の動向を中心に週刊金曜日で記事を書きました。そうしたら読者複数から、「あれは左翼の勝利であり、極右の勝利ではない」旨、反論をいただきました。フィリップ=ドヴィリエ氏やジャンマリー=ルペン氏の暗躍があったことは間違いなく、だから警戒せよ!と記事を書いたのです。
 ルペン氏の人気が過去最高というのは、昨年の欧州憲法からの勢いでもあります。
 左翼の勝利!と呑気に喜んでいる場合か、といいたい。
 勝利したはずの左派陣営では、大統領選に向けいまだ候補者を選べないでいません。それどころか、極左政党『労働者の闘い』アルレット=ラギエ党首格が出馬を表明するなど、分裂しそうな勢いだ。
写真はルペン氏の娘・マリーヌ=ルペン。及川健二・撮影。

カテゴリー: 【写真劇場】渡る世間にメガトンパンチ | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

仏極右・ルペン党首人気が最高水準、右派政権への不満」への2件のフィードバック

  1. アクエリアス宮原

    >>勝利したはずの左派陣営では、大統領選でいまだ候補者を選べないでいません。
    は、「勝利したはずの左派陣営では、大統領選でいまだ候補者を選べていないではないですか!」というぐらいの意味かな?
    へえ、ルペンってそんな人気あるんだ。ジリノフスキーとかハイダーとか石原慎太郎とか、極右は民衆の熱狂的な人気を一身に集めやすいのかな?でも日本もそうだけど、それに対抗できる左翼のカリスマっていないよね。日本でしいて(あえて)いえば辻元なんだろうけど…。

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