第17回セミナー
テーマ:組版が立ち現れるまでに
〜明解日本語文字組版再構築
参加者の意見や感想


第17回セミナーにいただいた意見・感想・批判などを掲載します
●掲載は、新しく届いたものから順に掲載しています。「感想--01」がセミナー後、最初に届いたものです

  感想--02
行末の中黒も「中黒」です
藤島 雅宏
  
hirofuji@ctc-g.co.jp
1999.12.15


伊藤忠テクノサイエンス(株)の藤島です。
17回の「…考える会」を受講し、これまで色々と議論されたことが思い出されました。先ずはスタッフの皆さんのご尽力にお礼申し上げます。

何時も的確な問題指摘がなされ、現場で作業をされている方々のご苦労が忍ばれます。最近は組み版関連システムのご紹介も主務でなくなり、もっぱらアウトサイダーになってしまいましたが、種々議論された項目はどれも心に響くものを感じました。

今回の会合をもって、ひとまずの区切りを付けられるとのこと、本当に残念なことですが、また、新たな気持ちで再出発されることを希望します。この会を通じてお知り合いになった方々には、今後何かの機会にお世話になることもあるかと思います。今後とも宜しくお願いいたします。

◎会場の質問に対して補足。
会場から、「中黒の行末揃えで、四分の空白を詰めると、『中黒』が真ん中に位置しなくなり、『中黒』が中黒でなくなるのではないか?」という趣旨の質問がありました。会場では時間に追われていたので、コメントしませんでしたが、例として示された図の、表示の仕方が不味いために質問者は誤解をされていると思います。

図の組み版例では、全角文字を「字面寸法」の枠で示しているため、行末の半角中黒の前後の空きが不揃いに見え、あたかも行末の「四分」だけを詰めたように見えてますが、実は中黒の前の「四分」も詰めてあり、中黒は「半角」として組まれています。例の図で全角文字を仮想ボディー枠で示せば、原稿用紙のマスの様に四角が連続した形になり、半角中黒も半角のマスの中央に位置していることが、良く分かると思います。この辺は図の書き方のテクニックで工夫されたらと思います。読みとる方も良く気を付けないと間違えてしまいます。ですから、回答は「中黒は半角に扱ってますから、ご安心下さい」ということです。

◎年末のお忙しい中、これまでのセミナー報告で遅れている分をUPしていただけるとのことですので、今暫くこのお部屋も徘徊させた頂きますが、ご担当のご苦労に対して、声の応援をお送りします。頑張って下さい。皆様それぞれに良いお年をお迎え下さい。 
 

感想--01
「行末」に共感
輿石
  
kosiisi@pa2.so-net.ne.jp
1999.12.05


 輿石と申します。今日は良いセミナーありがとうございます。 組版の実現は「行末を揃える」に集約される、とのメッセージが印象的でした。 QuarkXPressで特に縦組み組版をする場合、痛感していた言葉でしたので、みんな同じなのかな〜 と驚きました。あと、細かい組版ルールの実現にはQuarkXPress4もメリットあるなー と4のユーザーとして拝聴しながら考えてしまいました。 (QuarkXPress4.1の時にバージョンアップ料2万円くらいにすればQuark社への世間の評価も変わるのに・・)


 


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