2009-10-20

お部屋1962/「作家」という肩書き

前々から「やれ」とせっついていた「実話ナックルズ」の編集部ブログが始まりました。当面は久田編集長が書くようです。懐かしい話もいろいろ書かれています。一度お立ち寄りください。

なんの反応もないとやる気が失せそうなので、浸透するまではできるだけ私がコメントを書いておこうと思ってます。
 
 
さて、「1954/唐沢俊一の肩書き」を「続きます」で締めて、そのままになってました。続きを軽く書いておきます。

物書きの名刺を一通りチェックしてみたのですが、もっとも多いのは、「肩書きなし」です。私もそうです。

「肩書きなしで、オレのことを理解しろ」という姿勢自体、傲慢とも言えるのですが、私の場合、ライターはろもろの仕事のひとつとして始まったため、その自覚が遅れてついてきたとの事情があり、肩書きなしが続いてしまってます。
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2009-10-19

お部屋1961/出せるうちに出しておく

やっとさっき締切を過ぎていた原稿を片付けました。ここ1ヶ月ばかりずっと締切に追われていましたが、このあと2週間くらいは思い切り暇になります。なーんの予定もない。

ただし、毎年このあたりから12月にかけて、睡眠障害気味になるスケジュールになっておりまして、その時期に入るとダメ人間になります。すでに兆しはあるのですが、今のところはまだダメにはなってません。

次の単行本は今年中に出すとポットの担当が言ってます。『エロスの原風景』から5ヶ月ほどで出すのは早すぎのような気もしますが、すでに『エロスの原風景』はほとんど動かなくなっているので(タコシェではまだ動いていますが)、前著と食い合いになるということはないでしょう。内容もまったく違いますし。

『エロスの原風景』の数字を見ていると、私の感覚よりさらに本は短期商品になっているように感じます。発行点数が増えれば必然的にそうなるわけです。

いかにアマゾンの売れ方がロングテイルだと言ったって、タイトル数が膨大なためにそうなっているだけで、単品で見れば、十年前に出た本の大半は、月に1冊程度しか動かない。
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2009-10-15

お部屋1958/私も「瀬戸弘幸氏の重大疑惑」

さきほど、やっと単行本の第一稿を編集者に送りました。この間に連載の原稿が溜まってしまったため、暇にはなっていないのですが、生きている証拠を出しておくとします。

「ゼリの根」の人たちをめぐって、いろんなことが起きているみたいですね。書きたいことはあるのですが、たいていのことは皆さんが書いているので、まっ、いいかなと。

凪さんも『ソースネクストの重大疑惑』を入手しましたか。今回のタイトルは、凪さんのところから拝借してみました。
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2009-10-02

お部屋1956/電波大戦の裏で

昨日の「池袋電波大戦」は、リアルタイムには見てなかったのですが、−86対-86でどっちも負けというところでしょうか。ルール無用に見えながら、互いに使用する武器はブーメランに制限されているので、やればやるほどどっちも負けていきます。

すでに期待するところは何もないのですが、リチャード・コシミズなる人物には距離を置きつつ、この件に関して、期待するところが少しはありました。個人がバラバラにやっているに過ぎない私らと違い、彼は独立党なる団体をやっていて、経済的にも少しは余裕があるでしょうし、なにより使える人材が豊富にありそうです。

だとすると、私らが調べきれないことを調べることも可能ではないか。そう期待していたわけですが、どうもそんな力はなさそうです。それどころか、丁寧に根拠を調べ上げていくという発想さえなさそうです。また、ガードが甘過ぎで、本気で闘う気があるとは思えない。
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2009-09-14

お部屋1954/唐沢俊一の肩書き

荒井さんが瀬戸弘幸を「本物のブラックジャーナリスト」と断定。

私はここまではっきりと書いてはいないわけですが、その可能性が非常に高いと思っています。

暴力団を背景に企業を脅して本や原稿を買い取らせる。高額な新聞を購読させる。そういった裏稼業を続けていればよかったものを、表舞台に出てきてしまったのが瀬戸弘幸の誤算です。

事実かどうかはたいした問題ではなく、嫌がらせができればいいブラックジャーナリストの体質がとことん身に付いているため、ガセにすぐに飛びつく。それ以上に、瀬戸弘幸以上に検証能力のない人たちがそれを鵜呑みにして大騒ぎをする。

これが、この1年の真相でしょうが、なぜブラック瀬戸が、表舞台に出てきたのか。これがなお私にはわからない。

インターネットを使ってより効率のいいブラック稼業をやろうとしたら、支持してくれる人たちが出てきてしまって、「オレさまったら、ジャーナリストとしてやっていけるのかも」と勘違いしたのでありましょうか。

このことを見極めるためにも、これ以降は、瀬戸弘幸の商売について具体的に見ていこうと思っているのですが、瀬戸弘幸が書いたものに目を通すのにちょっと時間がかかるので、もうしばらくお待ちください。

その前に、久々に唐沢俊一のことを書いておくとしましょう。
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2009-09-11

お部屋1953/国会議員の乳首

昨日、ある出版社から、「田中美絵子について情報をもっていないか」との問い合わせがありました。風俗ライターってことで、知っているのではないかと思ったのでしょう。

「日本で初めてヌードを公開したことのある女性議員が誕生したことを歓迎する趣旨の記事だったら協力する」と伝えたところ、「そうするつもりです」とのこと。でも、なんの情報をもっていないです。残念でした。

搭乗員をやりながら、アルバイトでライターをやったり、映画に出ていただけで、それほど活動をしていたわけではないんでしょう、おそらく。

これに対して、「週刊文春」9月17日号は、わさわざ乳首写真までを公開して、「経歴をきちんと明かした上で、有権者に信を問うべきではなかったか」と書いています。面白い考えです。立候補者はバイト歴まですべて明らかにしなきゃいけないらしい。無署名の記事ですが、これを書いたライターは「草の根」と同レベルです。

こういう一文を添えてヌード写真まで掲載することに意義があるかのように見せかけたいのでしょうが、「国会議員のエロ写真を出せば下世話な好きな読者が飛びついて、雑誌が売れて金儲けができる」という意図をきちんと明かした上で、雑誌を出すべきではないんかな。
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お部屋1952/創価学会を嫌う理由 3

「いかに私は創価学会が嫌いか」を延々と書いていこうと思ったのですが、やめました。

ここまでのおさらいをしつつ、今回でこの一連の話は終わりにします。

前々回書いたように、このシリーズは、「私は何故東村山の問題に関与したのか」を説明し、「創価学会は嫌い」という個人の事情をも説明しつつ、「創価学会であろうとも、その信者を拒絶することはなく、連携できるところでは連携する」という結論になる予定でした。

しかしながら、私が「創価学会は嫌い」という前提をりゅうさんが受け入れてくれなかったため、「だったら、どんだけ嫌いか、とことんわからせてやろうじゃねえか」ということになったわけです。りゅうさんによって嫌いになったわけではなくて、もともと嫌いですから、それを表明するだけのこと。

暇つぶしとして、あるいは仕事として、おそらく今まで百を超える信仰宗教系の団体とコンタクトをとったことがあると思いますが、いつだって最初は警戒心から始まります。その緊張感が宗教団体巡りの醍醐味だったりもします。異文化と接触するのが楽しい。海外旅行をするようなもんです。
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2009-09-10

お部屋1951/創価学会を嫌う理由 2

りゅうさんは慌てて謝罪していますが、あの回について撤回しようが、訂正しようが、創価学会への評価が変わるはずもなく、その評価を裏切ることのないことをりゅうさんは書いていただけのことです。撤回などせず、そのまま晒しておいていただきたい。

とは言え、謝罪したことについて深追いするのは私の流儀に合わないので、あの回についてはもう触れないとしましょう。しかし、私が創価学会に感じている特性は、りゅうさんがこれまで書いていたことにも見られますので、それを指摘しつつ、このまま話を続けます。

矢野穂積・朝木直子著『東村山の闇』を読んだ直後に、私はこんなことを書いています

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学会はなぜこんな本を放置しているのでしょう。

その辺の事情を探ってみました。どこに探りを入れたかは内緒です。ワハハ本舗じゃないですよ。

学会としては、かつてさんざんこの問題を批判し、法廷でも彼らの主張に根拠などないことを明らかにしてきました。事実、裁判では圧勝しており、反学会メディアたる「週刊新潮」でさえも、もはや「学会の陰謀だ」なんてことは書けない状態です。
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2009-09-09

お部屋1950/創価学会を嫌う理由 1

※すいません、なぜか間違って、この回に次の回を上書きしてしまったようです。元の文章を復帰させました。9月9日の杉山真大さんのコメント以降は次の回につけられたものです。
 
 
「1949/宗教への嫌悪感が生ずる条件」の続きです。

このシリーズは、りゅうさんが書いていたことに呼応して、なぜ「草の根」を批判することになったのか、また、なぜ批判し続けているのかを説明するものなのですが、同時に、「創価学会の弁護をしたいなんて微塵も思っていないので、勘違いしないように」と表明しておく意図もあります。

これはりゅうさんに対してというよりも、「松沢は創価学会の信者なのか」「創価学会を擁護しているのか」などと疑う連中に対する牽制の意味でもあります。時々やっておかないと、必ずそういうヤツらが出てくるものですから。

私は創価学会がでえ嫌いであり、そんな教団を弁護をする気は毛頭なく、あくまで私は「草の根」や瀬戸弘幸らを批判しているだけのことであり、そのデマぶりを指弾しているだけのことです。その個人の事情を前回説明し、その上で、「だからと言って、創価学会員の発言を頭ごなしに否定するわけはなく、人として信頼できないわけもなく、創価学会の行動を全否定するようなわけはない」という話に進む予定でした。

しかし、りゅうさんは、私が「私」という主語で吐露した内面さえも認められないらしい。

りゅうさんは私が書いたことに対して、「なるべく控えめに」と言いつつ、こんなことを書いています

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でもって、宗教が政治に関わるとなぜ嫌悪感が生ずるのか・・・ということの結論は・・・「宗教ですから」。ヾ(-д-;)
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2009-09-06

お部屋1949/宗教への嫌悪感が生ずる条件

しばらく間があいてしまいましたが、「modernfreaks」でのインタビュー連載が再開しました。今回以降は、「黒子の部屋」では未公開です。
 
 
では、「1947/風俗ライターという前職」「1948/『草の根』にこだわるワケ」の続きです。

りゅうさんは9月1日付けのエントリーで、こうも書いています。

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それまで、東村山事件ブロガーの方々は、基本、簡単に言うと「創価もカルトだが、ゼリの根もカルトだ!」という主張の基本路線があったように思います。

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これだとまるで相手を「カルト」と呼べば批判した気になる「ゼリの根」の連中みたいですが、表現はともあれ、私を含め、「草の根」や瀬戸弘幸を批判するプロガーの中に、どちらにも批判的である人たちが少なくないのは事実でしょう。

どう批判的なのか、どの程度批判的なのかは当然人によって違っていて、私について言えば、この2年間で少しずつ変化してきたようにも感じています。

もっとも変わったのは、世の中に流れている反創価の言論の中に、デマの類いが混じっていることを強く認識するようになったことです。「草の根」の言うこと、ゼリーグルーブの言うことはもちろんのことながら、乙骨正生や段勲といった連中の言うことにもいちいち眉に唾をつける癖がつきました。さすがに「草の根」や瀬戸弘幸たちと行動をともにできるだけのことはあって、この人たちもまた根拠のないデマを平気で流せる人物だと断じてかまわないでしょう。
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2009-09-05

お部屋1948/「草の根」にこだわるワケ【追記あり】

「1947/風俗ライターという前職 」の続きです。

2年もの間、「草の根」にこだわり続けているのは、人一倍正義感が強いとか、平気で嘘をつく人が許せないとか、責任感が強くて、ひとたびやり出したことを放り出せないとか、暇で暇でしょうがないとか、人によってそれぞれ事情はありましょうが、薄井市議の問題で、ああも「草の根」に対する反発が起きたのですから、その中から、4人や5人は、批判を継続するのが残るのは、そうおかしなことではないでしょう。

動機はさまざまにしても、「草の根」はひとたび興味を抱くと、怒りが次々と湧いてきます。いかに今までデタラメをやり続けてきたのかってことです。

例えば、私の場合は、たまたまラジオ関係の知り合いが多いこともあって、「草の根」が関わるコミュニティ放送「多摩レイクサイドFM」の悪い評判を知ることもできました。この悪い評判もまた創価学会とはまったく関係がない。著作権料の支払いをごねているだけでも、そりゃ、悪い評判が出るでしょう。

あるいは、朝木直子がお祓いをするために神社に訪れていたことをたまたま知るなど、面白い情報が次々入ってきたことも、なかなかここから離れられなかった理由です。「こんなことをいつまでもやっていたくない」との思いはつねにありつつ。
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2009-09-04

お部屋1947/風俗ライターという前職

瀬戸弘幸の話に戻る前に、この二年について、何回かにわたって書いておくことにしました。

「りゅうオピニオン」の9月1日のエントリーにこうあります。

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東村山ブロガーの方々が、それぞれ何を契機に、どんな感情を持って戦っているのか・・・いまだにほとんど把握できていないのが現状です。

ただ、「あれ? 東村山事件で学会員じゃない人たちが戦ってる。なんでだろ??」という驚きの感情を強く覚えました。

東村山事件以外で、このような現象は起こっていません。

これは、矢野市議という特異な人格、パーソナリティーの持ち主が事件の中心にいた故に起こった現象でしょう。

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十分ではないながら、経緯を見ていたりゅうさんでさえも、ワシらがどうしてこうもこの問題にこだわっているのか、よくわからないのですね。私も他の人のことはよくわからないのですが、私の事情を当事者から説明しておきます。ここまで書いたことを読み返していただければいいのですが、二年間のことをすべて読むのは大変ですし、これはりゅうさんだけのことではないでしょうから、最近、「草の根」に関心を抱いた人たちにとっても、説明しておく意義がありそうです。
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2009-08-26

お部屋1944/脱法ビラの魑魅魍魎

「1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢」
「1858/岩崎定夢のカンパ要請 」
「1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム 」
「1861/岩崎定夢とフリーライター社」
「1863/瀬戸弘幸が触れられたくないこと」 
「1930/岩崎定夢と稲川会」
「1932/岩崎定夢と瀬戸弘幸のシノギ」
「1935/「ジャーナリスト」にもいろいろある」
「1939/環境と施設」
「1942/選挙と瀬戸弘幸」
 
 
瀬戸弘幸は、あったかどうかも定かではない「暴行事件」について、こんなことを書いています

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 民主主義社会の中で、言論活動が暴力によって止められるなどということがあってはなりません。今回配布していたチラシは、創価学会の池田大作を批判する単行本の宣伝パンフだそうです。

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これについては、「りゅうオピニオン」が指摘しているように、違法ビラの配布をごまかすためのものだと推測できます。瀬戸弘幸は、街宣右翼の時代から、まったく変わっていない。自分の利になることであれば、違法行為まで肯定する。

本の宣伝を名目にして、選挙前に、特定の政党や特定の個人を貶めるビラを配布する手法は以前からあります。
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2009-08-25

お部屋1943/「24時間テレビ」と日本ユニセフ協会

「東京国際ブックフェア」でのトークをまとめた「『エロスの原風景』ができるまで/松沢呉一インタビュー」の3回目が更新されました。

このインタビューの効果はまったくなくて、ここ1週間ほど、アマゾンの数字はほとんど動かず。

昨日と今日は計4冊動いてますが、これは昨日の「日刊ゲンダイ」に取り上げられたためだと思われます。たった4冊でも、1冊動くかどうかの雑誌の書評よりずっと効果があります。「日刊ゲンダイ」の読者層が『エロスの原風景』と合致しているということもあるんでしょうし、週刊誌や一般の新聞より、夕刊紙は隅々まで読む人が多いってことも関係していそうです。読んでいないので何とも言えないですが、購買意欲を刺激する内容だったのかもしれません。

これで予定していた書評も出揃って、あとは何の予定もなし。

『エロスの原風景』が動かなくなっても、不思議と旧著が動き続けていて、「風俗ゼミナール」シリーズや『風俗お作法』はしばしば4桁に入っています。古い著書が次々と品切れになっており、数日前には『恐怖の大玉』が「一時在庫切れ」になりました。たぶんもう返本はないでしょうから、このまま品切れになると思います。あとは中古でどうぞ。

ついでにさっき見つけたことを書いておきます。
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2009-08-23

お部屋1942/選挙と瀬戸弘幸

お読みでない方は先に以下をお読みください。

「1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢」
「1858/岩崎定夢のカンパ要請 」
「1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム 」
「1861/岩崎定夢とフリーライター社」
「1863/瀬戸弘幸が触れられたくないこと」 
「1930/岩崎定夢と稲川会」
「1932/岩崎定夢と瀬戸弘幸のシノギ」
「1935/「ジャーナリスト」にもいろいろある」
「1939/環境と施設」
 
 
復活した「ワールドワイドウェブ的左顧右眄」が繰り出す批判は、瀬戸弘幸にとっては痛打でありましょう。「右翼だから痛打」というより、「右翼を偽装したゴロツキでしかないことを明らかにしているから痛打」と言った方がいい。おそらくワールドワイドウェブさんの批判は無視するか、仮に触れるとしても揚げ足取りの類いのみでしょう。

「ワールドワイドウェブ的左顧右眄」のエントリー「瀬戸弘幸さんは極右の矜持すら忘れ去ったのか? (その10)」で、瀬戸弘幸は30年以上前から、首尾一貫しない行動をとっていたことを明らかにしています。

瀬戸弘幸は1974年の参院選で、糸山英太郎の選挙を応援。ワールドワイドウェブさんは、【右翼デビューなさった頃からクリーンな選挙がお嫌いだったんでしょうか?】と書いています。「クリーンな選挙が嫌い」どころか、金まみれの選挙が好きであり、当時から選挙は金儲けの手段と考えていたのだろうと私は推測しています。

「右翼」」としても「ジャーナリスト」としても行動原理は金。そう考えると、瀬戸弘幸の生き様は一貫しているのかもしれません。
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2009-08-22

お部屋1941/『唐沢俊一検証本』の役割

「東京国際ブックフェア」で話した内容をまとめ直した「『エロスの原風景』ができるまで」の2回目が更新されています。
 
 
「唐沢俊一検証blog」8月20日付エントリー「『検証本VOL.1』再販情報など。」でkensyouhanさんはこんなことを書いていました。
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このあいだ出版業界の方にお話を聞いたところ、「唐沢俊一検証blog」は業界関係者の間でよく読まれているとのことでした。おかげで影響も出ているとかいないとか。

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「お部屋1855/唐沢俊一のP&Gは無尽蔵」
【片っ端から編集者たちに確認したところ、1人を除いて、「唐沢俊一P&G(パクリ&ガセ)問題」がこうも拡大していることを知りませんでした】と書いたことによって、ウィキペディアの唐沢俊一の項【出版業界の多くの関係者は唐沢の盗作問題にあまり興味を持っていないという声もある】と記述されてしまいました。
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2009-08-20

お部屋1940/『唐沢俊一検証本』は記録的な売れ行き

『唐沢俊一検証本Vol.1』の販売がタコシェで始って、私も取り置きをして、昨日の午後3時前にタコシェに買いにいきました。あと1冊だけ店頭に残ってましたが、おそらくあの直後には売れたでしょう。

つまり、1日半足らずで70冊完売。ものすごい人気です。数があれば、2日で100冊売れたはずです。紀伊国屋本店でも、これだけ売れる本はなかなかありません。

タコシェの店長に「300部増刷しても大丈夫だね」と言ったら、店長は「500でも大丈夫でしょ」と言ってました。続編が出ると、1冊目から買う人が出てきますから、残ったところでいずれ売れますし、それでも残ったら、各雑誌の編集部に贈呈するといいでしょう。

これだけ動くのですから、もっと販路を広げた方がいいかもしれず、たしかヴレッジヴァンガードでも自費出版ものを扱ってくれたはずです(ISBNコードをつけなきゃいけないかもしれないですが、シールを貼ればいいだけです)。前にkensyouhanさんのところにコメントしましたが、この際、アマゾンで売ることも考えた方がいいかと思います。
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2009-08-18

お部屋1939/環境と施設

お読みでない方は先に以下をお読みください。

「1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢」
「1858/岩崎定夢のカンパ要請 」
「1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム 」
「1861/岩崎定夢とフリーライター社」
「1863/瀬戸弘幸が触れられたくないこと」 
「1930/岩崎定夢と稲川会」
「1932/岩崎定夢と瀬戸弘幸のシノギ」
「1935/「ジャーナリスト」にもいろいろある」
 
  
「環境と施設」の発行元は日刊中央通信社。「日刊中央通信社」も「岩崎企画」「外国人犯罪追放運動」「世界戦略研究所」と同じ住所です。

「世界戦略研究所」は、B510ページで1万円もする「世界戦略情報」を発行していたことで知られます。私は現物を見てないですが、あの瀬戸弘幸が10万もの価値がある情報を集められるはずがないでしょう。ベランダのウンコ情報満載か? この一点を見ても、瀬戸弘幸が自称する「ジャーナリスト」なるものが、どういうタイプの「ジャーナリスト」なのかわかろうというものです。

さらにここにはこの住所には「株式会社ケイバン」という会社も存在していたらしい

大きなビルのワンフロアというのならわかりますが、以下の左手に見えるビルの一室にどんだけ団体が入っているのかと。


大きな地図で見る

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2009-08-14

お部屋1937/りゅうさんにお答えします

「りゅうオピニオン」の追加質問にお答えします。

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※松沢さんがお答えしてくださったので、調子にのって追加質問をさせていただくと、乙骨氏が裁判で損害賠償金の支払いを命じられたような、署名記事。雑誌で2〜4ページくらい書くものだと、どれくらいいただけるものなんでしょうか??

1本、署名記事を書いて、100万円以上の損害賠償の支払いを命じられたら、普通に考えて、割りにあわないと思うんですよね。

それとも、敗訴したら雑誌社が立て替えてくれるんだろうか??

乙骨氏くらい裁判に負けていると、もう書くときから敗訴を見越して、「敗訴しても当社が賠償金を支払いますから」みたいな約束をするのかな? なんて思ったりしました。

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雑誌の原稿料はかなりの幅があります。

出版社によって違う、雑誌によって違うだけじゃなく、記事の作り方によっても違ってきます。写真や図表を大きく使って文字数が少なければ安くなる傾向もありますが、同じ雑誌で、文字数が一緒でも原稿料が違うことがよくあります。
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2009-08-13

お部屋1935/「ジャーナリスト」にもいろいろある

「りゅうオピニオン」に、乙骨正生が家を建て替えたことにからめて、「週刊誌のコメント料ってどれくらいなんだろう?」との疑問が書かれています

お答えします。雑誌によって違いますが、りゅうさんが書いているように、1本1万から2万というところです。

コメントによって記事そのものが成立しているようなタイプのものだと、それ以上支払われることもあります。インタビューに近いようなものです。しかし、乙骨正生の場合、私が記憶する限り、ほとんどは記事に信憑性を持たせるために必要とされるだけのコメントですから、1万円程度ではないでしょうか。乙骨正生じゃ、創価学会の信者ならずとも眉に唾をつけたくなり、かえって信憑性が落ちますが、それはそれとして。

昨今は大手の雑誌でも、コメント料が1万円を切ることもよくあります。乙骨正生だとそんなことをしないでしょうが、場合によっては、コメントするにも改めて調べ直さなければならないため、1日かけて5千円だったりして、コメントも楽ではないです。新聞だとコメント料はありませんしね。

では、本題。

読んでいない方は以下を先にお読みください。

「1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢」
「1858/岩崎定夢のカンパ要請 」
「1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム 」
「1861/岩崎定夢とフリーライター社」
「1863/瀬戸弘幸が触れられたくないこと」 
「1930/岩崎定夢と稲川会」
「1932/岩崎定夢と瀬戸弘幸のシノギ」
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