2008-08-17

お部屋1625/奇妙な符合

「草の根」周辺では、これまでにさまざまな怪文書が出されています。そのうちのいくつかについては、奇妙な点が目につきます。

「お部屋1278/今日のマツワル」で指摘したように、「草の根」を誹謗中傷するビラに出ている【東村山は全国の笑い者になる】というフレーズと類似する【東村山市議会は全国の笑いものに!】というフレーズを「東村山市民新聞」自身が使用している事実。

その中傷ビラについて、【これらの用語は、普通の市民が使う言葉ではない。一昔前に、内ゲバ殺人を繰り返した政治グループが使ったかのようなことばに思える】とする矢野市議自身、「斗う」という学生運動文字を使い続けている事実。普通の市民が使わない言葉を使う市議を、普通の市民が使わない言葉を使ったビラで中傷したわけです。

もちろん、単なる偶然かもしれないですよ。でも、意味ある符合かもしれないですね。この符合が何を意味しているのかまでは、私の悪い私には今なおわかりません。

さらに奇妙な怪文書について見ていくことにしましょう。

「3羽の雀の日記」「『他殺』で得をする人、『自殺』で損をする人」でリンクされていた「東村山市民新聞」の「創価が提訴した記事とは」というページは大変示唆に富んでいます。

このページの前半は、「FORUM21」2004年1月15日号に掲載された「座談会 やはり『他殺』だった朝木明代東村山市議怪死事件」を転載したものです。朝木直子矢野穂積乙骨正生「邪(よこしま)教」グループ幹部が、その狂信的な信仰ぶりを語り合った内容で、信者以外にはこれといって見るべきもののない記事です。誤字が多くて読みにくいですし。

ここでも強調されている朝木明代市議の上腕内側にあった皮膚変色については、法医学者でもなんでもない私には真相がわからず、ここまで触れてませんでしたが、これが他殺の証拠であると強弁する連中に対しては、素人の考えをぶつけたところでバチは当たるまい。

朝木明代市議は、死を覚悟して一気に飛び降りたのではなく、躊躇しながら落下していて、まずは上腕部で体を支え、続いて手で支えてずり落ちたとも思われます。死にたくはなかったのでしょうね。死の状況はそう語っています。その際についたものと考えてなんら矛盾はありません。むしろその自殺の状況がさらに明確になったと言っていいでしょう。

それでもこれが人がつけたものであると言い張るのであれば、自殺する直前に会っていた人物と万引きをめぐって喧嘩となり、その際に腕を強い力で締めつけ、それが自殺の直接の原因になったと考えるた方がはるかに自然です。それが誰なのか、私は知りません。でも、さっき「C.I.L」を見たら、名前が出てました。矢野って人です。

ところで、この座談会のタイトルを見てください。他殺にわざわざカッコをつけてます。私が朝木市議「他殺」事件と書くならわかりますよ。「他殺のワケがないだろ」という意味をカッコに込めているわけです。他殺であると主張する側が、なんでわざわざ「他殺」とするんでしょうね。わずかに残された良心がカッコをつけさせたのでありましょうか。

このページの後半は、「FORUM21」2004年1月15日号に掲載された「『怪死』事件との関連性を窺わせる『二つの報道』と『一つの投書』」を転載したものです。この記事自体、「月刊現代」の記事と「国会タイムス」の記事を並べ、それに「『2001年5月6日 創価学会員より』と題する複数の出版社に対する匿名投書」という一文を加えただけの「FORUM21」らしい内容です。

最後の一文のみ「FORUM21」による記事で、あとは他誌からの寄せ集め。これらも許可をとっているんだかどうだか。

ここで取りあげられた怪文書について【3番目の「創価学会員より」と題する文書は発信元不明で匿名の“怪文書”であることを前もってお断りしておく】と冒頭に書かれており、さらに本文でも【この投書は、冒頭に記したように発信元も名前も不明の「怪文書」であり、本当に創価学会員であるのかどうも含めて、内容の真偽は不明である】と強調しています。

邪(よこしま)教広報誌」としては珍しく慎重です。それ自体、怪文書とも言えそうな「FORUM21」がこうも怪しさを強調するってことは、この文書には信憑性がないってことを彼ら自身がよくわかっているからではなかろうか。

事実、まともな判断力のある人間であれば、この怪文書は論ずる価値のない代物だと断定するはずです。なぜ「論じる価値がないのか」を次回論じてみるとしましょう。

このエントリへの反応

  1. [...] その謎がありつつ、相方がいない分、暴走して、「や・け・し・に」ギャグを連発して笑わせてくれることを期待できそうです。 話がとっちらかってしまってますが 「1625/万引き事件をでっち上げるバカ組織」の続きです。 [...]

  2. [...] では、話を元に戻して、「1625/奇妙な符合」の続きです。 「FORUM21」2004年1月15日号に掲載された「『怪死』事件との関連性を窺わせる『二つの報道』と『一つの投書』」に出てくる「怪 [...]