投稿者「尹 良浩」のアーカイブ

山の標高、本の刷り部数

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8/8(土)、9(日)の休みを使って富士山に行ってきました。

大学時代、歩いて旅をするという変なサークルに入っていて、年3回山にも登っていました。サークルを引退してから3年半ほどハイキングを超える登山をしておらず、登山グッズも(値段が高いので)後輩にあらかた上げてしまい、もう山は早々登らないだろうと思っていたのですが、友人たちの思いつきで富士山に行くことになった次第です。

最もポピュラーらしい河口湖口5合目(標高約2,500m)までバスで行き、初日に本8合目(標高3,400m)まで登って仮眠。3時間ほど寝て頂上へ。富士山の火口を一周するお鉢周りをして、9日の10時ころに下山しました。

「御来光」と呼ばれる日の出はあいにく雲で見ることができませんでしたが、すさまじい雲海や高地から見る雷、遠くでやっている花火大会、点在する街の夜景などなど、書いたらきりがない上に伝わらない見所が沢山あって素晴らしかったです。土日ではほぼムリと言われる剣が峯(山頂)の石碑での記念撮影にも成功しました。

とはいえ、私が行ったのはハイシーズンの土日。渋谷のセンター街の方がまだ身動きが取れるんじゃないかというくらいの混雑ぶりでした。少ない登山経験ですがこんな体験は初めてです。やはり日本人にとっては特別な山なんですね。

日本最高峰で標高が高いといっても道はかなり整備されているのでそんなに難しくありません。2番目に高い北岳や3番目の奥穂高岳、もっと低い山でもハイキングやトレッキングでない「登山」をする山であれば同じ装備で行ったら恐らく死ねます。富士山の整備っぷりは特別です。

ガイドさんが着くツアーがたくさんあるので(私もツアーで行きました)、準備さえ怠らなければ山に登ったことがない人でも登れます。興味があったらぜひ一度は登ってみて下さい。感動します。高山病だけが敵ですが、対策をとればどうにかなる部分もあります。対策とって高山病になってしまったらもう体質なので仕方がないですが。

さて、富士山と言えば、言わずとしれた日本最高峰。ちなみにちょろっと書きましたが、知られてない2位以降はどこかご存知ですか。国土地理院のサイトでベスト21が公開されています。

2位の北岳、知ってましたか?大して高さは変わらないのですが、あまり知られていません。ましてや1,000位台ともなると……。

最近、各種メディアで取り上げられる機会が増え、『本の現場』の増刷などなにかと好調の臭いを周囲に漂わせている感のあるポット出版ですが、全国にある出版社を出版点数でランキング付けすると、大体1,000位くらいにあたります。本で言えば部数が標高に当たるのかと思いますが、刷り部数を絞って無駄にバラ撒かないという方針をとっていることもあり、もう少しランクは下がるでしょう。

そんなポット出版の現時点での刷り部数ランキングはどのようになると思いますか?
以下のようになります。

(1.ゴーマニスト大パーティー2/15,000部)
(2.ゴーマニスト大パーティー3/10,000部)
3.風俗ゼミナール 女の子編/7,000部
4.風俗ゼミナール お客編/5,500部
4.カーミラ/5,500部
4.シブヤから遠く離れて/5,500部
7.カーミラvol.4/5,200部
8.たったひとりのクレオール/5,000部
9.売る売らないはワタシが決める/5,000部
10.本の現場/4,000部
10.風俗ゼミナール 上級女の子編/4,000部
10.カーミラ2/4,000部
10.田亀源五郎【禁断】作品集/4,000部
(10.えろえろ/4,000部)
(10.英語で新宿二丁目を紹介する本/4,000部)

()内は初版のみで増刷していないものです。
断裁しているものもあるので、即売れている本とはいきませんが、動いていると感じているものはやはり版を重ねています。風俗ゼミナールシリーズカーミラシリーズのシリーズものは今でもランク外のものも含め、良く動きます。『シブヤから遠く離れて』はポットの最短増刷記録をもっています(発行1週間経たずに決めたと聞きます)。『たったひとりのクレオール』も聴覚障害児教育のテキストとして、長く売れてくれています。
初版ででケタの違う部数を刷っているゴーマニスト大パーティーは古い本ですが、当時の時代状況もあってか、刷った分はほとんど売れました。

今回、『本の現場』が新たにランクイン。『エロスの原風景』『懺悔録』など、もっと知ってもらってランクインしていけるはずの本はまだまだありますし、新刊も今後出てきます。営業としてどんどんランキングを更新していけるように、書店さんにうまく売って利益を得てもらえるように、少ない脳漿を振り絞って、身体を動かしていきたい思っています。

ちなみにポットの本の刷り部数は実はちょっと特殊な書き方ですが、ひっそり奥付に書いてあります。(古い本だとありませんが)何刷目かも累計刷り部数も合わせて書いてあります。さらっと見ると分かりませんよ。持っている本があったら探してチェックしてみて下さいね。持ってなかったら買って確認して下さい!

ついでにこれを機に登山も頑張りたいです。登頂した山の標高ベスト5を更新できるように。
以下ですが、見る人が見れば3つはまとめて登ったのがまる分かり。
1.富士山(3776m)
2.観音ケ岳(2840m)
3.薬師ケ岳(2780m)
4.地蔵ケ岳(2764m)
5.金峰山 (2599m)

東京国際ブックフェア地獄?道

自分の中で顛末を再確認するためもかねて、超長文です。お暇な人はどうぞ御覧下さい。

●2009.7.6(月)
東京国際ブックフェア(TIBF)準備日初日の前日を迎え、かなり焦る。
◎書店さん・図書館員さん向けアンケート特典『鉄すず手ぬぐい』が届く。デザインは小久保さん。業者には潰れるかもしれないと言われた鉄の目もちゃんと出ている。可愛らしい出来だ。
◎パネルなどの装飾類も山田さんがアップしてくれていた。これで他の人にお願いする事は最後。あとはこっちで頑張ってやるしかない。
◎明日、赤帽がポットのモニタと備品を取りにくるので、まとめて準備
◎山田さんに作ってもらったポップの型に本1点ごとに取り付けるポップの文言を入れていく。一言で説明するのは難しい。オビと被ったら意味ないし。気が付いたら泊まり確定になっていた。
『本の現場』『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』の見本出しを8日にKさんにお願いしているため準備。
◎これ以上は無理だと思い、マッサージチェアで熟睡。

●2009.7.7(火)
◎とっとと起きようと思っていたのに、気が付いたら10時だった。
◎見本出しの準備の作業を一部高橋さんにお願いして出る。助かりました。ありがとうございました。
◎TIBF準備日初日。版元ドットコムとしてポットは出展する。活躍していないために目立たないが、実は実行委員でした。
◎版元ドットコムブース設営のために東京ビッグサイト入り。ひたすら棚づくり。経費節減のためか、エアコンが付いていない。暑い。
◎帰りは一駅だけゆりかもめに乗って、山田さん作・版元ドットコム広告を確認。上下に20mmアキを作ってくれと言われていたのに、まったくアキ部分が隠れていない。何のためにアキを20mmも?……
◎でもかなり目立ってました。素晴らしい。
◎ポットに戻って、丸一日何もしていなかったので様々処理。高橋さんにお願いしていたおかげで見本出しセットも無事Kさんへ。よろしくお願いします。
◎さすがに着替えないとマズいと思い、この日は帰宅。

●2009.7.8(水)
◎イベントスケジュールをまどか出版が持っているというポスタープリンタ(A1も刷れる!)で刷ってもらうため、データをまどかさんへ送る。50万くらいで購入可能だそうです。場所が問題だとか。
『版元ドットコム大全』が到着。ポットに3,000部……。手伝ってもらって1,500部を宅急便で手配。
◎昼一番で行くつもりが、ポットの装飾類や追加備品に手がかかり、手伝ってもらいつつも結局16時まで出られず。他の実行委員の方に迷惑をかけてしまった。
◎頼まれていたコードやプラグを買いにビッグカメラに寄る。店員が新人さんで、要領を得ない。かなり頑張ってくれたが、どうしてもあと1つプラグがみつからない。「もういいですよ」と伝え、諦めようと思ったら、ベテランっぽい人が現れたので声をかける。5秒で見つかる。んあー。
◎到着したら、準備はほぼ終了。本当に申し訳がない。とりあえず残り少ない時間で自社棚の準備。ほぼ完成したが、所々穴が……。
◎ポットに戻って様々処理。非再販ということで『本の現場』が見本窓口でちょこっと言われたらしい。
◎誰もいなくなって1人に。1人が一番落ち着く。何のイベントをやっているかを示すめくりを簡単に作り、印刷。
◎明日は客商売だからさすがにマズいと思い、会社のシャワーを浴びる。絶対使うまいと決めて2年強。ついに解禁。しかし着替えなし。
◎大田さんに部決確認をお願いしているため、レジュメを作成。何事もなければいいけど、『本の現場』はちょっと心配。
◎ここに来て、ポットでやったキャッシュバック(ポットの本を本体5,000円以上お買い上げの方に500円の図書カードプレゼント!!しました)のチラシを作っていないことに気づく。
◎そしてTIBFに合わせて作った『本の現場』『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』を目立たせる装飾類が何もないことに気づく。
◎2冊分のポップを作り、ラミネート。その間にチラシを……とかやっているうちにもう出発時刻。一睡もしてない……。

●2009.7.9(木)
◎8時にブース入りして残りの準備。大体出来たが、開始時間の10時になっても全ては片付かず。その後も1時間ほど延長戦。版元ドットコム事務局のTさんに怒られる。当たり前です。
『本の現場』『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』ともに飛ぶように売れる。売れるって素晴らしい。
◎案の定『本の現場』が部決で軽くもめる。現地で取次さんと電話。思うように繋がらないものの、何とか無事進む。
◎書店さんや図書館員さんに声をかけてアンケートをとる。想定以上に答えていただく。手ぬぐいの評判も上々。
◎ポット主催のトークイベント『メディアビジネスのゆくえ』(小林弘人氏)は大盛況。聞きたかったけど、希望者多数で、ブースに残りました。
◎そのかわり『書店員よ、どこへいく〜業界再編の嵐のなかで〜』(石橋毅史氏・『新文化』編集長)を聞きにいく。『新文化』の「傷だらけの店長」は毎回読んでいるのですが、単行本化されるそうで、出たら買おうと思います。
◎ポットに実行委員会にとバタバタと過ぎていき、寝てないこと忘れてました。
◎そのまま版元ドットコム総会、名刺交換会へ。もう気力など残されておらず。ちょっとちょっとお話。最後はほぼダウン。
◎あぶれた本と不要品を持ってポットへ戻る。様々処理しつつ、やる事がなかなかにあってげんなりする。
◎着てる服も臭いし、帰らないとマズいと思いつつ、様々終わらせておきたいと悩んでいたら、山田さんが「Tシャツあるよ。未使用の下着もあるよ」と声をかけて下さる。そしてその話に乗る。
◎キリンさんTシャツかガンダムの型番Tシャツ(グフ)で悩んだ末、キリンは首周りが延びていたので、ガンダムをお借りする。下着は500円で購入。
尹「明日、各所であいつガンダムファンだな、と思われるんですね」
山田さん「でも大丈夫。グフだと気付く人は相当だから」
◎さまざま作業をするが、集中できない。軽く寝る。

●2009.7.10(金)
◎いろいろと『本の現場』について問い合わせがあったようなので、出先で電話をかけられるように準備して出る。
◎今日も『本の現場』『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』ともに飛ぶように売れる。売れるって本当に素晴らしい。
◎今日も書店さんや図書館員さんに声をかけてアンケートをとる。手ぬぐい足りなくなるんじゃないかというくらい答えていただく。
◎35ブックスについてもたくさんお問い合わせいただきました。
◎暇を見て『本の現場』への問い合わせに電話を入れる。電話が終わると、喫煙所にまどか出版のHさんと彩流社のTさんが。というわけで、一緒に喫煙。
Tさん「尹くんのさ、それグフだよね?」
Hさん「ああ、グフだよ。グフ。」
尹「!! 良くわかりましたねえ。さすが、世代ですか。」
Hさん「でもこれ特殊な型の型番じゃありませんでした?」
Tさん「そこまでは知らないですけど……」
調べてみたら確かに何か違うようでしたが、忘れました。山田さん、相当な人が2人いました。
◎この日のポットのイベントは『図書館は本をどう選んでいるのか』(堀渡氏・ず・ぼん編集委員)、『国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題』(長尾真氏・国立国会図書館長)の図書館2本だて。どちらも大盛況。そしてどちらもブースにいた私。
◎なんとか2日目も終了。この時点で疲労困憊ながら、ポットへ戻る。今日死ねるなら死んでいいと思った。

●2009.7.11(土)
◎携帯のけたたましい音で起きる。10:00フロム大田さん。寝坊。すいませんでした。着いたのは11:00
◎さすがに一般公開日だけあって人が多い。『本の現場』『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』もまだまだ動いていました。
◎友人2人が来てくれたものの、ちょうど実行委員の仕事でバタバタしていて、挨拶しか出来ず。冷たいお茶を差し入れてくれました。感謝。
産調出版のMさんが出版業界を目指す大学生を連れてくる。いろいろ話をしてほしいとの事だったので、5分ほど話した後、『石塚さん』『どすこい』を読むといいよと自社宣伝。もらった名刺に大学の住所しか入ってなかったのが悔しい(笑)
◎沢辺さんから電話があり、「本の学校」で物販する事に。レジの事務局Iさんに頼んで500円20枚と1,000円20枚を持ってたお金と両替してもらう。『本の現場』『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』を40ずつ持って会場へ。
◎その場にあった紙にあわてて宣伝文句を書く。おつりが心もとないと思っていたら、領収書がない事に気が付く。慌てて那須さんに電話。コンビニで買ってきてもらう。間に合わなかった分は一緒に『本の学校・出版産業シンポジウム2008 記録集』を販売していた唯学書房さんにもらったりする。おつりの交換もしていただきました。ありがとうございました。
『本の現場』22冊、『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』38冊。上々の売り上げでした。イベント関連書籍は状況によってはよく売れます。また、わりあい座っていられたので、だいぶ快復。
◎3日目も何とか終了。このあとは沢辺さんの誘いで「本の学校」の打ち上げに混ぜてもらう。ふらふらと何人かの方と御挨拶。
◎その後ふらふらして、飯田橋で偶然大学の後輩に会った。このまま家に帰ろうかどうか悩んだが、電車に乗って何往復かしたら(要するに寝た)、選択肢がポットしかなくなった。着いてすぐに寝た。

2009.7.12(日)
◎忘れたい。この日がなければもう少し満足に終われたのに。
◎長崎出版さんが準備してくれた犬の着ぐるみでついに着ぐるみデビュー。前日はまどか出版のMさんが大暴れ。負けてはいられない。
◎仮説社さんのイベント前にアクティブ且つアグレッシブに活動。子どもたちの人気者になる。一部怖がられた。仮説社のWさんが3択問題を出していたので、「C.その他」で全力で手を上げたら、「ではどういう理由でしょう?」と言われ、喋る訳にもいかず、とりあえずパンチしてパンチしてみたら、誰かが「気合いだー!」と補足してくれた。ありがとうございます。
◎ダイエットにぴったりの着ぐるみ。汗だくだくでした。でも楽しい。転職するならコレだな(無理)
◎この日も友人がほかの友達を連れて来てくれた。『懺悔録』を買ってくれた。ありがとう。
◎モニタだけ先にポットに返却するため、ついでにポットの備品で不要なものをガンガン準備。コレで万全。
◎この日のポットイベントは『「戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史』(松沢呉一氏)。明らかに聴衆が今までと違う。イベント効果で『エロスの原風景』の売り上げは上々ながら、今回も先にポットに運ぶ備品を準備していたため、見れず。逆コンプリート。
◎先に帰る備品を赤帽さんに載せ、那須さんにお願いして同乗してもらう。エアコンが壊れているという情報を入手。お疲れさまでした。
◎ようやくTIBFも終わり、片付け。本をどんどん詰め込み、備品を袋にまとめていく。これであとは赤帽につめるばかり。と、思っていたのだが。
◎赤帽の手配を勘違い。行きと同様にポットに行くものだと思っていたら、1台の赤帽を2社でシェアするのだった。事前に知っていたのに、バタバタしているうちに記憶が改ざん。再確認をしなかった事により、荷物が載らないという事態に陥る。さんざん自社、他社の人に迷惑をかけた末、ペリカン便のカーゴ便に載せる事に。申し訳ありませんでした。
◎その後、棚の片付けで汗だくになったあと、ささやかな打ち上げ。青弓社のYさん、彩流社のTさん、版元ドットコム事務局Tさんにそれぞれお説教+アドバイスをいただく。大変ありがたかった。

と、言うわけで、私個人のTIBF顛末記でした。最後の最後まで自業自得の地獄道。ふつうにやってれば地獄にはならなかったはずなのですが。他人も地獄道に引きずり込むおまけ付。肉体、精神ともに地獄に堕ちました。
今週はまったく仕事にならず、溜めていたものを一つずつ片付けるのに手一杯になりました。3連休もあるので、快復させたいところです。

今回のTIBFは準備、会期中、そして終わってから今日まで様々なことがありました。今後の仕事に生かしていきたいです。たくさんの方に様々ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

薄汚い裏側ですみません。たくさんの書店さん、図書館員さん、読者の方にお会いできて、直接お話で来たことは本当に貴重なことでした。たくさんのご来場ありがとうございました。

横浜科学開拓高校

日曜日に何となしにテレビを見ていたら、横浜サイエンスフロンティア高等学校という学校が取り上げられていました。

ハマッ子としてこの履歴書に書くとき面倒な名前には異議があるのですが、(横浜科学高校でいいじゃないか)それはそれとして、この学校、ノーベル賞を出す為のエリート教育をするというこの学校の設立までの経緯や特徴を紹介する感動秘話(?)で、ハマッ子として気になってつい見てしまいました。

その中で、「専門性が高く、個性派ぞろいのスーパー教員陣」と7人の先生を紹介していたのですが、その一人がどう見ても高校時代に私が教わっていた先生でした。自分が習っていた先生がスーパー教員だったとは思いませんでした。専門性が高く個性派の先生でした。そういえば。

不真面目な高校生活を送っていたので、スーパー教員の授業内容はほんの少ししか覚えていないのですが、とりあえず、「CDの裏側が傷つかないようにケースに裏返しで入れてる奴がいるけど、それはバカ。裏は傷ついても割と大丈夫で、本当に傷ついたらマズいのは表側」と言っていたことはやけに覚えています。それ以来、ディスクの表側を傷つけないように気をつけています。

さてさて、沼正三『懺悔録』が先週より発売中です。現代書館さんからも今月、沼正三『異嗜食的作家論』が復刊されています。沼正三再読の機運が高まるといいのですが。気になりましたらぜひ読んでみて下さいね。内容の良さはもちろん、どちらの本も装丁がとてもかっこいいので、本棚が映えますよ!

【資料】ポット出版の現行「出版許諾契約書」のひな形

ポット出版の現行「出版許諾契約書」のひな形を公開します。

——————————————–ココカラ↓

出版許諾契約書

別紙付属覚書を含む

著作物名
    —————————————————————————————————

著作者名
    —————————————————————————————————

著作権者●●●●●●●●●●●●を甲、
出版者・ポット出版(株式会社スタジオ・ポット)を乙とし、
上記著作物を書籍として発行することについて、次のとおり契約する。

【基本事項】
第1条(独占出版の許諾) 甲は、乙に対して表記の著作物(以下「本著作物」という)を独占的に複製・譲渡(以下「頒布」という。)することを許諾する。甲は、第10条第5項の場合を除き、第三者に対して本著作物の全部あるいは一部の複製を許諾しない。 続きを読む

「バサラ人間」対談シリーズVol.2●山田広野×チャーマァ・ハイヂ

『バサラ人間』が3月28日より絶賛公開中!
山田広野監督の対談シリーズ、第二弾です!

今回のゲストは、チャーマァ・ハイヂさん。
『バサラ人間』では、出演のほかに衣装、メイクも担当。エネルギッシュで個性豊かなコケティッシュウ一座「デリシャスウィートス」の主宰でもあり、その独自の発想に今後の活躍が期待されています。

第一弾◎山田広野×飯島洋一はこちら
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「バサラ人間」が公開したりとか色々

前の日誌からこの間までにあったことをぱらぱらと。

1.いよいよ公開「バサラ人間」
3/28(土)にいよいよ公開となりました、映画「バサラ人間」。私も初日に観に行きました。
公開されたら観に行くんだからと思って、試写も観に行ってなかったくらい「禁バサラ人間」をしていたのですが、濃ゆいキャストの濃ゆい映画で面白かったです。サイケデリックでレトロフューチャーの意味がちょっと分かったような(?)「山田広野の活弁半生劇場」「映画「バサラ人間」」もなかなかの売り上げでホッとしました。
映画自体は77分ほどでお手軽。しかしその後も原作者・長尾みのる氏を迎えてのトークショー(初日のみ)、監督・山田広野の活弁映画(リリー・フランキー氏がキャラクターデザインした新作『クレイアニメ ピートト』も公開!こちらは毎日行われます)と盛り沢山の内容でした。
渋谷ユーロスペースで4/17(金)まで公開。どうぞお見逃しなく。
なお、ユーロスペースで「映画「バサラ人間」」と「山田広野の活弁半生劇場」をお買い上げいただくと、もれなく山田広野監督のサイン入りポスターをプレゼント!こちらもぜひ。

2.新刊「図書館という軌跡」「映画「バサラ人間」」発売
しばらく新刊の出ていなかったポット出版ですが、「船上のピクニック」「山田広野の活弁半生劇場」に続いて、「映画「バサラ人間」」が3/31(火)、「図書館という軌跡」が4/1(水)に取次さんへ搬入となります。書店さんには早ければその翌日には入ると思います。
「図書館という軌跡」の著者・東條文規さんは大学図書館で34年間勤めた根っからの図書館人。「図書館という軌跡」はその図書館との付き合いの中でうまれた、本と人と図書館をめぐる論考集です。
「映画「バサラ人間」」は上でも紹介しました映画「バサラ人間」の公式ガイド。キャスト紹介、スタッフ紹介はもちろん、台本も入ったお買い得品です。サイケデリックでレトロフューチャーな世界にご案内(?)します。
直接の販売も承っておりますので、本のタイトル/冊数/お名前/郵便番号/住所/電話番号/メールアドレス/お支払い方法(郵便振替または代引がご利用できます)をお書きのうえ、こちらへメールをお送りください。折り返しご確認のメールを差しあげます。

3.近所の自販機
この辺りからだいぶどうでもいい話。今の家に引っ越して1ヶ月ほどで存在に気付いたのですが、私の家の近くにエロDVDの自販機があります。ここの商品は価格設定が解りやすい3点設定。
企画ものの女優名無しのビデオ、あんまり有名じゃない女優のオムニバス=1,000円
聞いたことのある女優の単体もの、人気のある企画もの=2,000円
有名女優の単体もの、有名女優のオムニバス=3,000円
が、その中に一つ違う価格設定のものがあります。
●明らかにキャプチャ画像をカラープリントしたパッケージ
●すごい!丸見え!取り締まり間近!在庫僅少!という変な飾り文字の広告
●売れてます!大人気!と後付けで入れた文字もあり
●6本セット5,000円という絶妙な価格設定
もう気になって気になって仕方がなく、無駄な金ができたら絶対買ってみようと思っていました。そして、2月、ついに無駄な金を手に入れました。競馬で。ギャンブルで使った金はギャンブルに使うべし、ということで、勇んで自販機へ。
まだありました。
◎さすがにカラープリントはマズいと思ったのか、コート紙に写真っぽい感じになっていた
◎5本で4,000円に値下げ
◎年齢認証の免許証挿入口に「記録は残りません!」と書いてあるのにそもそもただの飾り
わくわくしながら購入すると、出てきたのは半透明のDVDケースが一つ。男らしく何の彩色も施されていません。家に帰って開けてみると、規定の場所に1枚収まっており、4枚を隙間に強引に入れてあります。本当は写真とかも撮っていたのですが、わざわざ出すのはイタイ気もするのでやめときます。
さてさて、期待以上の出来です。もうこの時点で私の目的は果たされたのですが、せっかく買ったので見ました。まあ、予想通りというか何と言うか。今はこれをどう処分するのが一番かっこいいかに悩んでいます。

4.オペラを観に行く
友人に誘われてオペラ「トゥーランドット」を観に行きました。初めて観に行ったのですが、面白かったです。字幕も出て解りやすいし。でも、オペラに出てくる主人降格の女の人はどうしてみんな頭が悪いのでしょうか。愛のせいでしょうか。

5.25歳になりました
今日。恐れていた25歳に。和田さんが世界一おいしいピーナッツチョコ「でん六のピーナッツチョコ」をくれました。それから沢辺さんと共同でアメリカ人みたいなメニューのパーティを会社で開いてもらいました。みなさまありがとうございました。

まあそんな今日この頃です。4月から3年目に入りますが頑張ります。

転機の季節?

ふと気付くと髪の毛が伸びきって長州小力みたいになっていたので、髪を切りにいきました。

そうしたら、ここ5年ほどずっと髪を切ってもらっていた美容師さんが3月で退職されるとのこと。地元に戻って独立開業の準備をされるんだそうです。

仕事に関してアクションを起こすなら30歳が区切り、とどこかで聞いたことがありますが、その方は私の3つ年上で確かに年の頃はそんなもの。腕の良い方なので、きっと成功されると思います。すぐ伸びそうなので、退職される前にまた行ってこようと思います。

さて、そうすると私の髪は今後どうすりゃいいんだ?ということになります。もう面倒だし、家の近くですまそうか、何て考えていたら、すごい地位の高そうな肩書きのついた人が、「俺がやるよ」と若手の人をどかして私にシャンプーをしてくれます。さらには帰り際にまた別の美容師さんに名刺を渡されたりと、アピール攻勢でした。

確かに美容師さんが去るとともに、その担当だった客も去ってしまっては困る訳で、店としては当然です。また、美容師は勤めていても独立事業主。担当が浮く客はチャンスでもあるということでしょう。

環境を変えて新しいチャレンジをする人、その場に残って更なる高見を目指す人、社会で頑張っている人たちの縮図を見たかのようでした。

そういう新しいチャレンジへの「気概」と更なる高見を目指すための「積極性」。自分に足りていないものが直接自分を対象に行われて、何か現実を見た気分です。

3月が終わればポットに入って丸2年。否応無しにやってくるアラサーに向け、環境を変えるか、その場で高見を目指すかが悩めるくらいにはなっておかねばと思います。3年目を大切な年にしたいです。

さて、そんなワタクシの2年目の終り・3月に新刊がバンバン出ますよ!
岩松了著『船上のピクニック』予約受付中です!
山田広野著『山田広野の活弁半生劇場』(情報近日アップします)
その他にも2冊刊行予定です。

なんか振り返ると見本出しにいくのも半年ぶり。腕が鳴っております。
営業も今度こそ行くぞー、と気分だけは準備万端な今日この頃です。

目録にISBNをつけてみる

ついにできました、ポット出版初の図書目録、『ポット出版図書目録2009』

これで書店さんや読者の方々から目録の請求がきても「弊社は目録がありません。一覧注文用紙ならありますのでこれで勘弁して下さい」と心苦しくも言わなくてもいい。目録があると、ちょっと出版社っぽい感じもします。いや、なくても出版社なのですが。

さて、今回の目録は、実験を兼ねてISBNをつけてみました。ISBNとは何か、日本図書コード管理センターによると以下のように書かれています。

どの国の、何と言う出版者の、どのようなタイトルの書籍であるかを特定でき、容易に検索できる基盤となる番号を決定するシステムが「ISBN」(International Standard Book Number)つまり国際標準図書番号です。

導入の歴史的経緯や意義については湯浅俊彦著『出版流通合理化構想の検証』『日本の出版流通における書誌情報・物流情報のデジタル化とその歴史的意義』をぜひお読み下さい。

そんなISBNを目録につけるというのは、あまり聞きません。私も見たことがあるのは、取次にある目録刊行会が出している目録、例えば『部落解放・人権図書目録』のようなものくらいです。リンクをクリックしていただければ解る通り、アマゾンでも微妙な値段で注文が出来るようになっています。

それではポットの目録でISBNをつけてみて、通常の新刊と同じように書誌登録を進めたらどうなるか、という実験です。もし登録が受け入れられれば、取次経由で目録を送ったり、amazonなどはさすがにキツいとしても、MARKに登録されたり、ということが可能なのだろうか。また、もし出来ないとするとそれはなぜなのかが解り、流通がどのようなルールで回っているのか、解っていそうで実は誰も解ってない部分がちょっとだけ見えるかもしれません。大げさですが。

で、以下のようなことをやってみてます。成果は以下の通りです。

書協DBへの登録→×(書協DBは「販売目録」なので0円のものは登録出来ない、とのこと)
取引取次への見本発送
トーハン→×(電話で事前に聞いたら登録しませんと言われました。これも「商品」でないため)
日販
大阪屋
太洋社
栗田→△(受領書が戻ってきました。OKってこと?)
中央社→△(受領書が戻ってきました。OKってこと?)
出版VANデータへの登録→◯(一応しておきました)
国立国会図書館への納本

現時点では上記のような感じです。今後、何らかの進展があったら、記録としてまた報告したいと思います。

秋競馬。

競馬のハイシーズンである秋競馬も終盤に入ってきました。もはや12月になって秋でもなかろうとは言うものの、1年間通して競馬をやっている国は日本くらいのもので、本場の欧米ではこの時期はお休みなので、それに準拠して「冬競馬」という用語はないのであります。

大きなレースの続く期間ではあるものの、よくよく考えると天皇賞・秋しか馬券を買っていないことに気が付きました。ちなみに当然のように外しました。ディープスカイがあんなに健闘するとは……みくびってました。1,2,4,5着を押さえておいて外すのは一番腹立たしいです。

そういえば天皇賞の前に買ったのが夏に新潟競馬場に行った時なので、かなりJRAに貢献していません。天皇賞もメンバーが揃い、これは買っておかねばと思って大学の後輩に頼んで買ってもらったもので、自分で競馬に足が向いていません。それでも自宅にいれば競馬中継、見ているんですが。

今週末のジャパンカップダートはこのレースが生まれて以来もっともメンバーが揃ったかもしれません。現ダートチャンピオンのヴァーミリアン、期待の3歳勢サクセスブロッケン、キクノサリーレ、スマートファルコンに、アメリカで勝っていたら社会面のニュースになったであろうカジノドライヴ、怪我をしていなければ天下を取っていたであろうカネヒキリに、ブルーコンコルド、サンライズバッカス、ボンネビルレコードなどGI実績のある古豪も充実。中央競馬は馬場が合わないのか不調ですが、地方から唯一参戦のフリオーソも実力馬です。ただ海外からの招待馬は例年通りショボイです。

登録が多すぎて出ていてもおかしくないような実力馬が平気で除外されそうなメンバーの集まりようです。かなりの好レースの予感なので日曜15時過ぎ、暇を持て余しましたらぜひ。私は見れなそうなのですが、見たいなー。ダートは比較的晩成型が多いので若い馬の方が不利なのですが、今年の3歳は粒ぞろいなので世代交代が見たいですね。

さて、このジャパンカップダートに出走登録している中でゲイルバニヤンという馬がいます。賞金が足りないので余裕で除外されると思いますが、この馬の母の父(母方の祖父)にTheatricalという馬がいます。私が生まれた年にデビューした馬で、GIを6勝ている名馬です。種牡馬としても優秀でGI馬を数えきれないほど出しています。日本で走った産駒(子ども)ではヒシアマゾンが世間的にはともかく、有名です。ちなみに同じく世間的にはともかく、有名なタイキブリザードはTheatricalの弟だったりもします。

日本ではフサイチとかアドマイヤとか馬主が決った冠名をもっていて、それに単語をあてはめて馬の名前を決めることが多いのですが、瀟酒でハイソな欧米人はそんなことしません。父や母や、その先の先祖の名前に関連づけた名前をつけることが多いようです。

例えば、Theatrical(演劇的な)の父はNureyev(バレエダンサーのルドルフ・ヌレエフ)、その父はNorthern Dancer(北の踊り子)、その父はNearctic(生物地理学の新北区)……というように血統を辿っていくと名前の由来が繋がる訳です。

Theatricalの子も連想でつけられている馬がおりまして、それが昨年まで現役だったGI2勝馬のShakespeareなんですねぇ。あれ?まるで『シェイクスピア・ソナタ』が間もなく発売するからここまで長文を書いたかの……すみません。何も考えてないとこんなもんです。

というわけで(?)岩松了の書き下ろし脚本『シェイクスピア・ソナタ』、どうぞよろしくお願いします。

この秋、最強のデートムービー

らしい、『レッドクリフ Part.I』を観に行ってきました。男ふたりで。

テムジンの生まれ変わりらしい人(または信玄の生まれ変わりでもあるらしい人)が撮った『蒼き狼』はもはやそういう次元じゃありませんでしたが、半端知識を持ってしまった歴史もの超大作は大抵肩すかしになるので、あまり期待はせずに観に行きましたが、思ったよりおもしろくて良かったです。

とりあえず「『三國無双』周瑜を中心に〜」といったカンジでした。

これなら『Part.II』も観たいです。半年後ですけど。諸葛亮、普通に風吹かせるだけの人になりそうですけど。とりあえず、黄蓋の活躍に期待してます。

和田さん情報によると、このレッドクリフ、Part.I、Part.IIと2つに分けた理由が、全部で5時間にもなっちゃったことと、撮影費が膨大になっちゃったためなんだそうです。いわゆる超大作も超えちゃったという、なぜ途中で気付かなかったのかという気もします。本で言えば上下巻に分冊した、と言ったところでしょうか。

ポットでは上下巻の本というと『君よ知るや南の獄』があります。

これは頁数が膨大で分けたのですが、超大作です。1冊にすると800ページあります。かなり読み応えがあると言うか、なぜこんな酷いことを……というシーンが全体の7割を占め、そしてそして、最後の最後に感動のラストが……。

超大作は長い分やっぱりラストが良くなきゃダメですね。レッドクリフもそこんとこよろしくしてほしいところです。