投稿者「武田 浩介」のアーカイブ

武田 浩介 について

1975年生まれ。 脚本家、とか思われていたりします。 最近は落語やコントの台本を書いたりしています。 あとまあ、いろいろ。

不忍池

本郷の弥生美術館に『乙女のイコン展』を観にいく。
少女雑誌の表紙や挿絵に使われた少女画がズラりと展示されている。
絵に描かれた少女の、しなりとした感じに妙に惹かれる。この感覚、そそられる、とはちょっと違う。

併設された竹久夢二美術館の方は、『子どもの世界展』。
少年もちゃんといる。
展示の最後では、夢二の生涯に併せて、子どもニュースを年譜式に紹介していて、これが面白かった。
「昭和6年・1931年 東京の省線(いまの山手線)の各駅にお菓子の自動販売機が設置される」
とか、
「昭和5年・1930年 10月、夜の銀座に少年少女の流しの演歌師が急増」
とか。
へー。少女の流しの演歌師?気になるな。しかも「10月」ってあえてくくっているのが面白い。

美術館を出て、上野公園まで行ってみる。
ボートに乗っているカップルが結構いた。
将棋盤を出して、将棋に興じるオッサンたちと、それを取り巻くオッサンたち。
外人さんの観光客。酒盛りをしているオバチャン。
たらたらと、不忍池をぐるりと回った。

昨日は青山墓地近くの料理屋で昼飯を食べた。

以前は伊藤忠の脇にあった日本料理屋の天ぷらラーメンというメニュー(塩味のラーメンにデカいかき揚が乗って、さらにおにぎりがつく)が気に入っていたのだけど、その店ももうなくなってしまった。
その敷地には、いまはトルコ料理屋が入っている。
このトルコ料理屋。昨日は祝日ってこともあって休んでいた。でもよ、だったら通りに看板出すなよ。入ろうと思ったのに。

それはともかく、で、昨日は出来たばっかりとおぼしき、日本料理屋へ。
俺は天ぷらと刺身のセットを食べた。
したら、ここ、瓶ビールが1000円もするのな。
歩き回った後だから当然ビールいこうと思っていたのに、1000円とは。熱いお茶で我慢。
他のお客さんでそのビールを注文している人がいたから見てみると、中瓶だ。
わお。中瓶で1000円。
いや、俺だって1000円くらいあるよ。出せるよ。そんくらい。
でも、中瓶に出せるかというハナシなのだ。

夜、渋谷に用があって出る。
沖縄料理屋で、オリオンビールを呑む。

そして今日。
もう一つリベンジ感足りてないなぁと思って、夜は近所の中華屋へ。
レバニラ定食に瓶ビール。
中瓶で、500円である。
つかえが取れたような気分で、飲み干した。

BESの新譜『REBUILD』を聴く。
新宿のタワーレコードに売っていなくって、渋谷に行った際に、渋谷タワーで購入した。

お彼岸かたつむり

休みってこともあって、墓参。
俺んちの墓のある青山墓地へ。
世間も休みってことで、やっぱ人が多い。

お供えの花を生ける瓶を洗いにいったら、ビンの裏から何かがポーンと飛んでいく。
よく見たら、かたつむり。
うわっと思って、拾ってその辺の木に乗せておく。

お墓のところに戻って、墓石をゴシゴシやる。
ここんとこ雨が多くて、多少はキレイになってると思ったけど、あちこちゴシゴシ。

と、墓石の裏に、かたつむりがいるのを発見。1,2、…3匹もいる。
え~じゃあさっきのヤツ、家族というのか親族というのか、ま、ある種のトライブか何かか?

無性に気になってしまい、水道のあるところへ再度向かう。
さっき置いた場所に、かたつむりはそのまま、いた。
つまんでみる。粘着物を引き剥がしたような、そんな手応えがあったけれども、気づかなかった振りをする。むりやり。

おじいちゃんとおばあちゃんが、やれやれって笑っているような気がした。

3匹のいる墓石の裏のところに、そいつを置いてみた。微動だにしない。
少し水を垂らしてみると、粘着の部分がモワーと伸びて、モゾモゾ動き出した。
ちょっとほっとする。
まあ、後はよしなに。

3匹は昼寝中だったのか、一度も動かなかった。
お参りを終えて、帰り際。もう一度見てみると、俺があちらこちら連れまわしてしまった一匹だけが、もぞもぞと動いていた。
墓石を、上の方に昇っていた。

SLEEP TONIGHT

昨夜は数時間しか寝なかった。
日中は確かに若干眠かったが、まあ何とか過ごせる。
てか、
まだ完徹、余裕じゃね?
とか思ってしまったり。

夜。
思うところがあって、ストーンズのヴィデオ『25×5』を見返す。

間違いだらけの歌

来月渋谷である頭脳警察のライブのチケットをゲット。
頭脳警察は、今月末に関西方面でワンマン、そしてフラワー・トラベリン・バンドとのジョイント・ライブがある。これはとても観たかったんだけど、特にフラワー・トラベリン・バンドとやるやつ、まあでも、諦めて。
それは、いずれ東京でもやるだろうと思っていたからなのだが、東京でのライブの予定が全然発表されない。勘弁してよ関西だけかよとか思っていたら、不意に決まっていた、東京ライブ。
頭脳警察を観るのは、2001年の再結成以来だ。あのときは、野音の復活一発目、そして渋谷AXのワンマンを観にいった。
2001年野音のライブを収めたDVDを見直すと、今年発表されたシングル『時代はサーカスの象にのって』のカップリング曲『間際に放て』が既に披露されている。
そう考えると、そろそろ新曲を「まとめて」…つまりアルバムを、という気持ちになってしまうのだけど。ま、それは、ゆっくり待つと、しよう、かな。

中学の頃、中古屋で頭脳警察のオリジナル・アルバムはメチャ高かった。1枚1万円近くして。あとファーストなんか、もう一生聴けないんだろうなと思っていた。
だから、当時唯一普通に買えたベスト・アルバムと、新宿ディスクユニオンで、デッドストック放出されたセカンドアルバムの再発盤。これを繰り返し聴いていた。
ハードで知的な言葉と、ザラついた音色がたまらなく胸を掻き毟る。
『間違いだらけの歌』の焦燥感が、とてつもなく「リアル」に響く。
『銃をとれ!』のイントロのギターは、それまで聴いたどんな音とも違って聴こえた。うまい・へた。きれい・きたない。これらを超越して届いてきたのだ。あのザラつき感、当時の録音状況もあったんだろうけど、この感じを、あれこれ色んな知識が入ってくる前の、ガキんちょの内に聴くことが出来たのは本当に豊かな経験だった。

90年はじめに再結成。新譜が出て、過去のアルバムもCD化される。
オリジナル・アルバムを聴いていくことで、「過激」とかだけじゃない、繊細だったり、あまりにもシュール過ぎたり、幻想的だったり…イロイロな面を知ることができた。
そして20世紀が終わると、何とファーストがCDに。さらに数年後には70年代のライブの模様を集めたボックス・セットが出た。
頭脳警察のアルバムは、中古屋で普通にCDが千円台とかで買えるようになった。アナログ盤ですらも、まあ常識的な値段で。
これらの顛末、中学の頃の俺に教えてあげたら、泡吹いて死ぬな。確実に。

2001年の6月。野音で観た頭脳警察。ソウル・フラワー・ユニオンなんかが対バンだった。思ったよりはお客さんは入っていなくて、「えぇ?」なんて気分で、6月にしては肌寒い夕刻だったのを覚えている。
ライブが終わって、当時付き合っていた彼女の部屋にいって、メシを食わしてもらった。「ロックファンは何やってんだよ?!」なんて会話したりして。
その翌月に彼女が死んで、その年の夏は、何をしていたのかよく覚えていない。
で、9月になって、AXに頭脳警察を観にいった。記憶にある限りでは、これが外出を再会し出した始まりじゃなかったかな。

俺自身、もう20年も聴きつづけているバンドだ。その間にはまあイロイロあるって話だ。
でも、世界婦人に何度目かのさようならを告げて、俺も30を過ぎた。こうして頭脳警察のライブを観ることができるっていうのは、何だかとっても嬉しいことだと、思う。

ないない

小林信彦『笑学百科』を読む。
1980年前半に書かれた笑いや芸に関する小文集。
ここ数年のお笑いブームとか落語ブームとかを経た現在だから、ていうのじゃない。いま読んでも、懐かしさだけじゃなく、響いてくるものを感じた。

でも、風刺系や毒舌系っていまやボロ負けの印象がある。
それよりも「あるある」と周縁を撫でてるだけ。あとは、毒舌にもなっていない、ただの揚げ足取りみたいなの。そんなのばっかりだ。
毒舌ってある程度「道を外れる」ものだから、それにはある種覚悟がいるものだから。それがいたたまれないのだろうか。「何カッコつけてんだよ」とか言われるのを恐れて、顔色窺いつつ、「あるある」でお茶を濁す。
毒舌は「個」の、そして「孤」のものだけど、「あるある」は共感を期待する。
そんなの、「芸」じゃない。
みんなで「そーだよね~」と確認作業。庶民の視点でございますか。気持ち悪ぃ。

クイック・ジャパンだったかな。劇団ポツドールの主宰・三浦大輔をインタビューした記事で、「あるあるネタが好きです~」みたいな発言があって、それをインタビュアーのライターがやたらと嬉しがっていた。あれ、何なんだろうか。呆れろよ。

個や孤じゃ、我慢できないのかな。
我慢できないのは能力の違いだからいいんだけど、そうゆうヤツらの醸し出す安い連帯が色んなものを汚染している。それがどうにも目障りな今日このごろ。

よくライブのレポで、「みんなのニコニコした笑顔が印象的だった」とかいうのがある。そういや、サウンド・デモなんかにもこれ系の言い回し、つきまとっていた。
あれも嫌だ。
何だよ「みんな」って。「ニコニコ」って。「笑顔」って。俺の嫌いな言葉ばっかり並べちゃって。バカじゃねえの。ヘラヘラした集団なんか普通にヘンだろ。
こんなんだから、俺の唇はいつまでたっても歪み続けるのだ。

イライラすると、お腹がすく。
夜は、ゴーヤとスパムと厚揚げを炒めてあんかけ素麺。それとナスと挽肉と生姜を茹でたヤツを食べる。うまい。

足の指を怪我している

気がついたら、左足の中指がタイヘンなことになっている。
爪の手入れも疎かにはしていないし、負担のかかる行いもしていない。

何なんだろう。
理由もなく自分の身が「普通じゃない状態」になるっていうのは、殆ど病気も大きな怪我もなく生きてきた俺にはどうも慣れない。
こうしてカラダのあちらこちらが壊れていくんだろうか。

Exit!

『下流は太る! こんな暮らしがデブの素』三浦展 編著を読む。
金持ち共はブクブク肥えて…なんてのは昔のハナシ。現在の下流は経済的だけでなく精神のありようもダメダメ。だからルーズな食生活でブクブク肥る。三浦展も結構肥えている。ま、本人自身も自分に突っ込んではいたけど。
でも確かに、金ねえ~とか言ってるのに限ってコンビニとかファーストフード行きたがるよな、て思う。
ま、低所得のくせに暴飲暴食している俺には耳が痛いことばかりなので、精一杯の強がりで、他人事として楽しんで読んでおく。

そんなこんなで今日は雨。
外に出るのも億劫で、ニューオリンズの歌姫アーマ・トーマスのレコードを聴きながら、カップのヤキソバを食べる。
夜は、富士そばでとろろそば。
おぉ、下流だ。
酒は、今日に限ってはカウントするのも億劫なくらい呑んでいる。
やべ。肥るな。

雨も収まった頃に外に出る。
新宿は2丁目のバー「非常口」へ、お笑いライブ「新宿お笑いライブExit!」を観にいく。

会場の場所が分からなくて、2丁目をキョロキョロウロウロ。パートナーに飢えた中年男に思われたかな。
同じように迷っていたバトルロイヤル風間さんと逢ったりして、どうにか到着。

16組のお笑い芸人を観た。
若手・中堅、みんなそれぞれの水位において濃くって、圧倒される。

70代後半のチャーリー東京は相変わらずのマイペース。新ネタでエド・はるみの物真似なんてのまで追加している。
還暦前後、なのかな?クリスタル大坪の次元を超えた漫談にはトバされた。

WAHAHA本舗所属のヴァチスト太田さんによるエログロ歌謡ショー。初めて観たけど、なかなか強烈だった。
そして、元気いいぞう。鉄板。いつまでも唄い続けてください。

終演は23時過ぎ。
さすがに呑みにもいけず、帰る。ま、バーだったから観ながら何杯か呑んだけどね。

文化干

さくら水産でサバ文化干定食の昼食。
文化干っていいよな。
高田馬場にある焼き鳥屋が、ランチでサバ文化干にモツ煮がつく定食を出しているんだけど、これもお気に入り。
この焼き鳥屋は、焼き鳥丼が名物だと文春ヴィジュアル文庫のB級グルメシリーズで紹介されていて、それで知った店。その焼き鳥丼も、もちろん食べた。うまかった。でも、この店では8割方は文化干・モツ煮を注文してしまう。吸引力が強いんだもん。

先日の知久寿焼ライブ会場で買った、しょぼたま のDVDを観る。
アンプラグドの極北みたいな感じで、演奏している。「しょぼ」なんだけど、歌と存在感はどれも重量級。
『326』という曲がしみてきます。

そういやちょっと前に、326(みつる)っていう若者系相田みつをみたいなのがいたけど、今はどうしているんだろう。

ラストダンスは私に

『ショーケン』、読みはじめる。
わくわくしながらページをめくっている。

深作欣二監督『いつかギラギラする日』に主演していたショーケンが、メチャクチャかっこよかった。
金髪の木村一八や、この作品からある種の一歩を踏み出した荻野目慶子など、かなり個性的な役者の揃った映画だったけど、やっぱショーケンが一番カッコよかった。
ラストに、ショーケンの唄う『ラストダンスが私に』が流れて、いいなあと思ってさっそくCD買いにいった。
岩谷時子訳詞の、越路吹雪verを下敷きにした歌詞がまたイイんだ。

ジュリーは今年、ドームでコンサートをやる。
ショーケンは、ラストダンスを任せられるような存在に、またなれるんだろうか。