投稿者「武田 浩介」のアーカイブ

武田 浩介 について

1975年生まれ。 脚本家、とか思われていたりします。 最近は落語やコントの台本を書いたりしています。 あとまあ、いろいろ。

串カツ

串カツをメインにした居酒屋にいく。
1本200円とかして、こんなに高いのかと思う。
肉があって葱があってまた肉があってまた葱があって…というのではない。
指先くらいの肉に串が刺さっているだけで、それだけで、200円以上もする。
高いと思った。

こないだ下北沢のキッチン南海で飯を食っていたら、メニューに串カツカレーというのがあるのを見つけた。
どんなメニューか分からないけれども、きっと肉のボリュームは串カツ居酒屋のそれよりも、あると思う。

キッチン南海は色んな町に支店があって、見つける度に入ってしまうのだけど、そしてカツカレーを注文するのだけど、店舗によって味が違う。
最初は違和感を感じたものだけど、しだいにその違いが楽しくなってきた。
あ、そうだ。いつも最初の一歩はカツカレーの俺だけど、千歳船橋店に行ったときは、卵乗せヤキソバを食べたんだった。
当時、千歳船橋にあるホームに移っていた祖父に逢いにいって、帰りに入ったのだ。
食べながら、その数年前に亡くなった祖母が、よくヤキソバを作ってくれていたなと思い出して、少し泣けた。

カレーの盛りが強烈だという両国店にも、行ってみたいと思いつつ、まだ行っていない。機会をみつけて行ってみないと。

キッチン南海や、あと冨士そばとか、チェーン展開しているのに店舗によってメニューや味が違うというのは、なかなかに面白い。

VHS

俺の住んでいる新宿区では、ゴミ出しの際、カセット・テープやビデオ・テープは燃えるゴミとなる。
それを知ったのは意外と最近で、知ったときは結構びっくりした。

DVDの普及で、映像ソフトを収集する上でVHSってこんなに場所取るんだ!と思ってしまったからは、かつては大事な友達だったVHSに「お前、ちょっとでしゃばりすぎ」と冷く接してしまうようになってしまった。
買ってないな。VHS。もうここ何年も。

あの、繁華街によくある、ほら、例の、
「10本1万円」
とかってやつ。
あの時代はVHSを10本抱えて帰っていたんだよな。それで、電車とか乗ってたんだよな。

最近、河原かどっかに大量のエロビデオを遺棄して捕まった人がいたけど、ビデオ・テープってのは処分に困る。買い取りも現在は殆どやっていないし。

こっそりと、すこしづつ、燃えるゴミにしのばせる。でも、ビデオ・テープの重さが、ゴミ袋に燃えるゴミとしての違和感を与える気がしてしまって。それがどうにも恥ずかしくって…
俺は、さすがに河原に棄てたりはしなかったけど…
まあ、その、あれだ。
まったくもって、生きていくうえで悩みは尽きないってことだ。

物語 落語現代史

お手伝いさせてもらっている会「物語 落語現代史」。
早いもので、もう6回目だ。
この会を背負って立つ夢月亭清麿師匠も、ゲストの今岡謙太郎氏も、舌耕止まらない。

今回のテーマは志ん生と文楽。
志ん生派と文楽派を分けるのではなく、志ん生・文楽派と、円生・正蔵(彦六)派という分け方もあるという意見に凄く納得。

そして、最近の落語ブームに関して、
志ん朝、小さんといったビッグ・ネームが亡くなり、ある種の絶対的なものが無くなったことで最近の(敷居の低い…ともいえる)落語ブームにつながっていくという意見にも、ドキリ。

次回11月は立川談志・現代落語論が遡上に上がる。

シャープさんフラットさん

下北沢の本多劇場で、ナイロン100℃の新作公演『シャープさんフラットさん』を観る。
キャストを振り分けてホワイトver・ブラックverと2パターンある今回の公演、しっかり両方観てきた。
休みだってのもあって、1日に2本。昼は13時開演。夜は19時開演。観てきた。

笑いを作る作家がイロイロと煮詰まって現実逃避した先は、サナトリウム。そこの人間模様。
何かをクリエイトしているとか、そうゆうんじゃなくて、生きていく上で何らかの「折り合い」を意識している人は、絶対観たほうがいいと思った。

あと、「誰か」が傍にいるっていうのは、いいことだなぁと、思ってしまいました。

バナナはどこにいった。

御茶ノ水のレストラン・カロリーの前を通ったら、「10/1(つまり今日)仕入れたばっかのカキフライ定食」みたいな貼り紙があった。
その貼り紙のワザとらしさに引き寄せられるように店に入って、カキフライ定食を食べる。ついでにハーフ&ハーフも呑む。
カキフライにはタルタルもかかっているが、上から満遍なくウスター・ソースもかけて食べる。当たり前のことだ。
つけあわせのパスタがミート・ソース風で、ちょっと嬉しい。

ウィキペディアとかSNSとか、ネットに関する本を数冊、平行読みしている。
他意はない。
なんか、そうゆうことがしたくなった。

ここ数日、バナナを見かけない。

雨の一日

小雨っていうか霧雨っていうか、タラタラした雨が一日中落ち続けていてイライラする。

夜、下北沢のOFFOFFシアターにパラドックス定数の公演『三億円事件』を観にいく。
犯人側からではなく、捜査する側から描いた3億円事件。だけど、、、。濃厚な葛藤が展開。
本日初日。

予習

来週、新国立劇場に『現代能楽集』を観にいくので、その予習ってことで、三島由紀夫『現代能楽集』、一日に1本~2本ペースで読んでいて、すべて読み終わる。
『班女』という作品がよかった。終盤、男を待ち焦がれる女の前に、当の男がやってくる。念願の再会?…この場面、トリフォーの『アデルの恋の物語』なんかよりも凄みがあった。

今回上演されるのは、『綾の鼓』に『弱法師』の2本。これは演出家によるセレクトなのだろうか。
楽しみだ。

循環

『新宿 考現学』深作光貞を読む。
60年代末、まだ西口の高層ビル群もなかった(だからこそ、西口の意味合いが現在とはちょっと違う)時代の新宿を考察した一冊。
面白いエピソードがたくさん出てくる。
この手の本を読むと、いつの時代もたくさんの人がそれぞれの人生のなかで生きていたっていうことを改めて思い知らされて、当たり前なんだけど、その当たり前さが、むしょうに胸をうずうずとさせてくる。

今日はひどく酔ったようだ。

ソースカツ丼

小用で江東区は森下~白河までチャリでいく。
新大橋で隅田川を渡って、そのまま新大橋通りをまっすぐいけば、一ヶ月くらい前に現代美術館に行った際、初めて降りた都営新宿線菊川駅近辺だ。

区民センターにある、のらくろ資料館を覗く。
俺が小学生の頃、のらくろが文庫サイズの新装版で出て、何冊か読んだ。
戦時中の兵隊をやっているのらくろよりも、戦後復員してきて妻を娶って喫茶店を開く『のらくろ喫茶店』の方が面白かった。
確か喫茶店をやる前は探偵の真似事をしていて、大学生の息子の素行調査を依頼されたら、その息子が実はオチ研で落語に熱中していた…というエピソードがあった。
のらくろの作者・田河水泡が落語作家でもあるということを知るのは、それからずっと先のことだ。

菊川駅前のソースカツ丼の店で食事をしようと思ったけれども、時刻はAM11時前後。まだ店が開いていない。
いや、ソースカツ丼。訴求力あるでしょ。食べたいでしょ。
でも、店が開いていない。
少し近辺をブラブラしたりしたけれども、何か、開店はまだっぽくって。
ううん。待つのはかったるいな。てか、てゆうか、
そのときの俺、考えてみれば別にソースカツ丼みたいなこってりしたものは食べたくなかったのだ。どっちかというとサッパり系を欲していたのだ。そうだよ。朝からそうだったじゃん。
いいや。ソースカツ丼は別の機会にしよ。さっぱり系でいこ。
で、どうしようかなとチャリを走らせると、近くに「せんねんそば」のチェーン店を発見したので、そこに入る。
そう、さっぱりした冷たいそばでも食べよう。ざるかせいろだ。それが正論。もう秋だけど、サマージャムだ。
何にしようかと券売機の前に立つと、メニューにソースカツ丼セットというのがあるのを発見してしまった。
まあでも、いまさらいいよなあ。だって、今の気分はさっぱり系なんだから。俺のモードはそうなっちゃったんだから。…梅干入りのおろしそばなんてのがあるじゃないか。いいね。それでいくか…。ソースカツ丼セットなんて、いまさら…

オチは当然、その5分後にはソースカツ丼とかけそばをサクッと完食する俺がいたという、ま、そうゆうハナシである。

ここのソースカツ丼は、いわゆる「づけ」形式のソースカツではない。
ご飯の上にキャベツとカツが乗っていて、テーブルに備え付けられたソースをお好みでかけるというカタチだった。
だから、ソースをかけなければ、ただのカツのっけ飯である。
そば用の七味唐辛子をかければ、七味カツ丼である。
アイデンティティ的には、結構弱い。

「づけ」として最初から存在するのではない。
かける側の意向で、自らのソースカツ丼度が決まるのだ。
その希薄さが、じわりとせつなくて、しょっぱかった。
かけすぎたソースのせいではなく、しょっぱかった。

あと、できればカラシが欲しかった。

ペンギンハウス

夜、高円寺のライブハウス・ペンギンハウスへ豊田道倫のソロ・ライブを観にいく。
ギターの弦を2回も切ってしまう熱演。ピアノの弾き語りの聴くことができて、3時間近くのステージ。みっちり堪能した。
『UFOキャッチャー』とか『深夜放送』とか『僕は間違っていた』とか、あと『35の夜』(言葉とメロディーがここまで切なくぶつかった曲を他に知らない)とかを聴けたのも嬉しかったけど、何曲か披露された新曲がどれもよくて、それに、とてつもなく、うずいてしまう。
もっとたくさんの人と共有したいような、自分のものだけにしたいような。
何いってんだか、て感じだけど、とにかくよかったです。

呑んで、いま(0時過ぎ)に帰宅。
会場で購入したCDRをさっそく聴いている。