投稿者「武田 浩介」のアーカイブ

武田 浩介 について

1975年生まれ。 脚本家、とか思われていたりします。 最近は落語やコントの台本を書いたりしています。 あとまあ、いろいろ。

座・怪談

雨が続いて、すっかり夏も終わった感じだけど、まだ一応8月。いつ暑さが再び襲ってくるか分からない。
新宿はプーク人形劇場に、「座・怪談」という公演を観にいく。

演目は、
『一ツ家の鬼女』作・稲田和浩
『御宿ひぐれ』作・枯木賑
休憩
『牡丹灯籠』 原作・三遊亭円朝
         作・稲田和浩
         演出・枯木賑
怪談話のオムニバス公演だ。

怨念情念カニバリスム。
根っこにあるのは、あと最後に行き着くのは、愛。…そこにあるのは、愛なのかぁ!
全体的に、女性の「念」に力点を置いているように感じた。
怪談噺って、やっぱ女がキモだもんな。

『牡丹灯籠』では、琵琶、あの「平家物語」で御馴染みの楽器・琵琶による演奏が添えられた。
俺、琵琶って聴くの初めてだよ。若い女性の方による演奏と、うた(「びわうた」と呼ぶらしい)。
まだ若そうな女性の方による演奏。引き込まれた。

開演前、会場の近くにあるローソンに入ったら、その店舗限定だという「スパムおにぎり」なるものを売っていた。
面白そうなので買ったら、1コ210円とかしてビビった。

いなくていい人

昨日観たMC BATTLEのことを考えている。

たま『いなくていい人』を買う。

『名画の秘めごと 男と女の愛の美術史』有地京子(角川マガジン)を読みはじめる。

昨夜、晩飯を食った恵比寿駅前の海鮮丼屋はなかなか美味かった。

久しぶりにクラブに行って、酒呑みながらダラダラ過ごしたくなる。

昼に松屋でメシを食っていたら、喪服姿のお爺さんが牛丼を食べていた。
すぐ近くに、斎場がある。
知人を見送って、ひとり牛丼を食べる男の姿に、ドラマを見た。

MC BATTLE

雨降る中、恵比寿に。
リキッドルームでULTIMATE MC BATTLE東京予選を観る。

いまから5年前の2003年の夏、B-BOY PARKのMC BATTLE決勝戦があったのもここ恵比寿だった。ラッパーが即興でラップを競いあうMC BATTLEというものを、このとき初めて観た(正確には前日に川崎クラブチッタで予選大会があって、これが人生初なんだけど)。
そのときも雨が降っていた。

それから結構な数、一時期などは憑かれたように、MC BATTLEを観るためにクラブへ足を運んだ。

即興で繰り出されるコトバの、空回りしていくものが殆どの中で、時々何かがスポン!と「はまる」。そのはまったときのエクスタシー。
同じコトを言っていても、発する人間のオーラのあるなしで全然違って響くコトバの移ろいやすさ。
とにかく、色んなことが刺激的だった。

5年前に観た大会に出ていて、今日の大会にも出ていた、何人かのラッパーがいた。
有名無名、多数のラッパーの頂点に立ったのは、一番の千両役者・般若。
色々と胸に疼くものを抱えて、帰った。

浜松町2

と、いうわけで、小雨降る中、再び浜松町で呑んでしまった。

名の知れた立ち飲み屋は、満員。
このお店、なぎら健壱の居酒屋本でも紹介されていた。
聳える東京タワーを眺めながらビールっての、まじでよさげ。
でも満員だったので、すごすごと、先日も行った地下街へ。で、散策。
薩摩を売りにした居酒屋に入って、ビール→ホッピー。
焼き鳥系や料理もよかったけど(ゴーヤとジャコを炒めたヤツがうまかった)、最後に食べた鶏飯ってのが初体験の味。鶏雑炊なんだけど、葱や高菜(?)が美味しく、だし汁もいい感じ。

この辺りは住宅街でもなければ繁華街ってわけでもなくって、いわゆるオフィス街ってトコなんだと思うんだけど、リラックスしたいでたちの人が多い。今日は土曜だってのに。
どこから来て、どこに帰っていくんだろ。
それだけ呑みの吸引力が強い、磁力を発する街ってことなのかな。

帰り、酔いざましに高田馬場のブックオフに入って、『日本芸能行方不明』永井啓夫、『昭和』永六輔、単行本2冊買う。

なんのこっちゃい西山。

中野のBLOOMという小さなクラブで、なんのこっちゃい西山。さんがイベントやってたんで、寄る。

20時から翌朝5時までっていう長丁場イベントだったんだけど、俺は次の日の予定もあったので、数時間いたのみ。
邦楽を、次から次と、独特のセレクションでかけていく。

西山さんを知ったのは、フィッシュマンズの佐藤伸治が亡くなった直後に歌舞伎町のロフト・プラス・ワンでイベントをやって、それに足を運んでから。
時期が時期だけに、もうこれを聴きたい!ていう気持ちを満たしてくれる最高のイベントだった。
て、これがもう10年近く前か。

西山さんは、ロックを愛し続けている。

錦松梅

新宿ディスクユニオンで、シングル盤5枚買う。
昨日に続いて、いい買い物をした。

今日も黒ホッピーがうまい。これ、買い溜めしようかな。
ガンガン呑んで、晩飯は、ご飯にとろろ・ワサビ・醤油・梅干・刻み海苔・乾燥シラスを混ぜてみる。いける。
それと、錦松梅を貰った。またウチのメシが楽しくなるぜ。
錦松梅といえば、古今亭志ん朝のCMだ。
志ん朝が亡くなる直前の池袋演芸場。一日だけ行って『船徳』を聴いたけど、もう何日か観たかったってのも、後になってする後悔。

関西の伝説のカルト噺家・祝々亭舶伝が亡くなったそうだ。
文芸座ル・ピリエの「快楽亭ブラック毒演会」で高座を観たのが、唯一の体験だった。

秋ぐらいから、また新しいことが始まるかもしれない。

年上の知人から、講談社現代新書『調べる技術・書く技術』野村進 を頂く。
勉強しろってことだろう。何も言い返せない。受け止めよう。
で、さっそく読みはじめる。面白い。

家ホッピー

夕刻、荻窪にいく。
ささま書店の店頭100円均一台で、文春文庫ヴィジュアル版『ベストオブ丼』を見つけて嬉しくなる。
文春文庫ヴィジュアル版B級グルメ・シリーズの一環として出たこの文庫本。出た当時は持っていたのだけど、これも例によって売ってしまっていた。
数年前からブックオフなどでB級グルメシリーズをちょぼちょぼ買い直したりしていたんだけど、この『ベストオブ丼』はなかなかお目にかかれなかった1冊。100円で買えるとは。
カツ丼天丼親子丼鰻丼、これでもかとばかりに並ぶ丼は、1987年の頃のもの(この文庫版は1990年出版だが、親本が出たのが1987年なのだ)。
約20年前の食べ物に食欲をそそられる俺。
店内では、広岡敬一『浅草行進曲』が500円。これも前から欲しかった本だ。
あと『新宿 考現学』深作光貞 という1960年代末に出た新宿に関するルポ本を見つける。500円。
ちょっとハイになって、そのまま近辺の古本屋をハシゴして、さらにあれこれ買って、例えば『虚人魁人 康芳夫』を200円でとか、帰る。
いわずもがなだけど、自転車でである。

帰り、東中野と中野の間くらいにある、大久保通り沿いのスーパーに寄る。
むかし、この近くで暮らしていたので、よく来ていた店だ。色々安くて、今でもついつい足を伸ばす。
ここで、ホッピー瓶を売っているのを発見。330ml、110円だ。
黒ホッピーを数本買う。

住んでいる新大久保まで、大久保通りをまっすぐに帰る。当然ながら汗だく。
でも家でホッピーが呑めるんだぜ。
やったー

金貸し

「新潮45」の最新刊、買う。
小谷野敦の『出会い系サイト放浪記』に、惹かれた。速攻読む。赤裸々っぷりが、たまらない。うわぁ~と一気読み。

特集で、<「貧乏」13の怪事件>。
作文コンクールで自らの境遇を綴り、日本中の涙を誘って「時の人」になった少女のその後を、書いたレポが興味深い。
あと、ヤミ金に追われて鉄道自殺した3人の老人のハナシ。数年前にあった事件で、これは俺もリアルタイムで知っていた。思い出して、重くなる。

むかし郵便局でバイトしたとき、郵便局とヤミ金がつながっているのを知ってびっくりした。
ヤミ金が送るDMを、わざわざ取りにいく。大量に郵便物を託すお得意さんってわけ。ヤミ金の事務所には局長の名前つきの「これからもよろしくお願いします」的な手紙が貼ってある。そんなヤミ金事務所を一日に幾つも回る。ヤミ金が入っているビルの他の入居者にバレないように、受け取った大量のDMを隠して運んだり、部屋の入り口で清算の際は、誰か来ないか見張りをさせられたこともあった。これらを、郵便局職員が自主的に配慮してやってんだから凄い。あ、職員と書いたが、実際の「職員」はこれらには手を染めず、「ゆうめいと」というバイトにやらせるのである。
で、速攻やめた。
そん時、職員に「金を稼ぐってのはタイヘンなんだよぉ!」とか逆ギレされたが、「人種が違う」と言い捨てといた。
ヤミ金に関わっていない、中で仕分けとかしている職員さんたちには、引きとめられた。自分で言うのもナンだけど、以前からの俺の働きを気に入ってくれていたようだ。こうゆうことで人から評価されるなんて俺にはありえないと思っていたので、それは素直に嬉しくって、感謝した。でも、これだけはカンベンと、やめさせてもらった。

当時、郵政民営化がどうとか騒いでいる人がたくさんいたけど、ヤミ金とのつながりを言った人は、俺は見たことない。

吉川潮という作家が、息子に「(将来何になってもいいけど)役人と金貸しになったら親子の縁を切る」と言ったと何かに書いていたけど、俺も、役人は別にいいけど、金貸しだけは傍にいてほしくない。必要悪とか、中にはイイ人もいるとか、そういった物言いはどうでもいい。ただ、不快なのだ。
ま、向こうも来たくないだろうけど。

ピア

『ラブホテル進化論』金益見(文春新書)を、読みだした。
本書の帯には著者(20代前半の女性)の写真が。看板的には、OK、なのかな。
章の始めのページに添えられた著者によるマンガチックなイラストと、時折挟まれるウケ狙いな言い回しが、若干浮ついた印象を残す。
なんて思って読み進めたら、これが面白い。
ラブホテルの色んなことを真面目に教えてくれる。
取材先の相手の言葉を紹介するのにも、語る側の「それっぽさ」がしっかり出ていて、記録しようというのが伝わってくる。

俺がはじめて行ったラブホテルは、新宿は歌舞伎町の「ピア」というトコだった。
ハッキリ覚えているのは、部屋に入ると安全地帯『悲しみにさよなら』が流れてきたということ。ドアを開けると音楽が、てのにちょっとびびった。

その「ピア」も、もうなくなっている。
『悲しみにさよなら』は、いまでも時々、聴く。

そうそう、数年前に曽我部恵一が『悲しみにさよなら』をレゲエでカバーしていた。
雑誌の「relax」がラヴァーズとか騒いだり。レゲエが、それも「レゲエ祭」的なものではなく、カリプソ・スカ・初期レゲエ、もしくはイギリス産のが盛り上がっていたころ。
ま、俺も再発されたレコードを結構バシバシ買っていたんだけどね。
それはともかく曽我部恵一『悲しみにさよなら』は、あまりにも弱すぎた。下北沢辺りで居心地良さそうにしている連中にはちょうどいいのかもしれないが、玉置浩二の圧倒的なウタヂカラをリアルタイムで、それも「ザ・ベストテン」、「ザ・トップテン」2つの歌番組で毎週のように聴いていた俺には、どうにも喰い足りなかった。
『悲しみにさよなら』のカバーと聞いたときには、マジで「キターーーーッ」だったんだけどね。
好きな曲がレゲエでカバーされているのを発見すると心がうずいていしまうのは、今でも変わらない。

でも、最近よくあるJ-POPをラウンジっぽい演奏でカバーしてるのとか、あれは、ホント気持ち悪いよな。

遊園地再生

今日は、世間的にはお盆休みの最終日ってことになるのかな。

そんなわけで、どんなわけだか分からないけど、まあとにかく、そんなわけで、遊園地に行ってきました。
何年ぶりだろう。10とウン数年ぶりかな。
行列とか、並んじゃったりしてね。
ときどきには、こうゆうのもいい。

帰りは、東京駅の八重洲地下街で呑む。
東京中枢ターミナル駅の、独特の熱気が集約された雰囲気。
鰻とニラを卵でとじたのがうまかった。

帰り、電車で寝過ごす。