投稿者「大原 真理子」のアーカイブ

ポットに入社してびっくりしたこと箇条書き

●出版部と編集部とデザイン部が同じフロアにあること(これは私がポットで働きたいと思った一番の理由でもある)
●そのため、それぞれの部署同士ですぐに顔を合わせてのコミュニケーションが取れ、提案が出来ること(これは私がデザイン事務所での勤務(アルバイト)経験しかなかったため、かなりの衝撃だった)
●部署問わず、それぞれのスタッフに届いたメールはほぼすべて全員に転送されるようになっており、全員が閲覧出来ること(情報共有のため)
●伝達事項はほとんどメールで行うこと(情報共有のため)
●本の注文は、基本的に部署問わず誰でも受ける
●作業はすべてサーバ上で行うこと
●BGMはラジオ(j-wave)ではなく、みんなが自由に楽曲を流している
●なにか問題等が起きたときに、なぜそれが起こったのか、どういう経緯で起こったのか、問題点は何か、改善するにはどうしたらいいかを洗うこと
●スタッフ全員が、当たり前のことを、当たり前と思わずに意識していること
●遅刻、有給などに関するルールがはっきりしている
●週に一回の全体会議で社内全体の状況をそれぞれが報告したり、何か提案したりして、そのあと全員で一斉掃除をすること
●「掃除番長」という役割の存在
●スタッフによる日誌をブログで公開していること(これは私の周りもみんな驚き、興味を示す)
●常に自分や世の中を疑い続ける姿勢(うまく言えない…)
●回覧システムでありとあらゆる資料をスタッフにまわす(こないだ給与明細表が回ってきてびっくり仰天)
●アドレス帳とスケジュール管理も共有
●名刺のデザインが自由
●福利厚生?のポットヨーガ倶楽部、均整、オイルマッサージ
●スタッフがツイッターをフル活用していること
●イベントをUstreamで生中継すること(ツイッターと連動)
●図書館事業も行っている?(よくわかんないけど)
●イベントをたくさんたくさん行っている!(これは私がポットにビビビッときた理由でもある。関わりはほぼありませんが)
●沢辺社長が甘いものがお好き
●沢辺社長の懐のでかさ
●沢辺社長のお説教が毎回、目からウロコ垂れ流しのアハ体験

まだまだあるような気がするけど、全体的なことは一通り挙げてみました。
自分のアホさ加減にびっくりすることとか、
デザイン的なことを教わってびっくり、脳内アドレナリン噴出することもたくさんありますが……

新人、一皮剥けました

ズル剥けです。

今日は、ゲイ・エロティック・アーティスト 田亀源五郎さんのゲイエロ漫画に関わる作業をしました。
こういう漫画は読んだことはあったし、
はじめに取りかかった作品を読んで、きれいな絵だなぁって思ったり
切ないストーリーだなぁ……と感傷に浸ったり、序盤はなんらさしつかえなかったのですが。
軍隊モノにさしかかったあたりからなんだかぐったりし始め、
登場人物の数が不特定多数になり、鬼畜なキャラクターが登場したあたりからボーッとし始め、
最終的に海賊モノの作品になったとき、自分の目が虚ろになっていることに気がつきました。
長時間見ているからかなぁ。うーむ

人には、「モード」っていうものがあると思うんですよ。
今日はその「モード」を何に設定していいのかわからなくなってしまった、ということだと結論づけます。

パソコンのデスクトップ上で、
ナニがすごいナニでアレがああなってアレとアレがあんなことになっているとき
一方ポットでは看板犬すずちゃんのヘアカットが始まり、なんとも和やかで楽しそうな雰囲気に。
そのとき私の「モード」のカオス度が臨界点を突破しました。

このあとも引き続き、ちんちんのさきっちょに消しの横線を入れる作業が私を待っています。

新人日誌しんどい、でも。

この日誌、毎日書くのって思っていたよりしんどいです。
なんと、模索舎さんと青弓社さんの方にお褒めいただいたのですが、しんどい。
でも、そう言っていただけるとうれしいし、
ポットのスタッフブログを読んでくれてる人がいるんだなと実感しました。

さて、なんでしんどいのだろう。
私は、感覚ではふんわり感じていることを、意識のいちばん上まで持ってきて
きちんと認識して行動に移すことが苦手なようです。
そうやって生きてきました。
それでやってこれる環境にいて、それで許される立場にいました。
でも仕事をもった今ではそれはダメです。
考えをまとめて言葉にすることは、エネルギーを使うけど、
すくなからず何かしらの再発見があります。
日誌を書くという作業もまた同じ。

「新人日誌」はあと3回で終了予定の模様ですが、
自分で引き続き、書いていけたらなと思います。
いや、書けよ。これは記録を兼ねたバカ矯正訓練だと思って書けよ。と。
ノートの隅っこにでも、携帯電話のメモ帳にでもいい。
ひとことふたことでもいいから。

新人33日目 イベントに行く

今日は、私がお手伝いできることがほとんどない状態で、
「雑用仕事」を探すものの、これがなかなか難しい。

「仕事は自分でつくるもの」
社長が言っていた印象深いことばの中のひとつ。
自分のために仕事をするのはもちろんだが、
誰かの役に立つこととか、自分が所属する会社の利益につながることとか、
具体的に何が出来るだろうと、ぼんやり考える時間があるほど、
何をしたらいいのかわからない半日だった。
結局、洗濯や整理整頓しか出来なかった。家事か。会社は家か。

夕方からは『お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!』刊行記念イベントに客として参加すべくジュンク堂新宿店に行ってきた。
1981年生まれの批評家・荻上チキさんと元東大全共闘・駒場共闘会議のリーダー加納明弘さんの対談イベント
感想はというと、予備知識まったくないしバカなので案の定、よくわからなかった。
ただ、私が通っていた大学の校舎は大学闘争の基地だったらしく、語り草にされていた。
文芸棟には開かずの間があって、紛争で命を落とした学生の幽霊が閉じ込められているとか、
全敷地に張り巡らされた地下通路は、すべての棟を自由に移動するために作られているとか、
レーニンの肖像がどこかに隠されているとか。
現在、かつての校舎は取り壊され、新校舎が完成している。
在学中に取り壊し工事があり、旧校舎のどんよりした雰囲気が好きだった私はとても名残惜しかった。
ある日の休み時間、崩壊していく校舎をいっしょに眺めていた友人が、
骨が出てきたらしいよと冗談を言ったのを思い出した。

私の父親は62歳なので、学生運動真っただ中に大学生だったのかな。
どんな雰囲気だったのか今度聞いてみようかな。
『お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!』も読もう。

新人32日目、肉を喰らう

いま会社がクサイ。ここにいる人間も全員クサイ。
それも、ケモノと油のにおい。

夕方、突然「白飯を8合炊け!」という命令を受け、8合の米を研いだ。
は、はちごう!
研いでも研いでも米ぬかでてくるー!
新米だから水減らしたほうがいいかなと思ったけど
通常通りの目盛りの水量で炊いたら案の定べちゃべちゃだった。
おばあちゃんのごはん!

白飯が炊きあがったころ、沢辺社長が突然、牛の肉片をフライパンで焼きだした。
燃え盛る炎、飛び散る油、 踊るニンニク、肉の焼けるにおい。
私はその「漢の料理」を横目に、ひたすらにトマトを6等分に切り、ひたすらにレタスをちぎった。
その間も次から次へとフライパンで肉を焼き続ける沢辺社長を見た一瞬、
普段何をしている人なのか、もはや私にはわからなくなっていた。
この人はだれなの?
まあ、それほど劇的だった、と言いたい。

皿にレタスとトマトと肉を盛りつける。
優しさと激しさのバランスが取れている。
茶色と赤色と緑色。命いただきます。
なくなる肉。なくなる白飯。皿に残る、油。

ごちそうさまでした。
やわらかくて油っぽくて美味しかったです。
だれかが手で作った美味しいごはんをみんなで食べると元気になるんだな、としみじみ体感しました。
社長夫妻が、夏休みのお土産として牛肉を買ってきてくださったので、みんなでおいしく頂いた話。

新人31日目、ポット入社からちょうど1ヶ月

今日は金曜日だからか、なんだかいつもより元気100倍、勇気りんりんです!

終電の時刻が無情にも近づいて参りましたので、
きょうはポットで気がついたことを箇条書きにします。

●出版部の大田さんがコカコーラゼロを飲んだあと、かならずゲップをしている(と思う)が、さりげないのでわたし以外だれも気がついていない(と思う)
●デザイン部の和田さんのキーボードさばきが、まるでピアノを弾いているかのような音色とリズムだ
●売店のレトルト食品のカレーマルシェは、具が大きい(肉片とマッシュルームがまるごと入っている)
●みんなで掃除をしたあとは清々しい
●入社して間もない頃、デザイン部長の山田さんに「ポットでいじめられてないですか?大丈夫ですか……?」と聞かれた私は「大丈夫です!」と答えたものの、いまだになぜか三日に一度は同じ質問をしてくるので、だんだん、私が鈍感なだけで実はいじめられてるのではないかと不安になってくるサスペンス
●会社の天井の梁に、「男気」と書かれた札が貼ってある
などなど。

自分の仕事の方はといえば、まだまだまだまだソフトすら使いこなせてなく。
そして、ひとつの作業に時間制限を課してみるといい、という助言を先輩からいただきました。

10月の一ヶ月で少しでも成長するべく、たくさんのものを見て見て見まくらないと。
今月は舞台に音楽に展覧会と、とりあえず見る予定のものがあるので、刺激的なひと月になりそうです。
あれ、なんだかラインナップが芸術の秋っぽい。
さすが秋。キンモクセイの香りがたまりません。 きゅん。

新人30日目

鉄ちゃんとすずちゃんがいないとさびしいなぁ

って日誌に書こうとしたら、
五賀さんがすでに日誌でまったく同じことを綴ってらっしゃった。
なので

社長がいないとさびしいなぁ

と書くことにします。

社長は夏休みで一週間ほど不在であります。
左前方からの厳しいオーラがない。
(私のデスクは社長デスクの右後方に位置するのです、
つまり私の視界にはいつも社長がインしているのです)

さびしいなぁ。
お土産なにかなぁ。

新人29日目、罪を犯す

ごめんなさい。
とうとう遅刻しました。
やらかしたー
たるんどる。

面接で「ぜったいにちこくしません」と言ったのに。
そして「ぜったいって今言ったなテメーコノヤロー、その言葉、腕にカッターで刻み込んどけゴルァ!
遅刻したらタダじゃおかねーからな、ケツの穴から手突っ込んで奥歯ガタガタ言わすからな!」
と沢辺さんに忠告されたのに。
たぶん。

反省はもちろんのことだが、対策を練らなければ。
いま目覚ましを2つかけているのですが、3つ目を投入しなければならない、か。
ついにあの最終秘密兵器を。
そう、「スーバー雷電」を…… !!
説明しよう。「スーパー雷電  super raiden 」とは、非常ベルに近い音量のベル音で、
どんなに深く眠ってる人でもたちまち跳び起きるという爆発的破壊力をもつ目覚まし時計である…!
その高すぎる能力ゆえ、「近所迷惑」「非常事態という誤解を招く」というリスクを持ち合わせている。
説明書にも注意書きの記載あり。
そのため、木造のボロアパートでは使用不可と思われていた。
しかし背に腹はかえられぬ。
今度実家に迎えにいく。

新人28日目

家の冷蔵庫の食材が腐り始めたMy Revolution. 明日を乱すことさ.

もう28日目なんですね。ぶったまげた。
毎日が5分くらいの感覚で過ぎていきます。
10時に出社してなんだかんだしてるうちに13時で、もう昼かぁ、と思ったら15時で、
ふと気がついたら20時で、気がついたら22時で、気がついたら24時です。
そして、今日一日でなにか体得できたのか?という疑問とともに退社。
眠らなくても、食べなくてもいい身体がほしいなー、と思うことも一瞬ありますが、
それはないなー、と一瞬で思い直します。睡眠は唯一の趣味ですし。

先日の土日で、「字の匠」という本を読みました。
Adobeのソフトの付録本で、企画構成がデザイナーの永原康史さん。
ずっとうっすら探してた本たったのですが、ポットに入社して間もないころ、
沢辺さんが「読め」と貸してくださったのでした。

本文を執筆された大西哲彦さんには、専門学校で「印刷概論」を教わっていたのですが、
諸々の事情でサボらねばならないことが多々ありました。それでも、なるべく出席したかった授業でした。
なぜかというと大西先生の、「生徒があっけに取られてしまうほどの情熱」が好きだったからです。
もし「印刷萌え選手権」という大会があったなら、間違いなく先生は1位でしょうね。
時折、言葉や表情、行動の中に狂気じみた情熱を垣間見てしまうくらい、まっすぐな方という印象でした。
その先生の文章を読んでたら、授業の時とは少し違うものを感じました。
本という印刷物への、また、それが織りなす世界、そしてそれに関わる人たち、手に取る人たちへの愛情みたいなものです。
それも、ロマンチックな愛情。

やっぱりデザインは人間のためにあるんだなと思います。
しかも積極的で本質的な。ああん、うまく言えない。ファック!
ということは、身体のことも知らなきゃいけない。
わたしは動物が好きですが、人間も大好きです。
ものをつくる仕事なら、サービスをつくるウェイターでもほとんど同じことだしなんでもよかったけど、
せっかく「ビビビ!」ときたポットで働けるのだから、日々精進せにゃならんと改めて考えました。
というわけで「字の匠」はこれから何度も読み直したい。