投稿者「那須 ゆかり」のアーカイブ

おにぎりとず・ぼん

今年も和田家からざぼんが届いた。
去年ざぼんかぶって遊んでからもう1年たったのかと愕然。

出版部は、いま「おにぎり」本と「ず・ぼん」の入稿前。
忙しい。

本日、免許の更新をギリギリでクリア。
車を捨ててしまったので、乗る機会がほとんどなくなった。
ずいぶん前に読んだ本で、
佐野洋子さんがエッセイで赤いポルシェを衝動買いした話が
あって、すごく共感したことを思い出した。
車がちょっと恋しい。

お年玉もらった!

いつもカフェオレを飲みに行く近所の喫茶店ボンのマスターからお年玉もらった。
お年玉なんて、ん十年ぶり。
幸せな一年の始まりとなりました。

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中には100円も入ってた!
ありがとーマスター。

春川ナミオ個展、ソウルで開催中

ポット出版から昨年刊行した春川ナミオ画文『ドミナの園』の個展が
先週10/12(土)から、韓国ソウルにあるSpace art etc.ギャラリーでスタートしました。
タコシェの中山さんが企画したもので、詳しくはタコシェのサイトで紹介されてます→こちら

当初はオープニングに合わせてソウルに到着というつもりで
ソウルのチケットを手配してたところ、行く直前に延期に。
しかしチケット払い戻しはもうすでに遅し。
というわけで、おばさんソウルツアーに急遽頭を切り替えて旅立ったのであります。

オープニングには間に合わなかったけれど、ギャラリーを訪ね、
個展の打ち合わせをして、
というか打ち合わせを念入りにしていたのは中山さんで
我々はコムサディンとたわむれていただけでしたが。
ギャラリー内のカフェでスタッフのミンジさんがいれてくれたおいしいコーヒーを飲み、
近所のイタリアンでムール貝たっぷりのボンゴレをごちそうになり、
額装をやってくれたキムさんに挨拶し、コムサディンの散歩に行き。
個展は見られなかったけれど、ほんとに行ってよかった。

個展は11月27日まで。
上水という駅を下り、少し歩くとレンガ造りの古い建物が立ち並ぶ
レトロな雰囲気のあるストリートの一角にギャラリーがあります。
単行本も売っています。
バンドマンでもある愉快なオーナーキムさんと、素敵な女子学生ミンジさんと
黒ちゃんこと犬のコムサディンがいるはずです。
コーヒーもおいしいし、気持ちのいい空間です。
ソウルに行く機会があったらぜひお立ち寄りください。

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蛇足。
着いた日の夜には垢すりとよもぎ蒸しにチャレンジ。
いや〜なかなか手荒で強烈。
ひと通りのコースが終わったあと死んだように眠りました。
2日目の夜は、焼き肉食べたあとに「コーヒー飲もう!」ということになり、
飲食店街でカフェ7という看板を見つけて、3Fまでの急な階段を登り始めたら…
突然階段上のドアが開いて初老の店主が迎えに出てきた。
ドアがマジック・ミラーか! こ、こわし。
店内はけっこう広いのに、客は我々だけ。でももう逃げられない。
ソファはふかふかだけど、壁という壁にハリウッド映画のポスターやら女優の写真やらがきれいに額装されていて
展示されていたり、ポップなアメリカンな感じなのに、ダイアナの写真もなぜかある…
マスター、ダイアナ好きなのか?
コーヒーと紅茶を注文したら、インスタントコーヒー(砂糖入り)と紅茶パック。
思わずメニューを確認したら一杯500円。めまい…。
次にソウルに行くとき、カフェ7、あるだろか?

今年もインターン生。

昨年に引き続き、今年も8月19日から2週間、
インターン生がやってきた。今年は女子ひとり。
古着屋さんで働いているというだけあって、
60年代?70年代?風の個性的なワンピースを着て
毎朝、あでやかにさわやかに出勤。

取材やら版元ドットコム会議やらにも同席。
面食らうこともあっただろうにもかかわらず、
萎縮もせず、かといって背伸びもせず。
自然体の振る舞いに感心しました。

まだハタチくらいなんですね、彼女は。
いまから20年前の1993年を検索してみると、
クリントンがアメリカ大統領に。
曙が横綱に。
Jリーグ開幕。
皇太子が雅子さんと結婚。
北海道南西沖地震おきる。
55年体制崩壊、連立政権、細川内閣誕生。
ヤクルト日本一。
田中角栄、逸見アナウンサー死去。
この年にはやった歌は広瀬香美「ロマンスの神様」ZARD「負けないで」
ドラマは「高校教師」「同窓会」「あすなろ白書」「ひとつ屋根の下」

ふーむ、思えば遠くへ来たもんだ。

前置きが長くなりましたが、
昨年同様、最後に日誌用の感想文を書いてもらったのでここに公開します。

インターンシップ感想

専修大学文学部人文・ジャーナリズム学科 3年 中田真弥

朝、ポット出版までの道のりには、同じように出勤をしている人がたくさん歩いています。古着が好きな私にとって原宿は、来ると「ただいま!」と思うくらい慣れ親しんだ場所だったのに、原宿の見たことがない表情にそわそわしながら出社をしました。

まずはじめに、売店の仕組みやゴミ集めなどを松村さんに教えていただきました。その時、「良かったらお昼一緒に行きませんか?」と優しく声をかけてくださったおかげで、不安でいっぱいだった私の嫌な緊張感がホっと抜けたのをよく覚えています。
松村さんは事あるごとに優しく丁寧に接してくださいました。どうやら松村さんの妹さんと私の雰囲気が似ているらしく、私もこんな優しいお姉さんが欲しい…と切実に思いました。

私がインターンシップ先にポット出版を希望したのは、まず第一に、出版社の仕事を肌で感じたいと思ったからです。机の上で勉強しているだけではなく、現場に実際に行ってみたい、と思っていました。
また、私はジェンダーの問題や、セクシャルマイノリティについて日頃から関心が高く、ポット出版が出している書籍の数々に興味があったこと、版元ドットコムや、非再販制の本の出版、電子書籍と紙の本を同時に発売するなど、様々なチャレンジをしていることに惹かれて、ポット出版を選びました。

実際にやらせていただいた仕事はどれも勉強になることばかりでした。
例えば、原稿のつけあわせ、素読み、ファクトチェックなどの校正作業は、編集の仕事の一端を垣間見ることができて、まさに出版社の仕事を肌で感じることができました。

また、様々な打ち合わせや会議にも同席させていただきました。
例えば著者の方とデザイン部の、カバーのデザインの打ち合わせでは、見返しの色について、著者が狙っている読者層に適した色なのか、カバーや帯などに使われている色との相性はどうか、など、見返しひとつでもこんなに議論がされるのか、と思い、本一冊が完成するまでにこれだけの時間が費やされて、これだけの人が関わっているんだということを実感しました。
出版会議などに参加させていただいたときは、電子書籍のISBNについての議論があり、タイムリーな出版界を見ることができたのも、インターンで実際に現場にいる醍醐味だと思いました。
版元ドットコムの会議にも参加させていただきましたが、様々な出版社の方たちの意見が聞けたり、意見のぶつかり合いが見れたり、仕事をする上での信頼関係とは、ただ円滑に仲良くできれば良いと言うわけではないんだな、とひしひしと感じました。

また、取材に同行させてほしいとお願いしたところ、佐藤さんが交渉して連れて行ってくださったり、五賀さんが取材の下調べとして、資料集めを手伝わせてくださったり、こちらからの要望にも応えてくださいました。
インタビューに同行させていただいて、人によってインタビューの仕方が違ったり、記事の分量に見合ったお話を聞く、など、実際に行かないと感じられないことをたくさん学ぶことができました。

「二週間で仕事を理解するなんて無理。むしろインターンっていうのは、仕事をしている人が何を考えて、どういう姿勢でいるのかを学べるものだと思うよ。」という上野さんのアドバイスを参考に、インターン中は仕事の内容の他にも、その人が何を考えて、どういうことに注意して仕事をしているのか、ということにも注目しながら過ごしました。
そうすることで学べたことはたくさんありましたが、中でも一番実感したのが、出版のお仕事は、頭の中のことをきちんと言語化して相手に伝えなければいけない場面が多い、ということです。そしてそれはとても難しいことだとも実感しました。

一番最初にそう思ったのは、私が上野さんに質問をした時、「その質問はつまりこういうことですか?」と捉え返された時です。自分の質問の仕方は、自分が知りたい情報を相手がパッと答えられるような、的を射た聞き方ができていないんだ、と自覚しました。インターン中は、相手に的確に伝わるように意識して話すように心がけましたが、まだまだ練習が必要だと思います…。
また、那須さんが、「ぼそぼそと自信なさげに話さないで、大きな声で話した方が自分の間違いに気付ける」と注意していたり、佐藤さんが「語尾までちゃんと話して」と言っているのを聞いて、話し方というのも大事なんだということも学びました。
小久保さんにも教えて頂きましたが、これから生活していく中で、コミュニケーション力、というものを意識して養っていきたいと思います。(小久保さん流の、バーに一人で行って色々な人とお話してコミュニケーション力を高める、というのも実践してみようと思います!)

また、インターン中に新しい自分を発見することもありました。私は今まで、地道なコツコツとした作業が向いていない、と思っていて、出版社で働きたいとは言っても、編集というより営業の方が向いているのかな、と思っていました。
しかし実際に校正をやらせていただいて、その奥の深さに見事にハマってしまいました。校正が楽しくて、お昼ごはんの時間も、食べながら原稿とずっとにらめっこしていました。

他にも吸収できたことが書ききれないほどたくさんありました。それも全て、たかだか二週間しかいないようなインターン生に、たくさんの時間とエネルギーをかけてくださったポット出版のみなさんのおかげです。
インターンに来る前は、少しでもお役に立てれば…と思っていましたが、むしろインターン生に仕事を体験させるというお仕事を増やしていると早々に気付き、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にみなさんありがとうございました。

23歳の猫と犬と「水中ニーソ」

先週、会社に犬連れ出勤しました。
点はいま換毛期なため、床が毛だらけになるわ、
なでると手が毛まみれになるわ、
俺さまのテリトリー気取りで訪問者にはワンワン吠えるわで、
顰蹙だらけの一週間でした。
スタッフのみんなごめんよ〜。

その理由は、てつすず日誌にもありましたが、23歳の猫です。
弁天のべんです。

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ろくな写真がなくて失礼。
23歳と聞いてギネスもの!と言ったら、甘かった。
鉄すず点咲が通っている動物病院の先生は、
いま26歳の猫を診ていると言ってた。
この前は27歳で死んだ猫を診たとも。

先生曰く、「長生きの猫の共通点は気が強いこと」。
「人間もそうだよ。気が強くなきゃ長生きできないよ」。
おっしゃるとおり、べんちゃん、ちょー気が強い。
我が家の犬2匹とも後ずさっていた。

で、我が家で犬たちを威嚇しまくり、
無事神戸に帰ったと思ったとたん、
今度はサクが、ちょーゲーリー・クーパーに。
理由はおそらくちょっと目を離したすきにあさった
ゴミ袋の中身だろうと推察。

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というわけで、今日も出社してまーす。
いない間の下痢が怖いので。
でも治ってきたみたい。朝から下痢なし。
よかったねえサクちゃん。

社内には毛まみれの犬4頭。
彼らに罪はないが、
近くにいるだけで暑苦しい。

涼やかな気分になるには
新刊「水中ニーソ」しかないでしょう。

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オチは今回も新刊の宣伝でございました。

招き猫と田亀源五郎さん

こ、これって…。

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ちょっと前になるんだが、
フランス人ご一行様がポットに来て、
その中の一人が自慢気に見せてくれたふくらはぎ。
日本の想い出というタイトルで、
カナダで彫ってもらった、という。
彼にとっての日本の想い出は、招き猫だったのか…。
それにしても福福しいふくらはぎ。

毎年春になるとフランス人ご一行様が
日本旅行のついでにポットにも立ち寄ってくれるんだけど、
そんなことになったきっかけが
田亀源五郎さんのコミック。

随分前に、田亀さんの漫画をフランスから注文してくれた
ある男性がいて、
たまたま田亀さんの個展がパリで開かれることになり、
ひょんなことからその男性とパリで会い、
以来、ずーっとささやかな交流が続いている。
というか、去年ヨーロッパ旅行に行ったときも
無茶苦茶お世話になったりして。

人の縁とは不思議なものです。
そんな縁結びをしてくれた田亀源五郎さんの新刊
いよいよ7月下旬に刊行できそうです。
お楽しみに〜〜。

ふくらはぎと二の腕の刺青、どっちが痛いんだろ。

校正、ああ悩ましい。

校正……ああ悩ましき校正。
ポットの勉強会と称して、月イチで校正勉強会をやっています。
この前宿題が出ました。
雑誌の見開きページのエッセイの校正で、
著者の生原稿と初校ゲラを渡され、付け合せと校閲をやるというもの。

結果、個人的に得た教訓。
こだわりはほどほどに(細かいところばっかり気にしていると大きなところが落ちる)。
間違いがなくなるまでやるというのは不可能。
校正者の組み合わせを考える。

先生によると、木を見て森を見ることができない人、逆に森は見れるけれど木は見ることができない人など、人によって得手不得手がある。だからこそ、全然違うタイプの校正者同士を組ませて補いあうのがいいんだとのこと。
みんなの赤字を見ながら、社内で誰と誰が組むといいかをしばし考える。

そんなこんなでもう雨の6月。

来週は、橋爪大三郎さんが東京新聞の「自著を語る」に登場予定!
弊社の新刊『驀進する世界のグリーン革命』についての原稿です。

『「監督失格」まで』すべり出し好調

『「監督失格」まで』、早い書店では先週末から販売が始まりました。
すべり出しなかなか好調!
2800円という高い本にもかかわらず、書店店頭で動いているのがうれしい。
中野のタコシェさんでは土日で5冊完売したという報告も!(追加でまた入っています)

「図工以外全滅人生」というポットサイトでも公開している
平野監督が書き下ろした序文に「それはそれは夢中になって作ってしまうのだ。」
とありますが、それぞれの作品を語ったくだりで夢中さがガンガン伝わってきて、
平野監督の作品を全部見たくなります、ほんとに。
刊行記念として、4月20日(土)〜4月26日(金)、
東京・渋谷「アップリンク」で『平野勝之 90年代作品特集上映』を開催する
ので、
こちらにもぜひお運びください。

南三陸町のミシン工房のいま

先の週末、昨年4月に刊行した「ねんねこりんの作り方」が縁で
知り合った南三陸工房「ミシンでお仕事プロジェクト」のみなさんの個展が銀座で開かれ、
行って来ました。

ミシンでお仕事プロジェクトとは、
3.11の震災後、被災した東北の女性たちにミシンを送り、
ミシンの仕事を通じて、仕事につなげていこうという自立支援プロジェクトです。

ミシン工房のみなさんが縫った「あんだもがんばっぺし!! Bag」が
製作者とともに紹介されていました。

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会場で開かれたトークでは、これまでの活動の紹介といまの南三陸町の様子を映像で見せてもらいましたが、
私たちが南三陸町を訪れた1年前と景色はほぼ変わっておらず、道程はこんなにも遠いのかと痛感しました。

今回は制作物ではなく、縫製者の人となりを紹介しようという狙いだったそうで、
作品とともに、それぞれの方のコメントや様子が紹介されていて、
「あんだもがんばっぺし!!」って言われてるようで、元気をもらいました。

あれから、朝起きると、「きょうもがんばっぺし!!」と唱えています。

昨日は、「女子をこじらせて」のこのカバー

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を書いてくれたMasshive(平松昭子さんとCBAさんのユニット)さんの個展に。
代官山UNICEで4月25日(木)まで開かれています。
久しぶりにガールズトークにまざって、ここでも元気をもらいました。
いや〜、ここのところの澱のようにたまった疲れが抜けた!

おまけ●
かつての同僚「おかけい」が久しぶりにポットに。
どんどん成長してる! 体が……。

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ず・ぼんとざぼん

ああ、しまったぁー!!!
次に日誌がまわってきたらこれだ!というネタを用意していたのに
すつかり忘れていた。
第二弾お届けします。

ず・ぼん18号、今回はず・ぼん編集委員の堀さんが
毎日毎日出社して編集作業にいそしんでくれました。

ず・ぼん作業も佳境のさしかかったある日、
和田が誕生日に実家から毎年送られてくるというざぼんを、
ひとりで食べきれないからと1個持って来た。
みんなで食べようと大田がざぼんをむいたその横で……。

堀さんとざぼんその1

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堀さんとざぼんその2

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机の上にあるのは、ず・ぼんのゲラ。
ず・ぼんとざぼんと堀さん……。

佳境のあまり、ナチュラルハイになっている編集部のある日のできごとでした。
いいのか、堀さん(推定61歳)。

お口直しにこちらをどうぞ。
すずちゃんとざぼん。

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それにしても、ざぼんの大きいこと。
今年は和田ん家に5個届いたらしい……。
不思議な和田家。