投稿者「宮崎 玲子」のアーカイブ

お部屋1872/部数と印税 7・上製の経費とアマゾンの順位

梅雨入りして鬱陶しい季節となりました。せめて気分だけでも爽やかにすべく、読んでない方はお先に以下に目を通してください。長くなってきたので、サブタイトルをつけてみました。

「1864/部数と印税 1・印税さまざま」
「1865/部数と印税 2・刷部数と実売」
「1866/部数と印税 3・下がる印税率」
「1868/部数と印税 4・上製にする理由」
「1870/部数と印税 5・本のみてくれ」
「1871/部数と印税 6・部数と定価」
 
 
今回はこれまでの補足です。

その前に事情説明。一昨日、「1871/部数と印税 6」を修正を加えた際にトラブルが生じたようで、ポットのサイト上では存在しないことになってました。深夜、帰宅してから気づいたのですが、一部を残して元データのほとんどが消えてしまってまして、ガックリ肩を落としつつ修復しました。

「何かあったのか」と心配してくれた方もいたようですが、単なる書き込み上のトラブルです。

では、補足の1。

「1868/部数と印税 4・上製にする理由」のコメント欄に、ポット出版の沢辺さんが、並製を上製にする経費を書いてくれました。

四六判で、並製と上製の差は30円程度。この場合は、部数の多寡には関係がないので、安い本でも高い本でも同じです(判型によっては違ってきましょうが)。
続きを読む

お部屋1871/部数と印税 6・部数と定価

読んでない方はお先に以下に目を通してください。

「1864/部数と印税 1」
「1865/部数と印税 2」
「1866/部数と印税 3」
「1688/部数と印税 4」
「1870/部数と印税 5」
  
  
困ったことに、このシリーズはまだ終わらないです。アホな右翼やアホな左翼のことを書いていてもなんのメリットもないので、このまま延々続けようかと思わないではない。

『エロスの原風景』はオールカラーです。この場合は、高い本だからオールカラーなのでなく、最初からオールカラーにしたいというのが私の意向でした。

現物を見ていただかないとわからないと思いますが、例えば今から一世紀前のフランスのポストカードを紹介した章があります。これが泣けてくるくらいに美しいのです。

当時はまだ写真のカラー印刷ができなかったため、カラーのポストカードは、手あるいはスタンプによる彩色です。中でも彩色のヌードものを私は集めています。この時代のモノクロのヌード・ポストカードは復刻もされていますが、カラーのヌードは珍しく、カラー印刷でしかその魅力を伝えられないでしょう。

これはカストリ雑誌も同様。今見ると粗いのではありますが、なんとも言えず、いい色が出ていまして、これもカラーで見せたい。昭和30年代にはカラーのグラビア印刷が登場して、今とほとんど変わらなくなるのですが、変わらないことを見せるにはやっぱりカラーで出すべきでしょう。モノクロにすると、途端に古くさく見えてしまいますので。
続きを読む

お部屋1870/部数と印税 5・本の見てくれ

まだの方は以下を先に読んでください。面倒だったら読まなくていいけど。

「1864/部数と印税 1」
「1865/部数と印税 2」
「1866/部数と印税 3」
「1868/部数と印税 4」
  
  
まだ今回はこのシリーズの最終回ではないです。終われる自信がなくなってきました。

「1866/部数と印税 3」で、雑誌は確実に売り上げを落とし、対して本の売り上げは横ばい、あるいは微減と書きましたが、これは出版界トータルの売り上げであって、タイトル数は増え続けてますから、一冊当りの売り上げは着実に減っています。

正確な数字は私も知らないですが、20年前に1万部売れたものが7千部、あるいは5千部くらいにさえなっているように感じます。

ブックオフでも、文庫や新書の値段は安定してますが、単行本は定価を問わず500円均一なんてこともよくやってます。定価3000円のものでも500円。そうしないと売れない。大きい本は重いし、邪魔ですからね。

安定している文庫や新書も、参入する出版社が相次ぎ、トータルの売り上げは伸びていても、一冊当りの売り上げは落ちているでしょう。かつて文庫は初刷が最低2万部と言われていたものですが、今は1万部を切るものもあります(出版社によりけりで、新潮社や講談社、文藝春秋あたりは今も最低2万部をキープしていそう)。
続きを読む

お部屋1868/部数と印税 4・上製にする理由

お読みでない方は、以下を先にどうぞ。

「1864/部数と印税 1」
「1865/部数と印税 2」
「1866/部数と印税 3」

61Kxx_YPtOL._SL500_AA240_.jpg

間もなく出る『エロスの原風景』を宣伝するために始めたシリーズなのですが、ついつい書き込んでしまって長くなってます。今回こそ終わるつもりだったのですが、さらに1回伸びました。もうちょっとおつきあいください。

今回は以前書いたことの焼き直しです。広く公開した文章ではないので、改めて書き直して出しておくことにしました。「部数と印税」ではなく、「部数と定価」がテーマです。

2004年に私の企画・監修で翻訳本『セックス・フォー・セール』を出した時、「3360円は高い」と文句をつけてきた人がいます。
続きを読む

お部屋1866/部数と印税 3・下がる印税率

「日本トンデモ本大賞」矢野穂積のパシリと化した人々傍聴人の写真を撮って議会で注意される恥ずかしい市議「貝になりたい」とわめき続ける饒舌な盗作者など気がかりなことがたくさんあるのですが、「1864/部数と印税 2」の続きです。

出版業界紙「新文化」をチェックしていると、出版界が終焉に向かっていることをヒシヒシと感じます。年にいくつも出版社が潰れているのはいつものこととも言えますが、書店のチェーンまでが次々と潰れています。そりゃ、本の売り上げが増えないのに、雑誌はコンビニにもっていかれ、本はアマゾンにもっていかれれば、書店は潰れるしかない。

かといって、コンビニとネット書店が既存のマーケットのすべてを支えられるかと言えば無理でしょう。町の書店が消滅しつつある中で、18禁のエロ本が危機に瀕しているように、書店があるから売れていた商品が存在しています。

「エロ本なんてなくなってもいい」と考える人たちもいそうですが、「くだらない本」「公序良俗に反する本」「どうでもいい本」「すぐに捨てられる本」「安直な本」を含めて本のマーケットは成立しています。むしろ、それが大多数かもしれない。

そういった本はついでに買うものだったり、勢いで買うものだったり、気分で買うものだったりしますから、わざわざアマゾンで探して買う人はあまりおらず、どうしたって部数は減ります。
続きを読む

お部屋1865/部数と印税 2・刷部数と実売

「1864/部数と印税 1」の続きです。

前回、「ネットでは印税について細かく、かつ正確に書かれたものが少ない」と書きました。

以下は、「印税とは」で検索すると上位にくる印税の説明です。

————————————————————————————————————

印税とは、著作権使用料です。本を出版するために、出版社が著作者に支払います。

単行本の定価の10パーセントが、印税分に割り当てられる場合が多いです。出版部数に応じて、印税は支払われます。

出版物が売れようが売れまいが、著者が受け取る印税は変わりません。

本が始めて出版されることを初版といい、次に出版されることを2版といいます。版が増えるその度に、印税は支払われるのです。

————————————————————————————————————

「1864/部数と印税 1」を読んだ方にはおわかりのように、「明らかに間違っている」とまでは言えなくても、これでは「買い取りもある」「実売計算の印税もある」「印税率はさまざま」「版と刷は違う」ということがわかりません。

その点、ウィキペディアの「印税」の項では必要最低限の説明がなされていますが、「詳しい説明」とは言いがたい。

なぜこうも印税について正確かつ詳細に語られることが少ないのかと言えば、印税は本を出す人しか興味がないってこともあるでしょうし、興味があるはずの著者たちも、こういう話を公開してはいけないと思い込んでいることがあるためです。
続きを読む

お部屋1864/部数と印税 1・印税さまざま【追記あり】

岩崎定夢の話はまだ続きますが、ここでちょっと休憩。休み休みやらないと、疲れますので。

間もなく新刊『エロスの原風景』が出ます。その宣伝をかねて、今回と次回は橋本玉泉さんが書いていた印税についての補足をしておきます。試しにネットで検索してみたのですが、印税について細かく、かつ正確に書かれたものが意外に少なかったものですから。

橋本さんが書いているように、本のギャラには「買い取り(買い切り)」「印税」があります。

「買い取り」というのは、最初に一定額の金をもらって、あとはいくら売れても金は支払われない方式で、多数の権利者が関わる本では、支払いの煩雑さを避けるため、「買い取り」になることがよくあります。しかし、通常、この「買い取り」は著作権を買い取ることではないので誤解なきよう。

ゴーストライターを起用する場合は、表に名前を出す人やその所属事務所と、書き手の力関係によって条件はさまざまで、印税を等分に分けるケースがある一方、買い取りの話もよく聞きます。何万部も売れているのに、ゴーストライターは30万円でおしまいだったりするわけです。ゴーストライターの権利については微妙な問題がさまざまあって、時にそれが表面化することもありますが、長くなるので、ここでは省略。
続きを読む

お部屋1863/瀬戸弘幸が触れられたくないこと

まだお読みでない方は先に以下をお読みください。

「1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢」
「1858/岩崎定夢のカンパ要請 」
「1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム 」
「1861/岩崎定夢とフリーライター社」
 
 
「維新政党・新風 副代表 瀬戸弘幸氏の資金は何処から? 倉庫」(以下、「瀬戸弘幸の資金倉庫」)に「瀬戸氏と岩崎定夢氏」のページができました。

岩崎定夢について、また、岩崎定夢と瀬戸弘幸の関係についての情報はこれでわかりやすくなりましょう。「瀬戸弘幸の資金倉庫」をどなたがやっているのか知らないですが、何か情報のある方はあちらか私の方にお寄せください。

「この人たちは、どうしてこうも瀬戸弘幸の陳述書に出て来た情報源にこだわっているのだろう」と訝しく思っている方も多いでしょうし、すでに関心さえなくしている方もいらっしゃいましょう。実際、この問題を取り上げ始めてから、思い切りこのブログのアクセスが減ってます。

しかし、瀬戸弘幸は、この展開に強い関心を抱いているはずです。かつて瀬戸弘幸が、私のところに、二度にわたって電話をしてきたことがあります(「1699/瀬戸と名乗る方へ」「1700/瀬戸と名乗る方へ 2」参照)。
続きを読む

お部屋1861/岩崎定夢とフリーライター社

読んでない方は先に以下をお読みください。

「1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢」
「1858/岩崎定夢のカンパ要請 」
「1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム 」

面白いなあ、このところの瀬戸弘幸。

「日本よ何処へ」の「創価学会御用ライター裁判(2)」では、いまさらながらに、「月刊タイムス社」の社長、「フリーライター社」の社長の名前をイニシャルにしてきました。

ついでに脱字のある実名で書かれた「裁判支援闘争のお知らせ 」までコソコソとイニシャルに書き換えてやんの。書き換え前の魚拓はこちら書き換え以降の魚拓はこちら

何か知られたくないことを書いてしまっていたのでしょうね。だったら、最初から名前を出すなよ。
続きを読む

お部屋1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム

WAWの「【御用ライター】政党副代表が陳述内容を変更」によると、瀬戸弘幸の陳述書は、人名や日付の間違いだけでなく、何から何まで怪しくなってきたようです。

誰であろうと、「伝聞の伝聞」というだけで信憑性は落ちるわけですが、まして伝言ゲームの最後の聞き取り手が瀬戸弘幸とあっては、動物のウンコが手榴弾になったり、ありもしない「内部告発」が聞こえてしまうのは朝飯前です。

裁判所に出す文書なのですから、「月刊タイムス」の社長に確認くらいとればいいでょうに。それどころか、師と仰ぐ岩崎定夢にさえ確認をとっておらず、岩崎定夢から訂正を申し入れられる始末。

————————————————————————————————————

 副代表氏は、今回の変更は知人氏からの申し出によるものだとした上で、「ライター氏が宗教団体と深い関係にあるため、(知人氏は)宗教団体広報部よりレイアウト済みで雑誌社に入稿されていると理解したため」と説明。ライター氏を経由する理由については、「(知人氏は)聞いてないそうですが、昔からそのようにやっていると言うこと(ママ)は雑誌社社長は言っていたそうです」。

————————————————————————————————————

WAWではなぜか名前を明記していないため、「副代表氏」「知人氏」「ライター氏」が誰を指すのか混乱しますし、WAWの記述の信憑性を落としてしまってますが、「副代表氏」は瀬戸弘幸、「知人氏」は岩崎定夢、「ライター氏」はここまで名前が出てきていない人物かと思われます。
続きを読む