投稿者「伏見 憲明」のアーカイブ

伏見 憲明 について

作家。 1963年生まれ。 著書に『魔女の息子』(第40回文藝賞受賞/河出書房新社)、『さびしさの授業』(理論社)、『ゲイという[経験]増補版』(ポット出版)ほか多数。 編集長として『クィア・ジャパン vol.1〜5』(勁草書房)、『クィア・ジャパン・リターンズ』(ポット出版)を刊行。 詳細なプロフィールへ→

欲望問題の書評

fushimiblog0000.jpgイダヒロユキさん、加藤秀一さんと、『欲望問題』に批判的な立場の方の書評が続いたところで、それに対して反論する神名龍子さんからの投稿がありました。神名さんはトランスジェンダーの業界では「武闘派」(笑)として知られる論客で、これも読み応えのある文章でした。議論っておもしろいですねえ。
それにしても、こういう論争に大学生とか院生とかが参加してこないのが本当に情けない。

加藤秀一さんの書評

が、やっとというか、ついにアップされました! 超多忙のところご執筆いただいて心より感謝申し上げます。いろいろな意味でよい書評で、伏見としても刺激になりました。最終的にジャッジをされるのは読者のみなさんですから、双方の書いたものを読み比べてみたらいかがでしょう?←つまり本を買えよ、と(笑)。
遠からず、総括的な対談でそれぞれの書評を取り上げさせていただこうと考えております。そのときに伏見からの感想やら突っ込みやら批判やらをお伝えすることになる予定です。

やっと批判らしい批判

『欲望問題』の書評にやっと批判らしい批判がアップされました。執筆してくださったのは社会学者のイダヒロユキさん。「シングル単位の社会」でおなじみの論者です。ぼくが言うのは相当ヘンですが(笑)、少しほっとしました。お忙しいところ書いてくださったイダさんには心から感謝!←嫌みでは全然ありません。

北海道新聞で書評

北海道新聞(2007.3.25)に『欲望問題』の書評が掲載されました。「反差別がはらむ課題」というタイトルで、精神科医の香山リカさんが執筆くださっています。北海道新聞の書評欄が自前で作っているのか、時事通信を使っているのかわからないのですが、共同配信の書評が精神科医の斎藤環さん、こちらの地方紙も執筆者が同じ精神科医ということで、なんだか不思議な感じがします。
話し換わりますが、昨晩久しぶりに二丁目のバーに飲みに行ったのですが、そこでは『欲望問題』の内容がけっこう物議をかもしているとのことでした。専用サイトの投稿でもその他のネット書評でも肯定的な意見が多く、「論理的な」批判がまったく出てこない状態なので、話題にもなっていないのかと思っていたら、そうでもないみたいです。それにしても、批判的に読んだ人は、そういう私的な場で文句を言うことしかできない腰抜けばかりなのか。と挑発的なことを書いてみる(笑)。

「週刊金曜日」「ぴあ」で紹介

『欲望問題』の書評を、北原みのりさんが「週刊金曜日」に「丁寧で優しい語り でも『保守的』」というタイトルで書いてくれました。「ぴあ」では浅野智哉さんがご紹介くださいました。ネット以外の媒体でもちらほら出てきましたね。ありがたいことです。

「週刊現代」で取り上げられました

『欲望問題』が「週刊現代」(3/7号)で取り上げられました。書評者はポットサイトにもご寄稿いただいた池田清彦先生。「自己決定をキーワードに”性への欲望””教育の本質”を問い直してみる」ということで、内田樹『下流志向』、諏訪哲二『なぜ勉強させるのか? 教育再生を根本から考える』とともに「リレー読書日記」で評してくださっています。とりあえず黙殺しようという雰囲気が一部にあるようなないような『欲望問題』ですので(笑)、二度もご紹介くださった中村うさきさんや、池田清彦先生には感謝、感謝です。

「昭和のゲイバァ」閉店

mishiam.jpg2/2から週末にアイランドさんのパーティルームで開店していた「昭和のゲイバァ」も昨晩を持って終了しました。計6日間の営業で実に多くの方々にご来店いただきました。心より感謝申し上げます。
このブログを観て来てくださった方も後半けっこういて、ネットで情報発信しているのも面白いなあと思いました。出版でもネットでも直接的な反応というのは意外と少ないもので、ときどき誰に向かってメッセージしているのかわからなくなるところがあります。なので、直接、それを受け止めてくださっている方々の顔の見ると、何か安心します。といっても、たまにトークイベントなどをしたりすると、伏見になんか文句つけてやろう!みたいな邪気を放っている方々が集まる傾向もあり(笑)、そういう空間は精神衛生上あまり良くないのですが、バー営業ではさすがにその手は来ないのでかなり楽しかったな。
写真は、お客様の一人(才色兼備の昭和のお姐様)が、このイベントのために寄贈してくださった三島由紀夫の『禁色』初版本(!)です。ありがとうございました。早速、会場に飾らせていただきました。貴重な一冊なのに恐縮です。自分を外に開くと素敵な出会いも生まれますね。他にも得難い出会いがあり、なかなかよい経験になったママ業でした。

発売1ヶ月

『欲望問題』発売して1ヶ月が経ちました。
「欲望問題プロジェクト」のほうはほぼ毎日更新され、30人以上の方々の書評などが掲載されました。一つの本に対してこれだけの書評が書かれるというのは類例がないのではないでしょうか。
すでにアップされているだけでも、中村うさき(作家)、黒川創(作家)、橋爪大三郎(社会学者)、松沢呉一(ライター)、遥洋子(作家、タレント)、小浜逸郎(批評家)、浜野佐知(映画監督)、吉澤夏子(社会学者)、岩井志麻子(作家)、松江哲明(映画監督)、斎藤綾子(作家)、速水由起子(ジャーナリスト)、永江朗(ライター)、広瀬桂子(編集者)、玉野真路(科学技術批評家)、山元大輔(生物学者)、菅沼勝彦(メルボルン大学大学院生)、池田清彦(生物学者)、伊藤菜子(フリーライター)、尾辻かな子(大阪府議会議員)、北原みのり(LOVE PEACE CLUB代表)、片岡義博(記者)、大原まり子(小説家)、竹下真一郎(大学院生)、ホーキング青山(芸人)、田辺貴久(ライター)、ぼせ(研修医)、川西由樹子(ライター)、おかべよしひろ(05,06年東京レズビアン&ゲイパレード実行委員長)、竹田青嗣(哲学者)、松本侑子(作家)、野口勝三(哲学研究者)……(敬称略)と、うっそー!と信じられないような豪華な面々。
まだこれからアップされる予定の方も少なからずいますが、とりあえず、心よりの感謝を申し上げたいです。超ご多忙の方々に拙著を読んでいただいただけでもありがたいところ、書評まで寄稿してもらえるとは! それも、それぞれが濃い内容の文章を綴ってくださいました。これで一冊の単行本にしてもいいくらい充実した書評群です。『欲望問題』は本当に幸せな本ですね。
若干ジェンダー方面の論客が少ないように思いますが、お願いした先生方、お返事お待ちしております! また投稿も募集していますので、激しくご批判いただければ幸いです。
◎中村うさぎさんが「本よみうり堂」(YOMIURI ON LINE)でもお勧めしてくださいました。
http://blogs.yomiuri.co.jp/book/2007/03/post_d9f4.html

づがれだー!

「昭和のゲイバァ」先週の土曜の営業はハードでした。お客さんが非常に多かったのと、トークイベントのダブルパンチで明け方はヘロヘロでした。ママ業とへ理屈業は両立しませんね。トークのときは頭が朦朧として自分が何をしゃべっているのか、質問されても相手が何を言っているのかも定かではなく(笑)、お越し下さった方々には申し訳なかったです。でも松沢さんと沢辺さんのお話しはとても面白く、皆さんにお楽しみいただけと思います。
さて、来週3/3(土)の追加営業で「昭和のゲイバァ」も終了です。後半は片付けなどしつつまったりとお客様と語り合いたいと思います。すでに来店された方も、まだの方も、遊びに来て下さいね。お待ちしております。