NHK ETV特集『鯨の町に生きる』

NHKのETV特集『鯨の町に生きる』(10:00pm-11:30pm)を見る。
映画『ザ・コーヴ』で鯨漁が問題視された和歌山県太地町に、NHK取材班が半年間、滞在し、撮った時間の重みを感じる。また、ドキュメンタリー(映像)のしなやかさと強さを。

ザ・コーヴにたいするオルタナティヴともいえる映像作品が世に出て、よかった。

NHKはBSで良質なドキュメンタリーを放映することが多いが、今回は地上波だった。民放が予算を削られる中、NHKは一つのドキュメンタリーに十二分な時間やスタッフ、労力を支える資金を投資することが少なくない。大量の番組のなかで、視聴者の「止まり木」といえるような作品をこれからも創って欲しい。

私はジャック=シラク前大統領の退任演説を思い出した。
彼はフランス国民にこう呼びかけた(意訳)。

これからも団結して連帯し続けてください。
もちろん、わたしたちは根本的に異なります。
考え方や価値観に大きな相違が当然ありえます。
だからこそ、対話(dialogue)の中で、融和する過程(concorde)で、
着地点を見いだすのです。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。