仏社会党のマドンナ、ロワイヤル氏が復帰

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インターネット新聞・JANJAN』に【 仏社会党のマドンナ、ロワイヤル氏が復帰】という記事を書きましたので転載します。
【本文】
 フランス社会党にとってマドンナ的存在であるポワトゥー=シャラント地方圏のセゴレーヌ=ロワイヤル知事が夏期バカンスを終え、政治活動を再開し、日刊紙「ルモンド」6日号のインタビューに登場した。
 4ヶ月前に大統領選で敗北した衝撃から立ち直ったといい、「最も難しいのは過去の問題です。今は新しいことに取り組むことで、均衡を得ていますよ」と語った。選挙を振り返り「選挙戦の初めはとてつもない急激な変化が待っていました。そして、言い様のないくらいに濃密な時間を過ごしました。気分を奮い立たせ、心を揺り動かし、同時に荒々しい時間でした」「ただ今日は私がやったことは意義があり、とても強いものだったと思えます」と述べた。
 敗因について聞かれると、「間違いなく私に(責任の)一端があることを認めています。でも、責任を感じるのはニコラ=サルコジ大統領が2012年の任期までに政治やフランスという国を急激に変えうることです。」と述べ、サルコジ氏による新自由主義路線の改革に懸念を表明した。
 ロワイヤル氏は2012年大統領選挙への出馬や2008年秋の仏社会党大会で選出される新党首への立候補が取りざたされている。「まだ、時期尚早の話です。」とこの問題についてロワイヤル氏は触れなかった。しかし、ロワイヤル氏は新党首の有力候補と見られており、同党が社会主義路線から社民主義路線へと転換するべきだと公言している。
 また、党制度を党員の意見がより反映される参加型民主主義のシステムに脱皮すべきだと説いている。大統領選で旋風を巻き起こしたセゴレーヌ=ロワイヤル氏が再び風を起こすことはあるだろうか?
写真脚注:2007年4月19日にトゥールーズの集会で演説するロワイヤル知事(撮影:Guillaume Paumier)。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。