パリ市長が再選出馬の意向表明

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日刊ベリタ』に【パリ市長が再選出馬の意向表明】というタイトルの記事を執筆しましたので転載します。
【本文】
 パリ市長のベルトラン=ドラノエ氏はこのほど、フランスの日刊紙「パリジヤン」とのインタビューに応じ、2008年3月のパリ市長選挙に再選を目指し出馬すると語った。「私の政策はパリを時代の先に行かせるものだ」と語り、「時代の先に行かせるとは、未来がもたらす変化の波にパリ市が飲み込まれないようにすることで、変化に対応した条例を制定していくことだ」と述べた。
 
 ドラノエ市長は上院議員だった1998年11月に民放の報道番組で「同性愛者である」ことをカミング・アウトし、2001年3月のパリ市長選挙では1995年から市長を務めていた現職保守系のジャン=ティベリ市長を破って当選した異色の経歴を持つ。 
 
 ドラノエ氏は市長職の先を見据えていると側近は語る。2012年春にフランスでは大統領選挙が行われる。現在の社会党にはめぼしい候補者がおらず、政治家好感度で常に上位につけるドラノエ氏を社会党候補に担ごうとする動きが党内で出てきている。ドラノエ氏も大統領への意欲はまんざらでなく、盟友である政治戦略のプロのリヨネル=ジョスパン元首相に相談しているともいわれている。
写真脚注:2005年5月中頃にパリ市内で社会党が開いた集会に参加したドラノエ市長(及川健二・撮影)。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。