仏下院選 新党ブームおきず 民主運動壊滅?

インターネット新聞・JANJAN』に【
仏下院選 新党ブームおきず 民主運動壊滅?
】という記事を書きましたので転載します。
 6月10日に投票を迎えるフランス下院議会議員(定数577名)で中道新党「民主運動」の動向に注目が集まっている。日刊「フィガロ」は9日紙面で、「新党『民主運動』は最悪の事態か?」という記事を掲載した。大手調査会社のIFOPは5月30日に発表した下院選に関する世論調査で「民主運動」の獲得議席を0~6議席と予想し、同じく調査会社のCSAは6月1日に発表した調査で同党の獲得議席を1~6議席と予想、TNS-Sofre社は5月30日に発表した調査で同党の議席を2~6議席と予想している。民主運動の前身「フランス民主連合」は下院に19議席占めていただけに、歴史的な大敗が予想される。
 民主運動は、2007年フランス大統領選挙の第1回投票で682万0914票(18.57%)を獲得し3位に就け、「バイル旋風」と呼ばれるまでに躍進したフランソワ=バイル党首が結成した党で、バイル旋風をバネに改選の19議席を大幅に上回る議席を獲得し、二大政党制のフランスに風穴を空けるべくつくられた。バイル氏は7日の集会で危機感を露わにし、「私たちは絶対的権力から市民を守りたい」「与党が下院の大半を占めれば、何の議論もなく大統領の提案が通っていく」と述べた。フランスのメディアでは脚光をあびて結成された民主運動だが、新党ブームは起きず、惨敗が予想されている。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。