フランス下院選は「サルコジ与党」が圧勝の見通し

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日刊ベリタ』に【フランス下院選は「サルコジ与党」が圧勝の見通し】というタイトルの記事を執筆しましたので転載します。
【リード】
 6月10日に第1回投票のフランス下院議会選挙(定員577人)を目前にして、各党が追い込みに入っている。スイスのラジオ局「ロマンド」は各種世論調査を基に、サルコジ大統領の与党・国民運動連合が400から460議席を獲得すると予想した。前回選挙で365議席を獲得して圧勝した同党が、歴史的な大勝を収めそうな気配だ。同局は、野党第1党の社会党の議席は80から150議席に留まると分析する。
【本文】 
 ニュースサイトのフランス・ブルスによれば、社会党のフランソワ=オランド党首は3日、パリ郊外で行った集会で「今春の大統領選挙のように、一票を有効に、より効果的に使おう」「下院選に勝利するためには左派勢力の結集が必要だ」と訴えた。 
 
 大統領選挙の第1回投票では、左派の支持者のほとんどがセゴレーヌ=ロワイヤル氏に投票し、他の左派候補は大惨敗を喫した。今回の下院選でも、社会党へ票を集中させることが有効だとオランド氏は強調する。 
 
 週刊誌セナクトュ(インターネット版)によれば、社会党の看板として全国を駆け回るロワイヤル氏は5日の集会で、「左派の下院議員が増えれば増えるほど、下院がフランスらしくなる」「左派の候補が勝てば世代交代につながり、女性の議員や様々な出身地の議員が増え、我々が暮らすフランスを体現することになる」と訴えた 
 
 一方、存亡がかかっている、緑の党のセシル=デュフロ党首は2日にリヨンで行われた集会で、「現在の3議席が倍の6議席になることを期待している。いま、環境問題に対する関心が高まっている。議席倍増は決して不可能ではない」と強気の発言をした。ただ、世論調査では1~2議席に留まるとの見方が強い。 
 
 中道派を結集した注目の新党・民主運動は6日、党ホームページ上で、フランソワ=バイル党首のインタビューを掲載した。バイル氏は「与党が圧勝すれば、サルコジ大統領に全権力が集中する。フランス人は権力の集中に反対するはずだ」との見通しを示し、与党圧勝を危惧する有権者の受け皿に同党がなると述べた。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。