「有権者はサルコジ仏大統領に騙されている」とロワイヤル氏が非難

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インターネット新聞・JANJAN』に【 「有権者はサルコジ仏大統領に騙されている」とロワイヤル氏が非難】という記事を書いたので転載します。
【本文】
 今春のフランス大統領選挙で決選投票に進出するも、右派のニコラ=サルコジ大統領に敗退した左派のセゴレーヌ=ロワイヤル下院議員が、26日、敗北後、初めて公の場に姿を現した。
 フランス南西部のロシャル市を訪れたロワイヤル氏は6月10日、17日に投票が行われる下院議会議員選挙に同地区から出馬中の社会党候補の応援に駆けつけ、「サルコジ大統領に投票した有権者は裏切られている」「いくつもの公約が実現不可能であることに人々は徐々に気づくことになろう」とサルコジ氏を批判した。ロワイヤル氏は今後、「党の顔」として毎日フランス各地を周り、社会党の候補の応援に入る予定だ。
 28日に国営テレビ「フランス2」の報道番組に出演したロワイヤル氏は「フランス国民を守る強力な野党勢力を保持するために、総力戦で臨むべきだ。また、左派はソフト・ウェアをつくりなおさなければならない」と述べ、旧態依然としたイデオロギー論争では有権者の支持は得られないとの見方を披露した。
 また、「大統領選挙で盛り上がった運動を続ける必要がある。政治手法の根本的な改革を選挙中に私は行なった。つまり、市民参加型の民主主義を実現した。今日問題になっている問題に対処するためには社会党には新しいソフト・ウェアの導入が必要だ」と強調した。
 フランソワ=オランド「社会党」党首は下院選で劣勢に立つ社会党の巻き返しを図るため、辞任の意思を表明している。社会党の新党首に就任する意志はあるか尋ねられると、ロワイヤル氏は「現段階ではあらゆる可能性を排除しない」と述べ、意欲を滲ませた。
 下院選の投票が迫る中、各地から応援依頼が来るなど、ロワイヤル人気は健在で、新党首に就任する可能性は十分に有り得る。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。