「生きる」という権利―麻原彰晃主任弁護人の手記

第一審で麻原彰晃・死刑囚の主任弁護人を務めた安田好弘・弁護士の著書【「生きる」という権利―麻原彰晃主任弁護人の手記】(講談社)を手にとり、麻原裁判の章のみを読んだ。麻原死刑囚が96年終わり頃から弁護団との意志疎通がとれなくなり、法廷で不規則発言を繰り返すようになり、最終的にはまったく意志疎通がとれなくなった……という過程が淡々と書かれている。
麻原裁判を2003年頃だったか傍聴したある人が、「麻原は完全に壊れている。何で精神鑑定しないのか」という疑問を口にしていた。同著の中では精神鑑定をあえてやらなかった安田弁護士たちの苦悩も赤裸々に書かれていて興味深い。
麻原裁判の一側面を知る上で、同著はおもしろい。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。