【フランス】デュポン=エニャン下院議員、出馬


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『日刊ベリタ』にフランス大統領選挙に関する記事を寄稿しましたので、転載します。
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政治団体「立ち上がれ!共和国」代表で、ニコラ=サルコジ内相が党首を務める政党「国民運動連合」所属のニコラ=デュポン=エニャン国民議会議員(45)がこのほど、同党を離党し、大統領選挙に出馬すると表明した。デュポン=エニャン氏は「ロワイヤル、サルコジ両氏に代わる第三の選択肢がフランス人には必要だ」と語った。(及川健二) 
 
 デュポン=エニャン氏は、1997年に国民議会議員に初当選して、2002年に再選し現在2期目。2005年5月29日にフランスで国民投票で否決された欧州憲法に反対した数少ない「国民運動連合」議員で、「社会的・愛国的ドゴール主義」を標榜している。 
 
 各種公共部門における民営化には反対し、新自由主義路線を突き進むサルコジ氏とは立場を異にする。資本主義が行き過ぎないように国家が管理すべきとし、国の独立を何よりも尊重する。グローバリズムには懐疑的で、もっとも伝統的なドゴール主義者といわれている。 
 
 2006年9月12日にはパリ市内で行われたフランスガス公社(GDF)民営化に反対する労働者の集会に参加した。 
 
同氏の政治理念は「共和国」「国家主権主義」ある。国家主権主義とは「共和国という国家の枠組みを絶対」だと考える立場であり、「欧州共和国という計画」に反対する立場だ。 
 
 サルコジ氏が進める英米型経済に関しては、「共和国の基本的価値は、個人主義・政教分離・民主主義・社会福祉である。これらは歴史的に受け継がれてきたものだ。」と述べ、「社会福祉に関する限り、経済的自由主義は共和国の理念に合致しない」と語った。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。