電車内とホームレス

フランスの電車・地下鉄に乗っていると時折ホームレスが乗車してきて演説を始める。自分の窮状を訴えて、お金なりレストランのチケットなりを恵んでくださいと訴える。そして、車内を端から端まで歩く。中にはお金を恵む人もいる。ホームレスは仕事が終わると次の車両へとうつっていく。
今日(金曜日)の夕方、電車に乗っていると、初老の物乞いがやってきた。
高齢な上に着ているものが貧相だったからだろう、彼を見るなり財布をとりだして、いくらかお金をあげる人が何人もいた。それを見ながら、個人主義の傾向が強いフランスにもいいところがあるよなあーと思った。東京で電車内にホームレスが無賃乗車してきて、自らの窮状を訴える姿を想像して欲しい。人は金銭をはたしてあげるだろうか。お金をあげるどころか駅員なり警官なりを呼んで排除させようとする人も出てくるのではなかろうか。まあフランスもニコラ=サルコジ内相が大統領になったならば、こういう美徳も廃れていくのかもしれない。
追伸:当ブロク常連のTN様が重要な書き込みをいくつかしていたのでcheck it out!!!

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。