あっぱれ、ロメロさん


『クィア・ジャパン・リターンズ Vol.1 ——あなたに恋人ができない理由 関係が続かない原因』でわしがフランス国民運動連合(UMP)所属のジャン=リュック=ロメロ地方県議会議員についてルポルタージュした。氏はゲイでありHIV感染者であり、私が尊敬するフランス人の一人だ。
クリスチャン=ヴァネストという哲学者でありUMP所属の国民議会議員(日本の衆院に当たる)で同性愛は異性愛に比べて劣等だ」などと同性愛批判を繰り返してきた人物が同性愛団体から訴えられていた裁判で罰金刑を命じられた。
ロメロさんは参考人として出廷し、ヴァネスト氏を強く非難し、UMPにたいして次の総選挙で公認すべきではないという書簡を送った。
なんというすばらしい行動だろうか。いわば、自民党の国会議員が同性愛嫌悪に満ちた発言を繰り返し、裁判にかけられた。そのときに自民党所属のゲイフレンドリーな都議会議員が国会議員を非難し、次の選挙では公認するな、と毅然と発言したようなものだ。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

あっぱれ、ロメロさん」への2件のフィードバック

  1. tn

    日本の配給会社による「ブロークバック」の公式HPができました。3/4東京・渋谷シネマライズで公開です。全国公開は3/18から。http://www.wisepolicy.com/brokebackmountain/
    なお、ここには書かれてませんが、日本ではPG-12になるそうです。アメリカ(R指定)と比べて非常に寛容です(笑)。

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