サルコジ内相側近が同性カップルの養子縁組を支持

パリ郊外では動乱が起こっており、戒厳令前夜といった気がしなくもありません。「サルコジ内相側近が同性カップルの養子縁組を支持」と題した記事を書きましたので転載します。
「日刊ベリタ」のWebは下記通りです。
http://www.nikkanberita.com/
なかなか興味深い記事が多いですよ。わしはパリ特派員として、記事を送っています。
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 【パリ1日=及川健二】ニコラ・サルコジ内相の側近と目されるナディーヌ・モラノ国民議会議員は同性カップルが養子をひきとることについて支持を表明した。 
 
 同性カップルが子どもの親になることをテーマにした国際シンポジウムが先週パリ市内で開かれ、同議員もシンポジウムに出席した。終了後、リベラシオン紙のインタビューに応じ、同性の親が子育てしているケースをあげ、「今問われているのは、現実から目を背けるのか、事実を真正面から直視するのかということだ。同性カップルの子どもたちとて、他の子ども達と変わることない社会保障を受けなければならない」と述べた。 
 
 レズビアン女性が生殖技術を利用するために欧州の近隣諸国へ行く現状については、「女性が海外で受精する、そのために国外脱出するという自体は尋常ではない。妊娠・出産したいという女性の望みを禁じることはできない。平等の名の下に、生殖技術にアクセスする権利を認める必要がある」と述べ、キリスト教団体から反発の強い生殖技術を支持した。 
 
 多数の同性愛者のグループがかねてより同性カップルによる養子縁組を認める要望を出しており、同性愛者であることを公言しているパリ市長のベルトラン・ドラノエ氏も早急の事態打開を主張している。政権党に属する有力議員が動き出したことで、議論はますます活発化しそうだ。 
 
 モラノ議員はサルコジ内相が党首を務めるフランス国民運動連合に属する。 
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カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。