パリ市長と初めて話した日


これまでにパリ市長のBertrand DELANOEさんに市役所を通して幾度もインタビューを申し込んできた。しかしながら、つねに返答なし。拒否したという連絡があるならばまだしも、まったく連絡が来ない。
昨日、パリ市長と広島市長が同席する『パリ原爆展』のレセプションの取材にわたしは出かけた。そのとき顔見知りの新聞記者と話したのだが、同記者も同様の体験をフランスで何度もしたことがあるとか。取材依頼しても完全無視……という対応を、頻繁に受けるとか。
わたしはその日、これまでに撮ったドラノエ市長の写真と取材依頼状を携えた。直接本人に渡そうと思った。田中正造式の直訴だ。
レセプションが終わり、ドラノエさんが帰るところを、私は直撃した。
「ドラノエさん、これは私が撮った写真です」
といって、目の前でそれらを見せると、
「おー、私の写真じゃないか。あっ、Monsieur★★★と写っているやつだ」
といった。ドラノエさんがポルトガルの元大統領と写った写真を私は用意したのだ。
「本当にありがとう。ええと、あなたの住所はこの中に入っているのかな?では、ありがとう。Au revoir」
といって帰った。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

パリ市長と初めて話した日” に1件のフィードバックがあります

  1. tn

    映画「ローマの休日」のラストで、グレゴリー・ペック演ずる新聞記者が、アン王女(オードリー・ヘプバーン)に写真を渡すシーンを思い出しました。彼女はポーカーフェイスを貫いたけど。

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