ブラッド・ピットは黒チョコレート系、リチャード・ギアはクレープ系


日本でも本年公開されるブラッド・ピット主演の『Mr & Mrs Smith』を二度、見た。それまで氏を格好良いと感ずることはなかったのだが、同映画を観てはじめてセクシーだと感じた。ピットのテーストは、真っ黒で歯ごたえのある純粋チョコレートだ。一口かじると苦みも含めて、カカオの味が全体に広がる。甘さは抑えられていて、パンチが強い。同映画の相方はアンジェリーナ・ジョリー。ジョリーとピットというカップルは似合っている。
ピットと対照的なのは、リチャード・ギアだろう。4ヶ月前に『Shall we dance?』を見て、彼の甘い微笑に魅了された。ギアの顔を見ると私はクレープを連想してしまう。溶かしたばかりの温かいチョコレートと、バニラ・アイス、マロンのソースがくるまれた焼きたてのクレープを。想像するだけで口の中が甘くなって涙が出そうなくらいだけど、真っ白な皿に盛られたそんなクレープを、フォークとナイフでつついて、食べたくなることがたまにある。
レオナルド・ディカプリオはボジョレー・ヌーボーというところだろうか。いまは清新ですっきりした味わいだけど、年を経たときに耐えられるテーストであるかどうかは心許ない。ディカプリオの美貌に以前は心地よさを感じていたのだけれども、『Aviator』をみて彼へのある種のあこがれは収縮した。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。