フランスのゲイ雑誌からインタビュー依頼

フランスのゲイ雑誌からインタビュー依頼があった。東京プライド復活についてコメントがほしいとのことであった。まだ、返信はしていないものの、日仏LGBT(レズビアン・ゲイ・バイ・トランス)交流のためにも喜んで受けようと思っている。来月には、HIV感染者でゲイの地方議会議員・ジャン=リュック=ロメロさんと会談することになっている。いまのところ、フランスのLGBT事情を紹介することの方が多いが、仏語・英語をつかって日本のLGBT事情について今後は発表していく予定でもある。『伝説のオカマ』東郷健さん(彼の半生については及川健二&東郷健・著『常識を越えて オカマの道、七〇年』に詳しい)のことを紹介する仕事もしようとは思っている。
まあ、いずれにせよ、バカンスが空ける来週月曜日から、いままで停滞していた仕事を一気に進めるつもりだ。
さて、このブログで何度か紹介した映画『Dr. Kinsey』が日本についに上陸した。
http://www.kinsey.jp/
キンゼイ博士は1950年代に生きた性科学者でありながら、ゲイ・フレンドリーであり、好感が持てる人柄だ。映画の中では、キンゼイの研究者としての弱さや、大バッシングを受けて失意のうちにある姿、助手の男性とセックスをしたことなども、包み隠さずに描かれている。レズビアンの老女が出てくる映画の最期のシーンはとても感動的だ。
性に関心を持っている人、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイ・トランス)にはきっと満足のいく内容になっていると思う。『シンドラーのリスト』に主演し、『Batman begins』にも登場しているリーアム・ニーソンはキンゼイ役を素晴らしく演じてみせた。英国映画『Vera Drake』の俳優・女優たちに匹敵するぐらいのできだ。
映画のつくりにいくらか不満もあり、批判的コメントも多少くわえたものの、性規制が進み純潔主義に侵蝕されるいまの日本では画期的・刺激的だろうから、鑑賞されることをすすめたい。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。