欧州の風を東京レズビアン・ゲイパレードへ

「パレード応援週間」のため、開催日13日(土)も当ブログを更新する予定である。
欧州憲法の批准が議論されていたころ、『欧州緑の党』代表で欧州議会議員をつとめるダニエル=コーンベンディットが次のような論陣を張った。
「欧州憲法はけっして100点ではない。しかし、自由主義・民主主義という基本的価値に基づく欧州建設を前進させるものだ。だから、私は賛成する」
(彼が繰り返していた議論を及川が要約)
たとえ100点ではなくても前向きなものとして評価できる、だから支援・支持するとダニーはいったわけだが、かつての反体制の象徴(シンボル)による批准賛成論は左翼の反発を招き、彼は講演先でモノを投げつけられることがしばしあった。
三年ぶりに開催される東京レズビアン・ゲイパレード(TLGP)は完璧なモノではないかもしれない。しかし、日本のレズビアン・ゲイ・バイ・トランス(LGBT)の権利確立・市民権獲得を前進させるものである。
ブリュッセル、リール、パリ、ロンドン、アムステルダムといった欧州主要都市で開催されたゲイ・プライドに私は今年参加してきた。いずれの都市でもLGBT旋風とでも呼ぶべき、社会の雰囲気をよくする風が吹いていた。LGBTを扱った日本の小説・漫画・古典芸能は欧州にも広がっている。世界から注目されている東京のレズビアン・ゲイパレードが爆発的な成功をおさめられるよう、パリからエールをおくりたい。

カテゴリー: TOKYO PRIDE 2005 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。