映画『Hotel Rwanda』……ルワンダ大虐殺を描く……

 80万人以上の人々が抹殺されたといわれているルワンダ虐殺から今年で11年になる。

先日、フランスでも公開された『Hotel Rwanda』を鑑賞した。94年4月に同国の大統領が何者かの手によって暗殺されたことによって、悲劇は始まる。国民の85%を占めるフツ族はツチ族への殺戮を呼びかける。
同映画の主人公はルワンダの首都にある四つ星ホテルの副支配人として働くポール(フツ族出身)。支配人が、動乱が起きてから国外に脱出した後、彼がホテルの運営を行う。
国連軍が当時、駐屯していたのだが、ツチ族へのジェノサイドが続く中、戦闘が激化したことを理由に、途中で撤退する。
映画では国連の無力さも告発されている。
ただ、コソボやソマリアの例もあるように、人道を理由にした軍事介入には限界がある。タフな仕事とならざるをえない。たとえ国連軍が駐留し続けたら、事態がはたして好転しただろうか。心許ない限りである。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。