ゲイの政治家_、ピム・フォルタイン(Pim Fortuyn)の志と死

(画像をクリックすれば画面が拡大されます。写真はピム・フォルタイン氏の生前に撮られたもの)
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 暗殺されたゲイの著名人として、「ゲイの市長」と呼ばれたハーヴェイ・ミルクの名前は日本でも一部の間で、知られている。
 ゲイの活動家は世界どこでも、しばし受難にあう。
 ゲイのパリ市長・ドラノエさんは何年か前に、「ホモ嫌い」の男に刃物で刺され、重傷を負った。
 東郷健さん(東郷さんと私の共著『常識を越えて』に詳しい)も右翼に攻撃され、大けがをした。
 写真の人物は3年前にオランダで暗殺されたゲイの政治家・ピム・フォルタイン(Pim Fortuyn)氏の生前の姿である。彼が創立した政党・List Pim Fortuynから提供された(許諾済)。
 オランダの映画監督・テオ・ヴァン・ゴッホは、フォルタイン氏の半生を、「0605」という一本の作品にまとめた。しかし、その公開を見ることなく、イスラム教徒男性の手によって、ゴッホは殺害された。
 「自由と寛容」で知られたオランダは揺れている。
 ゴッホの暗殺後、モスクとキリスト教会の焼き討ちの応酬がつづいた。
 オランダで何が起きているのかを知る為にも、フォルタイン氏のことを記憶にとどめるためにも、映画「0605」が世界で放映されることを願う。
 ちなみに、予約者が100人集まれば刊行されるかもしれない拙著『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』の中で、フォルタイン氏のことは取り上げるつもりである。また、そのためにオランダに取材に行くつもりだ。現在、関係者に連絡をとっている。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。