反戦極右?

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 予約者募集中の『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』で、『極右とゲイ』について触れるため、最近、極右関係の資料に目を通しています。いずれ、触れることになりますが、何年か前に暗殺されたオランダの極右政党・党首はゲイであることをカミング・アウトし、ゲイの人権擁護を政策として掲げていました。
フランスの極右は、ゲイにたいしては冷ややかです。それはまあ、分かりきったことではあるのですが、彼らについて調べていて、面白い事実をいくつか、発見しました。
ヨーロッパでは蛇蝎のごとく嫌われ問題児扱いされている”ヒール役”のジャンマリー・ルペン”国民戦線”党首は、湾岸戦争・イラク戦争に際して、反戦の立場をとりました。湾岸戦争のときは、ミッテラン政権はイラクへの攻撃を支持しましたから、極右が反戦、社会党が攻撃支持という奇妙な状態が生まれました。彼は反ユダヤ発言をたびたび繰り返し、物議をかもしていますし、フランス国内のイスラム系住民に対する攻撃的発言も繰り返しています。しかしながら、アラブ諸国の大義には理解を示し、彼らのアイデンティティを認めています。
ルペン氏は国柄・伝統を重視し、グローバリズムに抵抗しているわけですから、各国の伝統を破壊した上で押し進めるネオコン的な「自由の拡大」を嫌悪するのは、当然といえば当然なわけです。
極右の話は『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』で続けますので、御興味のある方は御予約を!
予約はこちらから。予約するときは匿名・ペンネームでかまいませんので、メールアドレスだけ記入してください。メアドは公開されませんので、ご安心ください。
* 保坂展人さんが自身のブログで、教育学者の故・林竹二さんについて触れている。林さんの著作『教育亡国』(筑摩書房)を私は中学生の頃に目にした。たしか、保坂さんの『内申書裁判』についても、触れていたように記憶する。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

反戦極右?」への2件のフィードバック

  1. ナイン

    初めまして。
    『噂の真相』の投稿欄などで書かれていた頃から存じ上げてましたが、お元気そうで何よりです。。
    ブログを開設されたんですね、フランスは僕も好きな国です(まだ行ったことはないですが・・)。
    これからもパリレポート期待しています。

  2. ピンバック: 仙台インターネットマガジン ★仙台のフリーネット雑誌

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