’homophobie et les francais)

これから10回ほどにわたって「フランス人とホモ・フォビア」シリーズを展開していく。
 ゲイとレズビアンの雑誌『TETU』が2004年10月29日、30日にフランス人1003人を対象に「同性愛嫌悪」(L’homophobie)に関する電話調査を実施した。「同性性愛者は異性性愛者と同様の権利があたえられるべきだ」という設問に対して、次のような結果が出た(『TETU』2004年12月号90頁より)。
まったくもって賛成 :40%
どちらかといえば賛成:25%
まったくもって反対 :12%
どちらかといえば反対:18%
どちらともいえない : 5%

2004年2月に実施された調査では、同じ設問に対して、次のような結果だった(『TETU』2004年12月号90頁より)。
まったくもって賛成 :51%
どちらかといえば賛成:24%
まったくもって反対 : 8%
どちらかといえば反対:12%
どちらともいえない : 5%
 2月の調査では75%の人々が同性性愛者の権利に賛成したが、10月末の調査では同性性愛者の権利に賛成したのは65%、賛成者は10%減だ。
*1:調査結果とコメントは『TETU』2004年12月号の90-91頁に掲載されている。原文は仏文で書かれており、引用個所は筆者が邦訳した。調査にたいする筆者の総論を「【調査】フランス人とホモ・フォビア」シリーズの最終回で掲載予定である。同性愛嫌悪のフランス語をカタカナにすれば「オモフォビ」になる(冠詞の”L”をつければロモフォビ)。ホモ・フォビアという英語読みで表記したのは、こちらのほうが日本では一般的に使用されているからだ。
*2:読者のみなさまにお願いがあります。日仏比較を試みようと思いますので、日本の ①HIV ②ゲイ ③セックスに対する信頼できるアンケート調査をもし御存知であれば、御紹介いただければ幸いに存じます。

カテゴリー: 『Gay @ Paris』原稿 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。