鳩のお尻?(Fesses des pigeons)

城塞の窓から、ずっと(筆者・撮影) 前回の話の続き、城塞においてである。
 石できた城塞の中を鳩が自由に飛び回っていた。せわしなく飛んでは城壁で休む鳩に、
「ぽっぽー、ぽっぽー」
 と呼びかけていたら、フランス人講師がニヤリと笑って、
「ポッポーだって?ドイツ語ではここのことを指すんだよ」
 といって、自分のお尻を右手で叩いた。
 とあるパリの語学学校で、二〇〇四年九月の金曜日の午後、パーティーが催された。ドイツ人学生が日本人の学生と団らんしていたので、割り込み、
「日本では鳩の鳴き声は、ぽっぽーっていうんだ」
 といったら、グラスを片手にして白ワインを飲んでいたドイツ人は吹き出し、
「ポッポーだって?」
 と聞き返すのだった。周りの日本人は何が可笑しいのか分からない様子だったから、
「ドイツ語では、お尻のことを”ぽっぽー”っていうらしい。それって、ほんとだったんだな」
 と説明した。あきれ顔をされたことは言うまでもない。
(写真は、城塞の窓から。筆者撮影)

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。