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デジクリ連載[22]緊デジ事業で中間交換フォーマットを見送ったことについて

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[22]
緊デジ事業で中間交換フォーマットを見送ったことについて

沢辺 均
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120515140200.html >
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「緊デジ事業」というのがある。経済産業省の補助金事業で、中小出版社が電子書籍を制作する際に、その制作費の1/2、東北関連の出版社の本・東北関連の内容の本の場合は2/3を補助するもの。そして、その制作をできるだけ東北でおこなうことを条件としている。僕はそのフォーマット策定などに関わっている。

緊デジとは(緊デジ.jp)
< http://www.kindigi.jp/about/ >

●緊デジでの電子書籍フォーマット

フォーマットは、フィックス型とリフロー型の2種類で、フィックス型ではドットブック+XMDF+EPUB3、リフロー型ではドットブック+XMDFで制作することにした。

それぞれ、今後別なフォーマットへの変換用の作業ファイル一式(アーカイブ用中間作業ファイル)と、実際に配信するためのビルドした電子書籍ファイル(配信用電子書籍ファイル)の制作をすることにした。

電子書籍制作仕様書の確定版を公開しました(緊デジ.jp)
< http://www.kindigi.jp/info/20120510a/ >

第一次素案の段階では、リフロー型の作業用ファイルとして、中間交換フォーマットでの制作を依頼して納品してもらうことにしていたが、最終的にはドットブックとXMDFのソースファイルであるTTXと記述ファイル(XMDFのソースファイル)にした。中間交換フォーマットでの保存をやめたわけだ。

そもそも、アーカイブ用のファイルも配信用とは別にわざわざ保存することにしたのは、今後の新しいフォーマットへの変換を視野に入れたからだ。その新しいフォーマットというのは、もちろんEPUB3に他ならない。

EPUB3はその日本語版の基準の合意が形成されていないし、電子書籍書店での採用は進んでおらず、ビュアーでの対応も数少ない。しかし、いずれこうした問題は各社の努力で解消されて利用が拡大することは、ほぼ間違えないだろうと思う。だから、EPUB3への変換の準備は、この段階で必要なことである。

●中間交換フォーマットの採用を見送った理由

採用を見送ったイチバン大きな理由は、実際の制作経験が電子書籍制作現場になかったことだ。そのため、制作各社での作業ワークフロー構築が困難だと判断した。これは、第一次素案の段階でもわかっていて当たり前のことだったのだから、まったく僕の見通しが甘かったとしか言いようがない。

また、ツールなどがなくて、制作現場では一括置換などをそれぞれが準備するなど、多くの手間がかかることになり、それは必然的にコスト増を招く。実際に、制作会社からは「中間交換フォーマットを制作するためのツールなどはないのか?」といった問合せが寄せられたりした。

横道にはいってしまうけれど、「三省デジ懇」では基準策定や調査研究が多くて、実際にその成果を生かすための後始末が足りないように思う。この中間交換フォーマットでは、ツールの作成公開までサポートして欲しかった。

●中間交換フォーマットが果たした役割

ところで、こうした検討をしてきたことで、改めて中間交換フォーマットの果たした役割を確認することができた。一つ目は、中間交換フォーマット策定が行われたことによって、ドットブックとXMDFの仕様がなかば「公開」されたことだと思う。

たとえば、ドットブックの仕様自体は公開されていない。ネット上を検索すれば、ドットブックの仕様が貼付けられているサイトを見つけることができる。これを利用して個人的にドットブックを作ることはできるだろうが、あくまで「個人的につかう」だけである。

もちろん、ボイジャーとサポート契約をすれば仕様書などを一式提供されるので、入手も難しくないわけだ。だが、たんにドットブックを制作するために利用することはともかく、たとえばドットブックとXMDFの交換ツールをつくるって商売するには、あらためて両社と契約しなおす必要がある。この仕様は、ドットブックとXMDFとの間で変換するための利用を前提に提供されるわけではないからだ。

中間交換フォーマット策定という場に、ボイジャー、シャープ両者がつくことによって、変換のための仕様交換が実現した。これが、中間交換フォーマットの果たした第一の役割だ。

二つ目がより重要だと思うのだが、ドットブックだけができること/ドットブックもXMDFもできること/XMDFだけができること、が明確に整理されたことだ。実際「ドットブックもXMDFもできること」がイチバン多いわけだが、やはりそれぞれでしかできないことは残る。

「ドットブックだけができること」と「XMDFだけができること」があるということは、それを修正しない限り変換は終了しない。で、このことはEPUB3への変換を想定した場合に、同じことがおきるということだ。

単純にいえば、「ドットブックもXMDFもできること」の範囲であれば、ドットブックとXMDFからEPUB3への変換がかなり問題なくできる。汎用性のあるファイルであるからだ。

よく、「紙の本で実現してきた体裁すべてを電子書籍に求めるべきではない、別なものなのだから」といった意見を聞くことがある。基本的には僕もそれに同感である。「ドットブックだけができること」と「XMDFだけができること」は、紙の本で実現してきた体裁を電子書籍に求めた(求めすぎた)場合であることが多い。

今回の緊デジの仕様で、中間交換フォーマットを採用することができれば(採用する環境が整っていれば、あるいは整えられれば)、EPUB3へ問題なく変換できるであろう「ドットブックでもXMDFでもできること」で、多くの保存用ファイルを制作できたと思う。

そのことを先送りしてしまったのが、今回の中間交換フォーマットでの保存用ファイル制作をあきらめたことの意味することだと考えている。

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

再開

全国の鉄すずファンのみなさま!
ずっとさぼっていて、たいへん申し訳ありませんでした。
鉄すず日誌、再開します。

鉄もすずも元気です。
GWはいつも通り、群馬の北軽井沢に行ってきました。
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いつも通り、たっぷり散歩して、たっぷり汚れて(すずのみ)きました。
北軽に行くと、鉄のアレルギーが悪化して目のまわりがハゲハゲに
口のまわりは赤くなっていたのだけど、今回は、変化なし!
実は、病院で出された新しい薬が、結構効いているようなのです。

目のまわりも、口のまわりも赤くなっていなーい!
(写真はカメラの前におやつを出されたため、一点集中しているところ)

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北軽井沢の大空に誓う、母の心情(笑)

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いただいた本●インクジェット時代がきた!─液晶テレビも骨も作れる驚異の技術

共著者・山路達也さんからいただきました。

書名●インクジェット時代がきた!
副書名●液晶テレビも骨も作れる驚異の技術
著●山口修一、山路達也
発行●光文社
定価●740円+税
2012年5月20日発行
ISBN978-4-334-03684-3 C0236
新書判/216ページ/並製

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●目次
○はじめに 傾きつつある日本のものづくり産業
○序章 20世紀型ものづくりの終焉
○第1章 インクジェットとは何か?
○第2章 ケーキに印刷、家にも印刷
・(1)印刷物をまるかじり――食品業界
・(2)モード界に新革命――アパレル業界
・(3)外壁だっておしゃれにプリント――建築業界
○第3章 2次元から3次元の印刷へ
・(1)思い出も工芸品も、まるごと復元――アート、工芸
・(2)紙のように薄いハイテク機器―エレクトニクス
・(3)スリム化する重工業――鋳物
○第4章 モノから医療へ
○終章 インクジェットで未来はどう変わるのか?
○おわりに インクジェットものづくり革命

5/16(水)は全快営業!

先週は臨時休業してしまい、申し訳ありませんでした。

5/16(水)のエフメゾは通常営業です。

17時から店を開けて、カレーなどを準備しつつ、皆様のお越しをお待ちしております!

お誘い合わせの上、二丁目まで遊びに来てくださいまし。

伏見ママ

BBQ

ゴールデンウィーク中、大阪にバーベキューに行ってきました。
他になにもしなかったわけではないのですが、純粋にバーベキュー。

大阪に住む友人が主催するバーベキューの会場は淀川の河川敷で、
あいにくの曇り空でしたが、朝10時から夕方まで、飲めや食えや、とても楽しい一日でした。

会場は大阪なのですが、東京で一緒に遊んでいる人たちも数人参加していたため、
ここは一体どこなんだという状態。
きっかけはアイドルなのですが、それだけでもなく、
なんの知り合いかと言われると困ってしまうような人たちと、遠く大阪の河川敷で。
最高ですね。

学生時代に「大学のときに友達は大切に。社会人になると友達なかなかできないよ」と言われていたのですが、
そんなこともないなーと思いました。
恵まれています。

本日(5/9)のエフメゾは臨時休業

伏見ママが風邪で体調を崩してしまい、エフメゾを臨時で休ませていただきます。

週1の営業とはいえ、4年間、皆勤賞でやってきた疲れが出たのかもしれません。申し訳ありません。

来週、5/16は元気でお店を開けたいと思います。

週末の読書会は開催します。

ご迷惑をおかけします!

伏見憲明

好きですHC

今年のポットのGWは9連休でした。
私は実家に帰省して、朝からワイドショーをだらだら見続け、昼寝、
韓流ドラマ(妻の誘惑)を見る、昼寝、夜は刺身と発泡酒…という毎日を過ごしました。
一番楽しかったイベントは、ホームセンターでの買い物です。
ハンズみたいにしゃれてない地方のホームセンター、大好きです。
まず入店した瞬間の、木材やら工具やらの匂いが好きです。
そして用もないのに必ず全ての棚を見たくなります。
特に角材や塩ビ波板等のコーナーはたまりません。
近所にヒカリエとか東急プラザ表参道原宿とかできたようですが
あんなに広い土地があるならHCを建ててほしい。

5/2(水)エフメゾは通常営業

メゾフォルテの休店日(水曜)を、伏見憲明が借りて営業しているのがエフメゾです。ゲイバーなのでゲイ中心主義ですが(笑)、ゲイ以外の性的少数者にも、異性愛者にも開かれたバーでもあります。ただし、「ブス!」とか「淫乱!」とかママに罵倒?されても、そういうゲイバーのノリを楽しめる方のみ入店をお願いしております。実際の客層は、ゲイが半分、あとの半分を女性やノンケ男子などが占めている感じです。

営業時間は19:00−04:00。ママの体調いかんでは早く店じまいすることもあります。ドリンクの他に、おでんや、ママが朝からぐつぐつ煮込んでいる名物「男ができるカレー」が用意されていて、食べると幸せになれます(たぶん、笑)。

エフメゾは水曜限定ですが、バー内部活?というのがあって、「読書部」ほかの活動で週末などにお客様が集まる機会があります。ときにはみんなで合宿をしたり、出かけたりもします。読書部は担当者が指定した本をみんなで読んできて、あーだこーだ話し合う場です。あと、モンハン部や煩悶部?などがあります。

● エフメゾから無料メルマガを発行しています。購読希望の方は、@yahoo.co.jpの前に、gaybarfushimiをつけたアドレスに、配信希望のアドレス、若干の自己紹介を記してメールをください。

● 伏見ママがエフメゾについて書いたエッセイは→こちら

住所:新宿区新宿2−14−16 タラクビル2F メゾフォルテ
*電話での場所のお問い合わせには応えるのが難しいので、ネット検索などで調べてお越しいただければと思います!